大変ながらくお待たせしてしまって申し訳ありませんでした。
この夏以来、二胡姫さんには納品できずにいまして、
通販をお待ちいただいていた方には大変申し訳ない事をいたしました。
たぶん今週末あるいは来週には発売されると思います。(二胡姫さんの準備もありますから)
私なりに、チェロやヴァイオリンの弓を作っていて、現状の二胡の弓の製品としての不安定さというのは気が付いていました。
何々名人と言われる人の名前が付いた二胡の弓でさえも、以前購入した物と大変な違いがあったりしたのは皆さんもご存知だったと思います。
その上気に入っていても1年ぐらいで廃棄しなければいけないということ。
元々は、弓毛を何で張替えられないのかという疑問から始まり。
弓毛張替えますよと、始めたのですが、
お客様からのご意見で、
張替えるほど良い竹に出会っていない。
それでは竹自体もウチデ仕入れて、
とこれが甘かったですね。
コンスタントに同じレベルの物が来ない、それでは、ということで私なりに和弓の製作技術を学び
プロの皆さんに試してもらい、これならと製作販売し始めました。(初期のものには不具合も出てお客様にご迷惑もおかけしたこともあります)
最初は九州の二胡屋さんや東京の二胡屋さんでも、これは良い物だということで、発売し始めたところ、
そのオーナーからの「他の弓が売れなくなる」という理由で、発売中止になったり。
以前から、二胡の駒のはんばいでご協力いただいていた二胡姫さんでの発売を開始したところ、
殆ど毎回、発売して、3日ぐらいで完売してしまうような状態でした。
おかげさまで、福音弓の製作販売数。
630本。
おどろきましたねーーー。
毎日毎日弓だけ作っているような、しまいには私だけでは出来上がらず金工のスタッフたちまで駆り出して。
金工のスタッフたちは、火を扱うことになれています。
竹はそれぞれ硬さが違いますので、火であぶって硬さ調節などすぐ覚えました。
(ずいぶん火をかけすぎて燃やしたり折れたりもしましたが)
しかしタロ若からのクレーム、弓どころではないほど本業が忙しい!!!
一本一本竹の弾力を確認して、それに毛を張っていくのです。
西風9,5グラム、東風9グラム、と毛を図っていくのはほぉさんの役目です。
阿炳礼賛など、3種類の毛を混ぜて、一本の束にするのに、約1時間以上かかります。
その間にダメな毛や、短い物、枝毛を選別していくのもほぉさんの役目です。
人の髪の毛と同じで枝毛もあるのです。
その上ここにきて、来春のジブリ美術館の大改修、20年以上前に私の作ったお店が、2件もテレビなどの取材を受け、その反応に対する応接など、大変ありがたい事に、たくさんの仕事を抱えすぎました。
根が小心物の私は、やはり二胡姫さんにまとめて納品しなければというプレッシャーで、夜も寝られず。
というか、一日の99%の時間を弓造りに使うことになってしまうほどの注文には応じられなくなりました。(この間一日も休んでいないのです)
根を詰めたせいもあるでしょうが、動かない指を動かないくせに使わざるを得ないで、(動かないのになんででしょうね?)手の筋肉を傷めたりもしまして、
ここに二胡姫さんでの通販というのを中止させていただくことにしました。
ただ、光舜堂本体では、すでに来年に向かってもう20本以上のご予約をいただいています。
ご来店のお客様からも、福音き弓の製作は止めないでという、ご意見もあります。
そこで、爺としては、体力の無理のないスピードで、2,3ヶ月の余裕をいただきながら細々と製作は続けます。
大変お待ちいただくことになるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
そんな事を言いながら、さらに良い弓はできないか?
中国の竹を当てにしないで、もっとヴァイオリンの弓に近いほどの物はできないかと考えているのです。
「もう、病気!」とほぉさん。
この夏以来、二胡姫さんには納品できずにいまして、
通販をお待ちいただいていた方には大変申し訳ない事をいたしました。
たぶん今週末あるいは来週には発売されると思います。(二胡姫さんの準備もありますから)
私なりに、チェロやヴァイオリンの弓を作っていて、現状の二胡の弓の製品としての不安定さというのは気が付いていました。
何々名人と言われる人の名前が付いた二胡の弓でさえも、以前購入した物と大変な違いがあったりしたのは皆さんもご存知だったと思います。
その上気に入っていても1年ぐらいで廃棄しなければいけないということ。
元々は、弓毛を何で張替えられないのかという疑問から始まり。
弓毛張替えますよと、始めたのですが、
お客様からのご意見で、
張替えるほど良い竹に出会っていない。
それでは竹自体もウチデ仕入れて、
とこれが甘かったですね。
コンスタントに同じレベルの物が来ない、それでは、ということで私なりに和弓の製作技術を学び
プロの皆さんに試してもらい、これならと製作販売し始めました。(初期のものには不具合も出てお客様にご迷惑もおかけしたこともあります)
最初は九州の二胡屋さんや東京の二胡屋さんでも、これは良い物だということで、発売し始めたところ、
そのオーナーからの「他の弓が売れなくなる」という理由で、発売中止になったり。
以前から、二胡の駒のはんばいでご協力いただいていた二胡姫さんでの発売を開始したところ、
殆ど毎回、発売して、3日ぐらいで完売してしまうような状態でした。
おかげさまで、福音弓の製作販売数。
630本。
おどろきましたねーーー。
毎日毎日弓だけ作っているような、しまいには私だけでは出来上がらず金工のスタッフたちまで駆り出して。
金工のスタッフたちは、火を扱うことになれています。
竹はそれぞれ硬さが違いますので、火であぶって硬さ調節などすぐ覚えました。
(ずいぶん火をかけすぎて燃やしたり折れたりもしましたが)
しかしタロ若からのクレーム、弓どころではないほど本業が忙しい!!!
一本一本竹の弾力を確認して、それに毛を張っていくのです。
西風9,5グラム、東風9グラム、と毛を図っていくのはほぉさんの役目です。
阿炳礼賛など、3種類の毛を混ぜて、一本の束にするのに、約1時間以上かかります。
その間にダメな毛や、短い物、枝毛を選別していくのもほぉさんの役目です。
人の髪の毛と同じで枝毛もあるのです。
その上ここにきて、来春のジブリ美術館の大改修、20年以上前に私の作ったお店が、2件もテレビなどの取材を受け、その反応に対する応接など、大変ありがたい事に、たくさんの仕事を抱えすぎました。
根が小心物の私は、やはり二胡姫さんにまとめて納品しなければというプレッシャーで、夜も寝られず。
というか、一日の99%の時間を弓造りに使うことになってしまうほどの注文には応じられなくなりました。(この間一日も休んでいないのです)
根を詰めたせいもあるでしょうが、動かない指を動かないくせに使わざるを得ないで、(動かないのになんででしょうね?)手の筋肉を傷めたりもしまして、
ここに二胡姫さんでの通販というのを中止させていただくことにしました。
ただ、光舜堂本体では、すでに来年に向かってもう20本以上のご予約をいただいています。
ご来店のお客様からも、福音き弓の製作は止めないでという、ご意見もあります。
そこで、爺としては、体力の無理のないスピードで、2,3ヶ月の余裕をいただきながら細々と製作は続けます。
大変お待ちいただくことになるかもしれませんがどうぞよろしくお願いいたします。
そんな事を言いながら、さらに良い弓はできないか?
中国の竹を当てにしないで、もっとヴァイオリンの弓に近いほどの物はできないかと考えているのです。
「もう、病気!」とほぉさん。