写画へのいざない

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赤い靴の女の子像

2009-11-25 20:27:00 | モニュメント・オブジェ

      ・・・赤い靴 履いてた 女の子 異人さんに連れられて行っちゃった・・・

 ご存知、大正11年に「赤い靴」として、野口雨情作詞・本居長世作曲で発表された童謡であるが、二番の歌詞の「横浜の波止場から船に乗って・・・」の詩の縁で、山下公園の中央に、海を見つめて座っている女の子像が造られた由。

 てっきり、山下公園のシンボルとして、此処だけの像と思っていたが、静岡県の日本平山頂、北海道の留寿都村 、小樽市の運河公園などに、六つもあるという。
 ・・・と言うのも、歌詞は実話を題材にして書かれたということで、少女の関連した場所に夫々造られていったとか。
 
 少女のモデルは、静岡県清水市出身の岩崎かよの娘・きみ(明治35年~明治44年)で、後の、育ての親から買って貰った赤い靴をいつも履いていたという。
 岩崎かよは未婚の母としてきみを育てていたが、生活苦から、北海道に渡り鈴木志郎と結婚するが、開拓生活の厳しさもあり、かよは義父の仲介により、娘・きみの養育をアメリカ人宣教師のヒュエット夫妻に託すことになる。
 やがて、ヒュエット夫妻は本国に帰る事になるが、その時きみは結核に冒されており、アメリカに連れて行く事が出来ず、孤児院に預けられる。
 病と闘いながら、少女は9歳の年で独り孤児院で亡くなっているが、その間、育ての親である宣教師の迎えを、波止場に佇んでは待ちわびたといい、作品の像でも分かるよう、港を見つめる姿は、どこか哀愁を感じさせるものがある。

 夏から紹介した、’09年のみなとみらいの散策は、今週を以って終了とするが、この後、中華街にでて、一度味わってみたいと思っていた「刀削麺」を食し、帰路についた。
 残念ながら、期待したほど「刀削麺」なるもの、獅「と思えず。

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氷川丸

2009-11-18 09:51:00 | 風景

 山下公園をマリンタワーに向って、東に進むと左側に、作品にある「氷川丸」が係留している。

 氷川丸は、日本郵船が昭和5年に竣工させた12,000t級の貨客船で、北太平洋航路で運航されていたが、太平洋戦争でも沈没を免れた数少ない大型船で、戦後も昭和35年まで運航し続けたという。
 除籍後は、本山下公園に係留されている。

 主要目・・・総トン数:11,622t  載貨重量トン数:10,436t
         全長  :163.3m   型幅     :20.12m
         乗客  :一~三等船客を含め 331名

 作品は、昼間撮ったにも係わらず、夜間の体を成しているが、トーンカーブ効果を用いたもの。

 

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マリンタワー

2009-11-11 09:31:00 | 風景

 大さん橋から来た道を戻り、山下公園通りを右に折れ、少し進むと左側に次の目的地の山下公園がある。

 作品は、山下公園から横浜マリンタワーを望んだもの。

 このマリンタワー、横浜開港100周年記念事業の一環として、市民の発意により建設が計画され、民間運営会社が昭和36年設立された由。
 3年前に横浜市が開港150周年に向け、再生することが決定され、今年5月に観光の拠点としての役割だけでなく、末永く愛される憩いの場としてリニューアルオープンされている。
 全長106m、展望台高さ91m、総重量12,000tとか。

 タワーを主役に撮ったつもりだが、右側のビルがやけに目立つ、調べたら昭和2年に創業したホテルニューグランドであった。
 このホテル、マッカーサーが終戦後直ぐ来場し3日泊まったホテルで、この3階の角部屋が「勝利の間」として、長い間親しまれていたとか。
 今は、平成14年リニューアルされ、マッカーサースイートとして、売りにしている由。
 因みに、マッカーサーは、戦前でも新婚旅行などで5度もここへ泊まったことがあるそうで、ニューグランドがたいへんお気に入りだったという。 

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ロイヤルウイング

2009-11-04 14:35:00 | 風景

 日本大通り駅を右に見て、更に海に向って進むと、横浜開港資料館が左にあり、その辺りから横浜港が望まれ、その先に目的地の大さん橋がある。

 大さん橋は、横浜港における客船の発着場で、横浜港のシンボル的な存在である。
 作品の、停泊中の船は、日本で唯一のエンターテイメント&レストラン船の「ロイヤルウイング」で、定員630名を誇る大型客船で、毎日4便、約2時間かけて横浜港内を運航している。
 運航中は、横浜の美しい景色が楽しめるとともに、本場中国広東料理や生演奏、テーブルマジックなど、エンターテイメントの数々が堪能できるという。

 船の傍で写真を撮りたかったが、網状のフェンスで囲まれ近寄れず、近くに居た守衛にチョツト入れてくれと頼んだが断られ、融通の利かないオッサンと思ってみたものの、こちらの我がままかと・・・止むを得ず作品はウッドデッキ通路の上部から撮ったもの。
 

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