二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

皆様、台風による被害はありませんか?

2019-10-15 09:43:49 | ■工房便り 総合 
今回の台風、思わぬほどの被害をもたらしていますね。

まだまだ、すべての被害が分かっているわけでもなく、

まだこれからも二次災害も起こりかねません。

私なんぞが言うのも恐縮ですが、くれぐれも、お体大切になさってください。

あの方この方と、被害の出たところの町名など聞くと、あの方は近くではないか、などと思ってしまいます。

実際熊本の地震の時には、あるお客様が、その震源地のすぐそばにお住まいで、

まだ余震の続く中、連絡取れるかなと、また何か私にできないかと、

連絡を取ったりもしました、

幸いにもその方には、、それほどの被害はなかった」ようでした。

今回の台風、関東と東海に上陸と言われ、私たち関東に住む人間は、またマスコミも、大変なのは、関東ではないか、

どこかで、自分たちを意識し過ぎていたのだと思うのです、

これは反省しなければいけないことですね。

この台風の被害は、それこそ、東日本全体に及ぶとは、みな思ってはいなかったように思います。

光舜堂はやはり近いところ関東全域からのご来店のお客様が多いのですが、

気にかけてはいるのですが、まだ被害状況もはっきりしない中でご連絡を差し上げても、

かえってご迷惑をおかけするかもしれず、遠慮させていただいております。

皆様のお友達お知り合いの中に、災害地におられる方がいらしたら本当に気にかかることと思います。

私の工房も、今回の台風ではいささかの被害を受けています。

何しろ、多摩川の河川敷に工房はありますから。

15号では工房の屋根が一部破損し、19号が来るということで応急処置は施したのですが、

多少の被害は出ています。

日野橋という、比較的近くにある大きな橋が一部崩落の危険ということで通行止めになっているおかげで、

思わぬ交通渋滞が発生していたりもします。

そんなこんなでますます弓作りが遅れていまして、大変ご迷惑をおかけいたしております。

工房を整え次第、また弓作りを頑張ります。


ここからは私の独り言と思ってください。

以前から考えていたのですが、

日本は、常時戦争状態にあるのではないかということです。

相手は、もちろん自然です。

豊かな四季をもたらしてくれている、適度に寒暖差のある、とても風雅な自然でもあります。

また、手を入れずとも、自然に植物も茂り、地球の中でもかなり恵まれた自然ではあるのでしょう。

しかし反面、台風と、地震、それにより起こる津波。そして冬の豪雪。

世界の中でもこの面積の中で、これらすべてに常に脅かされる、地域であることも確かです。

時によっては年間数万人の犠牲者を出すのです。

20年くらいに一度は、そんな大きな地震が、間違いなくやってくる、のです。

もちろん毎年ハリケーンに襲われる、まさに襲われる、アメリカ南部もあります。

また数年に一度は地震の被害に遭う、インドネシアや、中国の四川省やチベットのあたりもあります。

確かに、台湾やフィリピンなどは台風も来れば地震にも襲われますが、豪雪はありません。

それらが合わせて襲い掛かってくるような地域というのは日本にきりないのではないでしょうか。

それらは太平洋戦争時の、深川に10万人に上る犠牲者を出したアメリカ軍による爆撃と、

被害という点では変わりがないでしょう。

しかし戦争は、人同士の戦いは、馬鹿な政治家の判断さえなければ、起きないのです。

その戦争を日本は憲法によって放棄しています。

その憲法をあえて変えてまで、人同士の戦いをするまでもなく。

日本は常に、自然の脅威と戦わなければいけないのです。

自衛隊はこのような時に常に、人命救助に当たっています。

他国と戦争する名目より、むしろ災害救助隊とした方が良いのではないでしょうか。

多分100億もする戦闘機一台の金額で相当な自然災害への準備ができるはずです。

もし万が一、自分の戦いでもない海外の戦争に自衛隊などがたくさん送られ、

その間に、このような台風あるいは東北や阪神などの地震や津波など来たら、

その間、人々は災害とどのように戦えるのでしょうか。

私もそうですが、これから高齢者が増えます。

私の知り合いの、80歳になる方が15号の台風でご自宅の屋根を飛ばされ、

電気は来ない水は来ない中で、ご自身で、ブルーシートを二階の屋根にかけたといいます。

凄いことですよ、全ての方が、70、80歳になって、こんなことができるわけでもないと思うのです。

私も工房の屋根の修理、さすがに一人ではできず、スタッフの若い人に手伝ってもらいました。

20リッターの水をもらいに、給水まで4キロの道のりを歩いた人もいました。

もちろん皆さんの中に今、まさに災害に遭って、不自由しておられる方もいらっしゃること思います。

今回の台風の中、何人かのお客さんが、多摩川が大変なことになっていると、

ご心配のメールをくださった方々もいます。

本当にうれしかったです。

そういう意味でも私は大変恵まれています。

戦後すぐのキャサリン台風が下町を襲ったときも、どうやら生き残りましたし

まだここには書けない、かなりの修羅場もくぐってきています。、

その後も何とか生き続けてくることが出来ました。

生き続けるということは、大変なことです。

いつも思うのは、何とか切り抜けた これも運でしかないな、ということです。

皆さんも、たぶんそのように感じられる方もいらっしゃるかと思います。

地震はともかく、治水は、、、水による被害は、国家のありかたで相当防げるのです。

水を治めるということは、国を治めるということだと言われてきています。

まずは自国の水を治めることができて初めて良い為政者となる、ともいわれて来ています。

今まで、何とか憲法に守られて、戦いを放棄してきています。

その憲法を変えるという話もあります。

他国と戦えるようにするのだそうです。

むしろ、日本は戦うなら、この自然の脅威でしょう。

阪神から新潟そして東北の地震と津波の被害は、その復興まだ考えれば、

太平洋戦争でだした、被害や災害に匹敵するかそれ以上ではないでしょうか、

他国と戦えば他国にもそして自国にも、多大な災いを引き起こします。

宗教的な戦争以外、人は誰もそんなことは望んではいないと思うのです。

など、などと二胡を作る合間に考えたりもしています。

そんなことを思ったとしてもこの爺にできることなどたかが知れています。

でもいつもどこかに災害が起こると、自分にできることはと、考えてしまいます。

たぶん皆さんもそのように思うと、思うのです。

ですので、もし万一、今回の台風、あるいは今後起きるかもしれない水の災害などで、

皆さんの二胡が被害にあったら、無料で治します。

水に浸かろうと泥にまみれていようと、そのまま送ってください。

あるいはご来店ください。

もし災害に合われていたら、、、皆さん、二胡どころではないと思います。

しかし、いつかは落ち着くでしょうその時に、ご自身の愛胡が泥にまみれていたりしたら、

とても悲しいと思うのです。

落ち着いてからでもよいです。

情けないことですが今の自分にできるのはそんなことでしかありません。

このブログを読んでおられる方、またそのお知り合いの二胡弾きさんが、そのような被害にあったら、お伝え願えますか。









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