写画へのいざない

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梅林のある公園

2008-03-05 20:54:31 | 花ばな

     ・・・ 梅一輪 一輪ほどの あたたかさ・・・ 
 
 上述の俳句は、江戸時代前期の俳諧師・服部嵐雪の句だが、まさに、この時季にぴったりで、あちこちで梅を目にするが、厳しい寒さもあと僅か、あとは、見え隠れしている暖かい春を待つばかり、気分的にもホット一息つける時節である。

 梅の原産は中国、バラ科サクラ属の落葉高木で、日本には、奈良時代に遣隋使が持ち帰った由。
 渡来当初は、桜より愛でられたが、平安時代からは、桜の方に関心が移ったという。
 ご存知のように、実が梅干ととなり、梅雨の頃に収穫される。このため江戸時代には、各藩が非常食として梅干を作ることを奨励したため、全国に梅林が見られるようになったという。

 作品は、ウォーキングの途中にある港南台中央公園の梅で、左側の白い花をつけたのが梅の木であるが、主役の割にはあまり目立たない。
 被写体としての梅は、全体像を撮ると作品のように、花そのものが何だか判らず・・・と言って花をアップにすると、ブロック塀越しの隣の梅と見分けがつかず、迷いのすえ、梅の木は控えでも、構図的に見栄えが良い、境目が縦横に走るアングルとした。
 画像処理は、水彩・スャ塔W効果を用いた。

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