二胡工房 光舜堂

二胡を愛する全ての人へ

弓を削るというのは。

2010-05-30 20:48:23 | ■工房便り 総合 
先ず、初めにお詫び。

弓を削ると、単に書いてしまった。

竹の部分を削る。

としなければいけなかった。

竹を削る?

そう、商品に依っては、毛はかなりり良いのだが、竹が太すぎて、しなやかに弾けない。


というのがままある。

竹も、天然のものだから、斑が有り。比較的安めのものは、そこまでは丁寧には作っていない。

良い弓は、量産でも、かなり弾力性に優れている。

微妙な手の力加減に反応してくれる。

太めのものは、それが難しい。

単調な、力の受け方きりしてくれない、そこで。

竹を削る。

この際、気おつけなければいけないのは、竹の、内側、すなわち、毛の側を削ること。

そして持ち方にもよるが、

先ず毛の方を多く、手の中に深く持つ人の場合。

この人たちの持ち方の場合、比較的に、竹には、力が入りにくい。

大きくしならせながら弾くという形になる、この時は

竹の真ん中部分、40センチ位を、カッターの刃を立ててひッ掻くように滑らせると。

少しづつ、削れていく、しなりを手で確かめながら、削っていく。

この時気をつけなければいけないのは、竹は、皮の部分が硬い、

表面から1,5ミリを過ぎると、一気に柔らかくなってしまう。

だから削ると言ってもせいぜい、1ミリ以内だろう。

カッターを立てて、多分20回ぐらいまで。

削り方にも工夫がいるので、できたら、目の前で、教えたい。

また、弓の元の方、竹の部分を、人差し指の第二関節と親指の第一関節とで持つ人は。

比較的、根元の方には力が入りやすいが、先端には、力が入りにくい。

だから、真ん中より先端の方半分くらいを、先端に近くなるに従って細めにしていくと、

比較的先端の方まで平均して、しなやかさが得られやすい。

これらも、削り方が難しいので、できたら、ご来店の時に教えたい。

これは、雨の日のイベントにしようと思う。

雨の日に、御来客の少なそうな時に、削り方教えます。

と、今日はこんな話。

それから、光舜堂クリニック、かなりの数の御来客。

みなさん、わが子を、という感じでいらっしゃる。

勿論、当然のことながら、ごらいきゃくの順番で、ということになりかねない。

みなさんわが胡が、可愛いのは、当然。

だが、順番を待っていただきながら、スタッフと話したり、光舜二胡弾いたりし、遊びながらお待ちください。

医長 西野和宏



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