父のブログは2005年6月から2010年4月まで、息子のブログは2014年5月から、それぞれご覧いただけます。
カテゴリーは「愛読書より」としたが、むしろ、最近読んだ本と言った方が適切か。・・・
作家は、宇江佐真理(うえざ まり)と言い、小生としては初めてのトライ。
簡単に彼女の履歴に触れると、昭和24年、北海道函館市の生まれで、女子短大を卒業し、OLの後、主婦を経て、46歳の時(平成7年)「幻の声」でオール読物新人賞を受賞しデビュー、現在 時代小説作家として活躍中。
数多い本の中から、何を以ってこの本を選んだのか・・・ずばり、「恋いちもんめ」というタイトルと表紙の絵が持つノスタルジアに惚れたと言えよう。
あらすじは、本の見出しに記載されているままをコピーすれば、・・・年頃を迎えた水茶屋の娘・お初の前に、前触れもなく現れた若い男。青物屋の跡取り息子で栄蔵と名乗る青年は、彼女の見合い相手だった。その清廉な人柄に、戸惑いながらもしだいに惹かれてゆくお初。だが、ある事件を契機に二人の関係は思わぬ方向へ進み始める…。運命のいたずらに迄Mされる純愛の行き着く先は?感涙止まぬ、傑作時代小説。・・・とある。
新しい作家の作品については、今までも数回トライしたが、読みなれていないせいか馴染めず、続かなかったが、本品(本作家のもの)は読みやすく、更に2~3作品読んでみようと思っている。
♪♪今では指輪も まわるほど ・・・くちなしの白い花、おまえのような 花だった♪♪
ご存知、渡 哲也のヒット曲「くちなしの花」である。
数年前から、隣との境のブロック塀に、一部接触しながら咲く純白な花「くちなし」。
開花時期は6-7月で、開花当初は作品のように花弁は純白だが、その後、徐々に黄色に変わっていき、やがて萎れていく。
観賞に絶えられるのは、せいぜい1~2日と短い。
花には強い芳香があり、遠くからでも香ってくるが、春の沈丁花、秋の金木犀に並ぶという。
花言葉は、「洗練、優雅」「喜びを運ぶ」
作品は、純白さを強調したいため、色々な効果を試みたが、原版を超える純白は得られず、背景のみ黒色とし、花と葉は原版のままとした。
石段の参道を登りきると、10畳ほどの平坦があり、一旦はホットしたが、更に前面に30段余りの石段が続き、それを登るとヤット作品の八菅神社の本殿にたどり着く。
この本殿を中心に、樹齢三百年とも言われる老杉、スダジイの大木、赤松など 2.5ha に及ぶ社叢林(県指定天然記念物)があり、昼間でも薄暗く物静かな所である。
本殿の裏側には、左右夫々にハイキング・コースがあり、15分も歩けば厚木方面が一望できる展望広場とか、いこいの森、また、竜福寺などがあるというが、参道の石段でバテており、本殿をUターンし駐車場に戻った。
訪れたのは、平日の午前中であったが、駐車場は数台の車のみで、出くわした人も3~4名であった。
作品は、ペイントフレスコ効果を用いたもの。
先週掲載の鳥居をくぐり抜け社務所を過ぎると、目の前に崖の様に見上げる参道の石段が迫る。
これは男坂で、「破途胸(はとむね)」といい、胸が破れそうな急な石段からその名がついたという、確かに230段近くあるこの石段、喘ぎながらヤットのこと登りついた。
後から気がついたが、手前左手には、迂回しての登る緩やかな女坂があり、帰りはこの道を降りた。
八菅神社はいたる所に古木が有り、神社をうっそうと囲んでいる、社務所近くの右側の苧ムもその一つである。
作品は、石段が果、苧ムは切絵効果を用い写画に鉛筆スケッチ効したもの。
義父母の墓参りの行き返り、愛川町中津の交差点で目にする「八管神社」なる大きな立て看板、一度 行きたいと思っていたが、先週の蒸し暑い日、訪れる機会を得た。
看板の矢印に従い、5・6分も走り中津川に架かる八管橋を渡ると、直ぐ目の前に八管神社の鳥居を目にする。
八菅山の中腹にある「八菅神社」は、神奈川の景勝50選に指定されており、自然豊かなところである。
八菅山は当初蛇形山と言ったが、これは日本武尊が東征の折、この山に立ち、山の形大蛇に似る所より蛇形山と名付けられた。
その後、役の小角がこの地を訪れ六神を祭り修行を行った際に、八本の白菅が生え出ていたため「八菅山」と呼ばれるようになったという。
別名八菅の七社権現とも呼ばれているが、日本武尊など七神が祭神として祭られている。
作品は、グリーン・ハーブ効果を用いたもの、右側に「八菅神社」なる看板が見える。