八兵衛のセカンドライフ

46歳で脳幹(橋)出血、現在72歳の車イス男性。ブログはFact is factで(事実だものしょーがねぇべ)

人類の脳は10%しか機能していない

2014年08月30日 12時50分06秒 | 持論
標題は映画『ルーシー』のサブタイトルだ。

倒れた時のお見舞いの中で、標題と似た激励を私は受けた。
 ・IQ=140以上のどんな天才でも、使っている脳細胞はせいぜい10%で、残りの90%は全然使われていない。
 ・脳のあるところがダメになっても、使われていない別の脳細胞が少しづつダメになった機能を補完する。
  脳は、そういう冗長性に富むところだ。
 ・脳の機能補完を促すのが、身体を動かす運動(リハビリ)なのだ。
 ・中学生に戻ったつもり(真面目?)で、汗をかいてリハビリしてみないか?
16年たった今でも、このことをよく覚えている。
その後、これは私の持論になって行ったけどね。

今では常識になった脳の可塑性もここ10年のことであり、
私が倒れた16年前は、まだまだ古典的な脳医学が全盛の時代だった。
今振り返ってみると、私は脳可塑の考え方に賭けて将来歩行すると息まいていたので、
古典的脳医学の権威である大学病院と衝突したのも、当然といえば当然だった。

 参考:脳卒中における脳の可塑性を採り入れたリハビリ(ニューロリハビリ)は、
     実際にはまだ一部医療機関で試みられている段階のようだ。
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脳卒中では身体を動かさない限りダメ

2014年04月03日 14時10分44秒 | 持論
昨日はこわばりの源は筋紡錘と書いたけど、決して手足が悪い訳ではない。
脳橋が出血したことで、筋肉の筋紡錘のコントロールが不味くなってしまったのだ。
だから筋紡錘コントロールが不味い脳内のデータベース(DB)を作り直さない限り、こわばりは絶対になくならない。

このDBを作り直す方法は、ただ1つ。
どんなに時間がかかっても自分で身体を動かし続けることしかないから、だから『名医は自分』なのだ。
私が一人でもサボらずにリハビリしている理由は、まさしくこれ。
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サンQ、ベリーマッチ!

2013年06月02日 05時56分30秒 | 持論
ゼリーちゃんの近況報告に、ちょっと面白いことが載っていた。
その個所をコピペで紹介すると、
 [コピペ]
  一つ、へー!って思ったことを。
  人間の体は受精されて細胞分裂されて、できていきますよね?
  外肺葉、内胚葉、中胚葉というところから、臓器や骨になっていくのですが、
  皮膚と神経と脊髄、脳って同じ外肺葉からできているんです。
  だから、皮膚を刺激するって、脳卒中のリハビリには効果的なんだそうです。

これを読んで、この15年間毎朝ふとんの中でやってきたスリスリが、実は外肺葉を刺激することだったんだと思った。
持論はやってきたことのエキスを取り纏めただけだけど、朝のスリスリには脳神経と同じ外肺葉を刺激するという深い意味があったんだ。
もちろん、今朝もスリスリをやった。
そして、実に気持ちが良かった。

ゼリーちゃん、サンキュー・ベリーマッチ!!!
テストテストで明け暮れているようだけど、作業療法士さんを目指してガンバレ。
再来年夏の自立歩行の披露を目指して、オレも、オレも、オレも頑張るぜよ

 タイガー&ドラゴン

  ps:同じくボバース法の意義や有効性も納得納得。
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「将来も治らない」の解釈

2013年05月18日 15時00分13秒 | 持論
【体重】
  71.2kg  → 先週=パス、2週前=71.4kg、3週前=72.1kg、1月前=72.0kg
           2013年=72.3㎏、12年=71.5kg、11年=72.3kg・・・07年=79.7kg
           BMI=24±1 → 体重=69.3~75.3㎏が目標

【血圧(高―低、mmHg)】
  5月=131-60 → 4月=106-64、3月=113-72、2月=110-61

【特記】
 昨日のコメントレスで、『顔面マヒの歪みは将来も治らない』と宣告された旨の紹介をした。
 私はこれを、以下のように解釈している。
 医者の時間感覚では、最長のフォロー期間は『5年』だと思っている。
 各種手術の術後5年の生存率は○○%などとよく聞くけど、これ以上長いフォロー期間を聞いたことはないからだ。
 ところが脳幹出血の後遺症は、少なくとも私は一生の時間レンジで捉えている。
 おそらく主治医はこう言いたかったに違いないと、私は勝手に想像している。
 「脳卒中の患者から『治りますか?』とよく尋ねられるけれど、5年以内に脳卒中の後遺症が完治することはない。
   あとであの時に治ると言ったじゃないか、とネジ込まれても困るしね。」
 本当は、こう言いたかったのでは。
 肩を持つ義理はないけど、リハビリのモチベーションを高く維持して行くためには、こう解釈することにしている。
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犬も歩けば

2013年05月07日 17時07分25秒 | 持論
◇昨日ネット散策をしていて、面白いプレスリリースを見つけた。
  それによると、撫で擦りなどの物理的刺激を加えると脊髄から神経突起が伸びて行くとのこと。

  この15年間、私が早朝布団の中で体験してきたのとよく似ている。
  持論と体験を裏付けられたようで、とても嬉しく思う。

◇午前中のリハビリをしながら『はなまる』を見てたら、ウエストにくびれを作るには骨盤を8の字に動かすエクササイズをやると良いと言っていた。
  8の字をイメージして腰をスイングさせて、体幹ツイストをやってみようかな。
  マヒ回復とメタボ対策の一石二鳥になるしね。
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持論=マヒと失調の因果

2013年04月20日 07時06分35秒 | 持論
昨日の黒鯛さんへのレスをもとに、一部変更追加する。

脳幹は脳神経の伝達だけではなく生命・意識・呼吸などの中枢であることや、脳幹出血の死亡率の高さから最強最悪の脳卒中と言われているけど、
生き延びた以上は脳幹出血でやられたのは脳神経の伝達のみと、私は勝手に単純化して割り切ることにしている。
○○の中枢を考えても分からないしキリがないし、第一、リハビリのやる気やモチベーションのアップにもならないしね。
脳卒中では生涯リハビリをやって行くためにも、如何に精神衛生を高く維持して行くかが一番大切だと思っている。

鰯の頭も信心からではないけど、私の持論では途絶していた脳神経の迂回路が再構築されて、身体のマヒも小さくなってくる。
またマヒが小さくなって行くにつれて歪も小さくなってくるから、運動失調も副次的に良くなってくるだろうと見ている。
そして負ったマヒの深さ・重さについては、四つん這いの姿勢からソファに座る時の尻・腰の移乗の重さ・大変さにより、直感的に認識している。

脳幹出血に倒れて15年、これでこの間なんにも不都合は起きなかったし、やる気をもってリハビリしているので、これで良いのだと思っている。
15年前、大学病院の主治医と衝突したことが思い出させる。
医学的には正しいかも知れないけど、定説を信じてリハビリのやる気を失っては本末転倒だ。
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リハビリの意義

2012年12月29日 15時23分00秒 | 持論
以前から疑問に思っていたことだけど、あまり突きつめて考えたことがなかった。
まわりを見渡すと、運動したり一生懸命身体を動かすのがリハビリのようだ。
手っとり早く言うと、こんな感じかな。
これでよく15年ももったと思うけど、
肝心の核(コア)については雰囲気は分かったつもりでも、心底納得していた訳ではなかった。

最近つらつらと思っているんだけど、
脳に筋肉等の細部にわたる情報を教え込み、データベース(ファームウェアの1種)を再構築させるために、
毎日運動を繰り返し繰り返ししているような気がしてしょーがない。

マヒした身体を動かすことで、脳の神経伝達の迂回路の開通をうながすことは、以前から持論で言ってきたとおりだ。
しかし脳神経の迂回はハードウェアか精々で、これはリハビリの意義としては半分ではないか。
新たに脳と繋がった手足の細胞を使い、そして運動してみた結果が身体系のデータベースとして、その都度追加されて行く。
本当はこのようなサイクルで、リハビリ⇔身体(手足体幹)⇔脳は回っているのではないだろうか。
そう考えると、あれだけ練習嫌いだった私が一人で家にいる時でもサボらずに、
なぜリハビリを続けられているのかが納得できる。

失われた身体系のデータベースというファームの1種を最新状態に維持して行くために、
私は毎日リハビリをしているのだ。
このファームウェアは人間の数だけある属人情報であるため、
たとえ医者やセラピストの専門家といえども、どうしようもない領域なのだ。
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長期改善を引き出すツボ

2012年08月31日 16時55分50秒 | 持論
15年間をふり返って見て、長期改善を引き出してきたツボを1つ挙げるとすると、それは『足踏み』だと思う。

1999~2007年(会社で足踏み)
 両手をパーに開いて机の上に置き、上体を支えた足踏みを会社でしてきた。
 この時、マヒ手の指、マヒ股関節に体重がかかるようにすることが、非常に大切。
 また後方が非常に不安定なので、転倒防止のために長イス等を用意しておくと良い。

2007年~(自宅で足踏み)
 手摺を両手で握って上体を支えて、今も足踏みをしている。
 この時、マヒ股関節に体重がかかることが、非常に大切。
 自宅では、後方に転倒する心配はなくなった。

要するに
 マヒ半身の指、股関節などにしっかり体重が加わって、マヒ関節が固まらないようにすることが非常に大切で、
 マヒ手足に体重をちゃんとかけた運動こそ長期改善を引き出して行く『ツボ』だと確信している。
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一つの仮説

2012年03月18日 18時43分10秒 | 持論
◇今朝早朝の布団の中で感じたこと。
  (1)マヒ手足の二の腕、太腿に力を込めると、マヒ半身全体(指先~体幹~足先)まで力が漲って行く。(伝搬?)
  (2)良い手の小指、薬指にシビレが2,30秒が続き、その後溶けて消えた。(1度きり)
  (3)後頭部の脳幹から背中にかけて、軽く締めつけられるような刺激が10分前後あり。
  (4)顔面マヒ側の唇、鼻付近の表皮のひきつりが、緩んで行く感じが2,30分あり。
  (5)マヒ側の肩から二の腕が薄く脱皮したように、今まで以上外気を感じる。
     →起床して2時間過ぎたら外気の肌寒さにも慣れたようで、鼻水も止まった。

◇午前中のリハビリで感じたこと。
  (1)足踏み以外では特になし。
  (2)マヒ側腹筋、尻、太腿・裏表&外側、ふくらはぎ、スネ外側、足裏&足指付け根に、
     弱電流が流れるような心地良い刺激が、第1インターバル中ずーっと持続した。
  (3)良いほうの足、第2インターバルでは特になし。
  (4)今日は日曜日なので、午後のリハビリは休みです。

◇これは昨日気づいた点だけど、耳鳴りがいつのまにか低レベルになっている。
   ・顔面マヒ側の耳鳴り → セミの鳴くような音量が低くなり、動悸と同じ周期のグワングワン唸るような重畳音も無くなっている。
   ・顔面良い側の耳鳴り → 去年まではあった耳鳴りが、いつしか消えた。(聞こえないレベルまで低下)

◇今後は fact is fact で毎日感じたままにブログにメモって行くことにした理由は、実にこの仮説にある。
  仮説=毎日感じている改善感覚は障害程度が重いからに違いない。
      →毎日改善が感じるなど、そんなことは永遠に続くはずがない。
  仮説を逆に考えると、障害程度が改善してある程度軽くなると、改善の感覚は感じなくなる。

  仮説の仮設だけど、私はこの境目を障害1級と障害2級の差にあり、
  ごく短距離でも歩けるように改善してきたなら、毎日の改善では感度が小さくなり感じなくなる、と想像している。
  カミソリで切ったようにある日を境にスパッとではなくて、徐々にダラダラと相対的に感度が鈍くなって行くように感じなくとると思う。
  だから、今のうちに感じること全てをメモしておこう、なのだ。

  希望的想像を込めると、65歳前後にはごく短距離なら歩けるのでは、と思っている。
  倒れてからも20年近いし、もうそろそろと思っているけどね。
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曖昧モコ

2012年03月06日 13時17分04秒 | 持論
◇昨日の大雪をもたらした低気圧も三陸沖に抜けて、ここに南風が吹き込むから今日は最高気温が12℃まで上がるらしい。
  昨日の大雪も早く溶けてくれるとありがたいけど、こうも寒暖の差が激しいと体温調節が苦手だから鼻がグズついてしょーがない。
  寒いよりは暖かいほうが良いので、今日みたいな春の陽気は大歓迎だけどね。

◇脱皮感覚で記憶を辿ってみたけど、手足と首から上とでは改善の感じ方が違っていることに気がついた。
  顔や頭皮の改善は依然として脱皮感覚だけど、そういえば手足が脱皮する感覚はいつしかなくなった。

  布団で寝ている時には、今や手足のマヒ感は全然無くなっている。
  手足の脱皮感覚がなくなったのは最近の気もするけど、ずいぶん久しいような気もする。
  マヒ半身の肩と尻は米袋をつけたように重いけれど、昔のような重苦しさは無くなっている。
 
  一方、布団から起き上がると、マヒ手足は筋肉が締付けられている感覚になる。
  まるで痙性マヒ濃度を持った血液が、マヒ手足に流れているように感じる。

  こんな感覚になったのは、昔から?、最近だろうか? 
  とにかく曖昧模糊だ、記憶はどうでも良いんだけどね。

   ps:足踏みしていると毎日改善していることを僅かにでも感じる件は、こう考えると自分でも納得し易かった。

◇脳に情報を入れ続ける限り、脳細胞は24時間迂回路を作り続けるが持論だけど、
  ちょっと難しい別の言葉(脳医学の専門用語だろうけど)で言うと『脳の可塑性』。
  昨日ネット散策をしていたら、脳の可塑性について書いた本に出会った。
  参考になりそうなので、ここに貼りつけておく。
  
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