この数か月で光舜堂にいらっしゃるお客様に急激に増えた、
テーピングテープを誤って貼っている方々、、、。
そもそも美しくない物を嫌いな光舜堂2人組は、テーピングテープは綺麗じゃないので
正しく貼ってあっても「うーーーーん。。。」と思ってしまうのですが、
あまりにも問題が多発してきたので
「楽器に何か貼るなんて嫌!」とばかり言っていられなくなりました。
デンペンにテープを貼る方々には、大きく分けて2通りの理由があるようです。
上級者、プロの人が必要なのは、
弦から離れた外側の場所だけ貼る、竹の音止めの為。
もう一つは、
大多数の人が貼る、デンペン保護の為。
ああ、あともうひとつ、意味が解らず貼る人もいますね。
デンペン保護タイプには、デンペンからシューシューと雑音が出るので、
と言う方も含まれます。
さて、上級者とプロは置いておいて、
問題なのは、デンペン全体を広く覆うように貼る方々のほうです。
既に貼っている方々は感じているであろう、
テープのベタベタだけが問題ではありません。
また、一部の方が感じている剥がれやすさは、
また貼ればいいのですから、手間でしょうが、さほど問題ではありません。
デンペン保護を必要とする方々は、
恐らく近くにデンペンを替えてくれる楽器店が無く、
デンペンが削れてしまったら後どうしよう、
と途方に暮れる前の苦肉の予防策なのでしょう。
シューシューと雑音が出ている原因がデンペンと判っていても、
テープを貼るくらいしか解決策が無いのかもしれません。
光舜堂に来ればいいのに、なんて言っても
何の慰めにもならない遠くの方も多いでしょう。
一部には、ご自分で頑張って良さそうな素材を探して
工夫して貼っている方々もいらっしゃいます。
(例えば、アルミの薄板、あるいは銅のテープ等金蔵系のテープなどもあります。
しかし、いくら薄いとはいえ金属ですから微妙に音は変わりますし弓毛も痛みます。
あと牛革の薄い物を張っている方もいます。これも一つの手段です)
ただ、そういう方は器用なので上手にその素材を扱えますが、
一般的ではないでしょう。
そんな中で、身近に入手出来、且つ、どうやら良さそうだ、ということで
数年前から愛好家の中で広まり出した医療用・スポーツ用のテーピングテープ。
それぞれに工夫して貼っている方、先生に貼っていただく方、
同じようなテーピングテープでも、貼り方は様々でした。
ところが、剥がれやすかったりすると嫌だと粘着力の高い物を選ぶと、
結局剥がれて来たり汚くなって、換えたくなった時に、
剥がしてみると酷くベタベタになります。
頻繁に交換する人はわずかでしょうから、汚くなって初めて変えようと思うと、
貼ってある時間が経てば経つほどベタベタは酷くなります。
或る人はそのベタベタが手におえず重ねて行くしかなく、
貼り重ね続けて8重になりました。 そこまで貼ると、もはや3Dです。
テープを止めたくても剥がした後のベタベタが取り去りきれなくて、
仕方なくまた新たに貼り続けている人もいます。
それから論外な貼り方として、
幅の広いテーピングテープの余った部分を表面の蛇皮にまで貼る方が!
余った部分を表側に織り込んでいるのです。
皮を抑え込むなんて楽器を鳴らなくするだけで、言語道断の様です!
皮の表面までテープを貼ると、音は止まり、音量も小さくなります。
しかしなんと、一部では先生方がそんな貼り方をして、生徒にも貼っています。
店主が「音が止まって良い音色が出るのを妨げていますよ」
と構造の理論的に説明しても、中国人の先生が貼ってくれたからと、
店主の言葉を信じられない方がいらっしゃいましたが、、、。
(その方はメンテナンス全般はその中国人の先生にお任せするのが良いでしょう)
そんなテーピングがベタベタで弓までダメにしているお客様が増えたので、
「こりゃ、テープを貼らなきゃいいのに、なんて言っていられないね!」
と店主は立ち上がりました!
が、しかし、
解決商品を開発すべく、集中的に研究、実験、を進める中で、
このテーピングテープには新たな問題が有ることに初めて気が付きました!
なぜプロや上級者が弦付近には貼らなかったのかが納得です。
テーピングテープを貼ると、テープに抵抗感があって、
弾き方にもよりますので一概には言えませんが、
脱力が出来て弾いている多くの人にとっては、非常に負担になるのです。
(確かに弾き方によってはその抵抗感で弓が安定するので
その抵抗感を好む人もいるようですが、
速弾きは出来にくく、スピードは落ちます)
ところが、人によっては
そのテープによる抵抗感は感じられないので
テープを貼っても何も問題無いと思ってしまいます。
そして、何もわからず人に貼ってもらった初心者は、
抵抗が無いように弾き続ける、、、
ということは、
そのテープの弓の毛の動きを邪魔する抵抗感と言うのが当たり前になってしまうと、
手の脱力をして良い音で二胡を奏でる、というのがとても実現しにくい
という事になります。
また、、
テーピングのテープは織が荒いので長時間弾いていると
粘着質がにじんで表に出て来て弓を確実に痛めます。
特に脱力が出来ていない人は弓がダメージを受け始めているのが判らず、
そのまま使い続けてしまいますので、さらにベタベタが酷くなるまで貼り続け、
弓毛にからみついて弓の毛が早々にダメになります。
脱力が出来ている人でも弓の毛が痛むのは同じです。
毛の寿命も短くなりますし、竹に貼り付いて演奏に悪影響が出る事も有ります。
毛質の丈夫な『福音弓の阿炳礼賛』は特にテープに絡まりやすいです。
だからと言って、上級者のような部分的な貼り方は
デンペン全体を保護する用途で使いたい人には無意味ですよね。
デンペンはテープで保護なんかせず、
きちんとデンペンそのものを交換するのが一番ではありますが、
楽器店でも接着技術を解っておらず、デンペンに適さない接着剤で付け、
直ぐに剥がれたり、隙間が出来て雑音を作り出したりしてしまう店もあります。
ですから、
交換が難しい環境にいる方々にそれを言うのは酷というもの。。。
ということで、
全面的にデンペンを覆うように貼っても
抵抗なく滑って弾ける素材を研究し、探し出し、テープにしました!
あらゆる既製品も試しましたが、妥協しない店主の眼鏡に適う物は無く、
結局新たに作る事にしました。
テープ製作にあたり使用した両面テープも、
実験を繰り返して楽器への接着に適した素材の物を探し出しました。
貼り易さ、扱いやすさも大事なポイントでしたし、
どうせ貼るなら色も綺麗なのが良いとカラー展開もすることにし、
完成したのが今回の新商品です。
色は、5色で、
ピンク、イエロー、エメラルドグリーン、ブルー、ライトグレーで、
同色3枚組ですので、用途に合わせて切って使えば倍以上、
覆うように貼るなら3回分使えます。
もう一つ耐久性の高いほうは、ホワイト1色です。
こちらは2枚組です。
どちらにしても消耗品です。
テープの耐久力は、弾き方、力の入れ具合、貼り方で持ちは大きく差が出ますので、
人によってそれぞれで、2週間~3ヵ月、と言ったところでしょうか。
ですから交換時期は、本当にフォームの違いや練習量で大きく異なりますので
個人差ががあり、明言出来ません。
とにかく下の粘着テープがはみ出たり、生地が破れて来たら交換です。
あらゆる素材知識があるからこその光舜堂、
楽器構造が解っているからこその光舜堂が、
皆さんのお悩みを解決すべく立ち上がって開発しました。
¥1350で近日発売予定♪
日本人若手奏者、桐子、峠岡慎太郎、も試作段階でモニター協力してくれ、
大絶賛いただきました☆
それでも店主は、
「何も貼らないのが一番良い!」 という意見は譲らないようですが。。。(笑)
テーピングテープを誤って貼っている方々、、、。
そもそも美しくない物を嫌いな光舜堂2人組は、テーピングテープは綺麗じゃないので
正しく貼ってあっても「うーーーーん。。。」と思ってしまうのですが、
あまりにも問題が多発してきたので
「楽器に何か貼るなんて嫌!」とばかり言っていられなくなりました。
デンペンにテープを貼る方々には、大きく分けて2通りの理由があるようです。
上級者、プロの人が必要なのは、
弦から離れた外側の場所だけ貼る、竹の音止めの為。
もう一つは、
大多数の人が貼る、デンペン保護の為。
ああ、あともうひとつ、意味が解らず貼る人もいますね。
デンペン保護タイプには、デンペンからシューシューと雑音が出るので、
と言う方も含まれます。
さて、上級者とプロは置いておいて、
問題なのは、デンペン全体を広く覆うように貼る方々のほうです。
既に貼っている方々は感じているであろう、
テープのベタベタだけが問題ではありません。
また、一部の方が感じている剥がれやすさは、
また貼ればいいのですから、手間でしょうが、さほど問題ではありません。
デンペン保護を必要とする方々は、
恐らく近くにデンペンを替えてくれる楽器店が無く、
デンペンが削れてしまったら後どうしよう、
と途方に暮れる前の苦肉の予防策なのでしょう。
シューシューと雑音が出ている原因がデンペンと判っていても、
テープを貼るくらいしか解決策が無いのかもしれません。
光舜堂に来ればいいのに、なんて言っても
何の慰めにもならない遠くの方も多いでしょう。
一部には、ご自分で頑張って良さそうな素材を探して
工夫して貼っている方々もいらっしゃいます。
(例えば、アルミの薄板、あるいは銅のテープ等金蔵系のテープなどもあります。
しかし、いくら薄いとはいえ金属ですから微妙に音は変わりますし弓毛も痛みます。
あと牛革の薄い物を張っている方もいます。これも一つの手段です)
ただ、そういう方は器用なので上手にその素材を扱えますが、
一般的ではないでしょう。
そんな中で、身近に入手出来、且つ、どうやら良さそうだ、ということで
数年前から愛好家の中で広まり出した医療用・スポーツ用のテーピングテープ。
それぞれに工夫して貼っている方、先生に貼っていただく方、
同じようなテーピングテープでも、貼り方は様々でした。
ところが、剥がれやすかったりすると嫌だと粘着力の高い物を選ぶと、
結局剥がれて来たり汚くなって、換えたくなった時に、
剥がしてみると酷くベタベタになります。
頻繁に交換する人はわずかでしょうから、汚くなって初めて変えようと思うと、
貼ってある時間が経てば経つほどベタベタは酷くなります。
或る人はそのベタベタが手におえず重ねて行くしかなく、
貼り重ね続けて8重になりました。 そこまで貼ると、もはや3Dです。
テープを止めたくても剥がした後のベタベタが取り去りきれなくて、
仕方なくまた新たに貼り続けている人もいます。
それから論外な貼り方として、
幅の広いテーピングテープの余った部分を表面の蛇皮にまで貼る方が!
余った部分を表側に織り込んでいるのです。
皮を抑え込むなんて楽器を鳴らなくするだけで、言語道断の様です!
皮の表面までテープを貼ると、音は止まり、音量も小さくなります。
しかしなんと、一部では先生方がそんな貼り方をして、生徒にも貼っています。
店主が「音が止まって良い音色が出るのを妨げていますよ」
と構造の理論的に説明しても、中国人の先生が貼ってくれたからと、
店主の言葉を信じられない方がいらっしゃいましたが、、、。
(その方はメンテナンス全般はその中国人の先生にお任せするのが良いでしょう)
そんなテーピングがベタベタで弓までダメにしているお客様が増えたので、
「こりゃ、テープを貼らなきゃいいのに、なんて言っていられないね!」
と店主は立ち上がりました!
が、しかし、
解決商品を開発すべく、集中的に研究、実験、を進める中で、
このテーピングテープには新たな問題が有ることに初めて気が付きました!
なぜプロや上級者が弦付近には貼らなかったのかが納得です。
テーピングテープを貼ると、テープに抵抗感があって、
弾き方にもよりますので一概には言えませんが、
脱力が出来て弾いている多くの人にとっては、非常に負担になるのです。
(確かに弾き方によってはその抵抗感で弓が安定するので
その抵抗感を好む人もいるようですが、
速弾きは出来にくく、スピードは落ちます)
ところが、人によっては
そのテープによる抵抗感は感じられないので
テープを貼っても何も問題無いと思ってしまいます。
そして、何もわからず人に貼ってもらった初心者は、
抵抗が無いように弾き続ける、、、
ということは、
そのテープの弓の毛の動きを邪魔する抵抗感と言うのが当たり前になってしまうと、
手の脱力をして良い音で二胡を奏でる、というのがとても実現しにくい
という事になります。
また、、
テーピングのテープは織が荒いので長時間弾いていると
粘着質がにじんで表に出て来て弓を確実に痛めます。
特に脱力が出来ていない人は弓がダメージを受け始めているのが判らず、
そのまま使い続けてしまいますので、さらにベタベタが酷くなるまで貼り続け、
弓毛にからみついて弓の毛が早々にダメになります。
脱力が出来ている人でも弓の毛が痛むのは同じです。
毛の寿命も短くなりますし、竹に貼り付いて演奏に悪影響が出る事も有ります。
毛質の丈夫な『福音弓の阿炳礼賛』は特にテープに絡まりやすいです。
だからと言って、上級者のような部分的な貼り方は
デンペン全体を保護する用途で使いたい人には無意味ですよね。
デンペンはテープで保護なんかせず、
きちんとデンペンそのものを交換するのが一番ではありますが、
楽器店でも接着技術を解っておらず、デンペンに適さない接着剤で付け、
直ぐに剥がれたり、隙間が出来て雑音を作り出したりしてしまう店もあります。
ですから、
交換が難しい環境にいる方々にそれを言うのは酷というもの。。。
ということで、
全面的にデンペンを覆うように貼っても
抵抗なく滑って弾ける素材を研究し、探し出し、テープにしました!
あらゆる既製品も試しましたが、妥協しない店主の眼鏡に適う物は無く、
結局新たに作る事にしました。
テープ製作にあたり使用した両面テープも、
実験を繰り返して楽器への接着に適した素材の物を探し出しました。
貼り易さ、扱いやすさも大事なポイントでしたし、
どうせ貼るなら色も綺麗なのが良いとカラー展開もすることにし、
完成したのが今回の新商品です。
色は、5色で、
ピンク、イエロー、エメラルドグリーン、ブルー、ライトグレーで、
同色3枚組ですので、用途に合わせて切って使えば倍以上、
覆うように貼るなら3回分使えます。
もう一つ耐久性の高いほうは、ホワイト1色です。
こちらは2枚組です。
どちらにしても消耗品です。
テープの耐久力は、弾き方、力の入れ具合、貼り方で持ちは大きく差が出ますので、
人によってそれぞれで、2週間~3ヵ月、と言ったところでしょうか。
ですから交換時期は、本当にフォームの違いや練習量で大きく異なりますので
個人差ががあり、明言出来ません。
とにかく下の粘着テープがはみ出たり、生地が破れて来たら交換です。
あらゆる素材知識があるからこその光舜堂、
楽器構造が解っているからこその光舜堂が、
皆さんのお悩みを解決すべく立ち上がって開発しました。
¥1350で近日発売予定♪
日本人若手奏者、桐子、峠岡慎太郎、も試作段階でモニター協力してくれ、
大絶賛いただきました☆
それでも店主は、
「何も貼らないのが一番良い!」 という意見は譲らないようですが。。。(笑)