あまつかぜ 雲のかよひぢ 吹きとぢよ 乙女のすがた しばしとどめむ
【通釈】天空を吹き渡る風よ、雲をたくさん吹き寄せて、天上の通り路を塞いでしまっておくれ。天女の美しい姿を、もうしばらく引き留めたい(舞姫たちが退出する道を閉ざしてしまってくれ。もう少しその姿を見ていたい)。
百人一首にも収められている僧正遍昭(そうじょうへんじょう )の歌です。
遍照がデジカメかカメラつき携帯を持っていたら、きっと天女が舞っている姿をパチリパチリと撮って、その姿態を永遠にとどめたことでしょう。
一眼レフのカメラは持っていたので、妻の写真は何枚もあります。しかし、ヌードやあぶな絵のようなきわどいポーズの写真は一枚もありません。現像に出す関係もあって、そんな写真は撮れなかったのです。
妻が生きていた頃にデジカメを持っていたら、撮っておきたいというか、土下座してでも頼み込んで撮っただろうと思うポーズが三つほどあります。
その一つが上の写真で、アングルの「泉」です。
アングルといえば下の写真の「グランド・オダリスク」も有名ですが、こちらはなにぶん後姿なので、お尻が大きいのと足が太いのを気にしていた妻は、絶対そのポーズは撮らせてくれなかったと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/57/29/a9ec69df0bda0850e135768b77e91a7c.jpg)
「泉」のポーズに似た妻の姿は何度か目にしたことがあります。水瓶のかわりにシャワーを持っていたり、髪を洗った後ドライアをあてていたり、あるいはバスタオルで髪をふいていたりとか色々でしたが、妻のそういう姿はとても愛らしく色っぽいものでした。
妻は均整のとれたモデル体形などではなく、いわゆる下半身デブの体つきをしていましたが、下品な言い方をすると、実にエロっぽい姿でした。
休みの日に町田のラブホテルに行ったとき、お風呂場で妻にこの「泉」のポーズをとってもらったことがあります。そのときは妻もうまく私にのせられて、機嫌よくポーズをとってくれました。水瓶のかわりに風呂桶というのがご愛嬌です。
そのときの妻の姿は、気品とエロをあわせ持ったまさにヴィーナスでした。
妻の姿態を見て私は感動と衝動を覚え、湯船から出て妻の体に襲いかかっていきました。
風呂桶を持って「泉」のポーズをした妻の前にひざをつき、仰ぎ見るような形で妻の乳房に手をそえ、乳首に唇を近づけていったところで、風呂桶に入ってたお湯を頭にぶっかけられました。トホホホ、ホです。
それでも諦めずに妻に襲いかかっていったら、妻もやがて抵抗をするのをやめて、私の愛撫に応えてくれるようになりました。
その後のことは省略しますが、あの時、妻は正真正銘天女でした。