鎌倉街道を境に港南台駅のある南側に住んでいる小生は、街道を超え北側へは、30m程奥にある日野ゴルフ練習場に偶に行く程度で、その奥は勾配の強い坂道があり避けてきたが、今回、新たなるウォーキング・コースを探そうと敢えて歩を進めてみた。
坂道を140~50mも登ると、作品の被写体とした「迎陽隧道」がある。
近くにあった説明文によれば、この辺りは、近隣に行くにも山越えが必要で、物を運ぶにも、人の行き来にも難儀な所で、これを何とかしたいということで、明治40年、部落の人たちが総出で、このトンネルを作る決意をし着手するも、当時は機械シャベルなどがなく、すべて手堀りで、大正4年に完成したという。
現在の隧道は、老朽化などにより昭和53年に更新されている。
作品は、坂道を登りきり「迎陽隧道」の出口側から撮ったものを、ペイント効果を用い写画にしたもの。
こちら側からは、トンネルの穴からお日様が望める・・・ということで「迎陽」という粋な名が付いたという。
本文を拝読して気になったのですが、この写真は坂道を登りきった出口側ではなく、麓側(ゴルフ場側)から撮影したものではないでしょうか。道のカーブの感じや手前に見える停止線からそのように感じました。隧道上の鬱蒼とした中を遊歩道らしき道があるのですが、歩いてみる勇気はありませんでした。(笑)