二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

二胡の弓を洗おう!

2015-11-13 11:57:28 | ■工房便り 総合 

良い弓は良い音色を奏でます。

皆さんは弓を何年ぐらい使いますか?

ヴァイオリン等の弓はプロなら半年ぐらいで張替えます。

長い人でも、1,2年

二胡の弓は、5年も十年もそのまま使っている人もいます。

毎日一時間弾く人なら、1年ぐらいでダメになります。

徐々にダメになっていきますから新しい弓に取り換えて初めて、

前の毛がダメになっていたのに気が付きます。

最近では15000円、なあには20000円を超えるものも出てきました。

1年で捨てるのはもったいないですね。

と、思ってしまうと、ついついそのまま使ってしまいます。

そうするおtなんだか音が出なかったり滑ったり、何となく不具合を感じます。

その時捨てないでください。

弓の毛を洗うのです。

とにかく皆さんたくさん松脂付けますから、松脂がキューティクルにこびりついています。

松脂は40度ぐらいの温度でべたべたとしてきます。

そうすると、弓の毛はもう松脂のカバーがかかった状態になります。

そうすると弓が滑ります。

これはあらうと再度復活します。

勿論最初のころほどではなくとも、かなり良い感じになります。

たぶん、半年に1回ぐらい洗えば、弓は1年で捨てなくとも済むはずです。

こんな事を言うと楽器屋さんや先生の商売邪魔をするみたいですが、
私は二胡弾きさんの味方ですから!

洗い方は。

必ず中性洗剤を使うことです。(ラベルに中性と書いてあるものなら大丈夫です)

原液でそのまま、手でゆっくり毛に洗剤をしみこませ、横にしごくように洗って下さい。

その後真水(ぬるま湯、、寒いですから)で何回も指で毛をしごくように洗剤を洗い落として下さい。

そうすると指先崖にきゅきゅっと引っ掛かる感じが戻ります。




それからこの写真のように、手元のところへ何か丸い物(直径で30ミリ前後)の物を挟んで弓の毛をピンと張って乾かして下さい。

ドライヤーは使わないでください。

これは是非一度お試しください。弓が復活します。

福音弓も同じです、とかく皆さん松脂を付け過ぎです。



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