父のブログは2005年6月から2010年4月まで、息子のブログは2014年5月から、それぞれご覧いただけます。
東大寺の四点王の胸像である。
元々、仏国土インドが発祥で 四点王とは、仏法を守護する鬼神で、仏教の世界説で、世界の中心に高くそびえ立つ須弥山の中腹に住み、東・西・南・北と4人で四方を守るという。
左側:広目天(こうもくてん)
西方世界を守護する。
古代インド神話に登場する Virupaksa (千里眼を持つ者)という意味から、この名がついたという。
その名が示すように、全ての世界の出来事を漏らさずに見届け、この世の真実を書き留めるため、手には巻物と筆を持ち、邪鬼を踏みつけた姿で表現されている。
四天王の中では、一番の男前で この人だけは武器を持っていない。
右側:持国天(じこくてん)
東方世界を守護する。
古代インド神話に登場する Dhrtarastra (国を支える者)という意味から、原名がそのまま和名となったという。
日本国内における時国天は、四天王の中で雄一兜をかぶり、長剣を構えて邪鬼を踏みつける姿が一般的である。
夫々の作品は大分前になるが、朝日新聞に東大寺 四天王の記事が掲載され、そこの写真をスキャナーでパソコンに撮り込み、原版にしたもの。
本来 全身像で、両手に持っている物、衣服、足元などが判らず残念であるが、逆に顔の表情が克明で、写画を作成するうえではメリットとなっている。
パソコンを使ってない人に朗報、遂に「写画への誘い」が本に!
と言っても、ここで PR しても パソコンを使えない人は、この文章を見る機会なく、「意味ないじゃん」・・・まったく その通り。
では、何で作成したの? となるが・・・
元々、いろいろな写画が出来上がった段階で、誰かに見て貰いたく、形あるものにしたいと 作品をプリンターし、アルバムに貼り付けたのが始まりであったが、アルバムは持ち運びに難があり、また、複製が現実的でなく、この本 形式を思いついたもの。
ただ、作ったとしても、そういった機会があるのか・・・を考えると、滅多にあるとも思われない。
結局のところは 自己満足ということか。
本は、半年の期間分を一冊にまとめ、現在 二冊目が完成。
作品は、背景のみ塗りつぶし、写画本は原版のまま。
小学校6年の頃か、長兄から紙相撲なる遊びを教わる
この遊びは、寸法などの規制はあるが、自分で力士を作り戦わせる面白さがあり、また、勝ち負けの技も多様で、足の角度、腕の長さ・角度、回しから下に付ける重しなどにより、その力士に得意技を持たせることもでき、奥が深く、一時 兄弟で夢中になったものである。
毎年 元旦に息子達が家族を連れ集まるが、この機会に爺の存在価値を示さんがため、孫に この遊びを教えようと、急遽 来る前に、ネットで調べ紙相撲を作る。
ところが、俄か作りのためか、意図した微妙な動きが得られず、孫たちは まったく興味を示さずガッカリしたが、その親である下の息子が、「俺が作った 丸太山 強かったんだよなぁ」と親父から遊んでもらった事を覚えており何とか面目を保った。
そんなことで、紙相撲で盛り上がることはできなかったが、逆に、孫たちが持ってきた任天堂のDSゲーム機の、今流行の「脳年齢」ゲームに大人達が夢中になり、確実に時代が変わっていることを痛感させられた。
作品は、俄か作りの紙相撲セットだが、粗を隠すため、モザイク・バブル効果を用い故意に原版の持つ画像をぼかしたが、不思議な画像に仕上がったと思う。
・・・誰でも子供の頃 必ず手にしているお年玉・・・
貰ったときの喜びとあの感触、もう半世紀前のことで記憶も薄れているが、今の子供と比べると、その感激は格段に高かったように思う。
昭和20年代の当時、子供がお金を手に入れる手段といえば、正月にお年玉を貰うことが一番確実性があった。
現在と異なり、親から毎月小遣いが貰えるとは限らず、どうしても欲しいなときは、周辺のガラクタを整理し、金目の物をくず屋に持ち込み、お金にしたものである。
今では、生活も豊かになり、親からの小遣いは滞ることもないだろうし、お年玉も少子化により、額も数も多くなったことなどにより、その感激の差もあって当たり前な気がする。
今でも覚えているが、お年玉で貰った数少ない紙幣を、少しでも多く見せたいため、折りたたみに工夫し、財布に収め ほくそ笑んだものである。
作品は、お年玉袋をガーゼ効果を用い写画にしたもの
・・・明けましておめでとうございます・・・
お正月ぐらいネクタイを締め背広姿でご挨拶をと、数年ぶりに正装?してみた。
現役を退いてからは滅多に背広を着る機会がなく、ましてや、ネクタイに至っては、それ以来、先ず締めた記憶がない。
にも拘らず、サラリーマン卒業を機に整理した際、その内の半分は、何やかやと理由をつけ捨て切れずタンスの肥やしになっている、これは ネクタイに限らず、一事が万事である。
貧苦を味わってきた、戦前生まれの物欲に対する執着か。
正月は1月の別名というが、どの期間を指すのだろうか・・・地域などによって異なり、3日までの「三が日」をいうところ、7日までの「松の内」までをいうところ、15日までの「小正月」までをいうところ・・・と まちまちである。
要は、当人が正月と思える期間が正月と言えようか、さしずめ、サラリーマンは年末年始の休みの間であろうか。
その言でいえば、現役を退いた小生は 一年中正月である。
作品は、二値化効果を用い白黒画像とし、ネクタイを強調したく、カラーにて加筆した。