連れ連れ気

心を連れて思いのままに自分らしく

サントリーホール

2012-01-23 | 日記

サントリーホールにて京都大学交響楽団190回定期演奏会を鑑賞してきました。

 

春を待つ桜の木々に抱かれる桜坂を過ぎ、カラヤンも音響を絶賛したサントリーホール
そこは会場を待つ人が大勢いるにもかかわらず、              
パワースポットのような、不思議な感情がこみあげてきました。
すると入口中央の壁面からパイプオルガンが素敵な音を奏で始めた。
その音に魅了され、シャッターを押すのも忘れてしまいました。

京大の演奏会は友人の子息が出演していましたので、友人と一緒に鑑賞してきました。
久々の生演奏が心の奥に響き渡り、鳥肌が立ちました。

演目は、
“ヨーゼフ・シュトラウス:ワルツ「天体の音楽」”
音楽とは音で遊ぶことをテーマに、
ワルツの奏でる音遊びが実に耳にいい響きをしてました。

“マーラー:交響曲第9番ニ長調”第1~第4楽章
この曲は「死」をテーマにしたといわれていて、人生の葛藤や複雑な思いが入り混じった
まさしく今の私の心にぐさぐさとくいこんできました。
第4楽章の最後のほうは、どんどん音がなくなり静かに終えるその響きに
亡き母の旅立ちの日を思い出してしまいました。

又井上道義さんの指揮は、次々と心の鼓動を全身で表現していて
その様子は、指揮をしているというより音楽と一体になって音の世界に溶け込んでいるようでした。

とてもいい時間を過ごすことができましたね。
又機会がありましたら、井上さんの指揮のコンサートをみたいものです。