去年の5月から、被災地でいりょ品の支援をしている、(株)丸井グループさんの担当者と被災地を回りました。
日和山から望む石巻の被災したエリアです。
旧北上川の中州には、マンガ館が残っただけで、他は皆なくなりました。
その下流の左岸に集積された瓦礫の山は、1年半たってやっと1/3が分別され、運び出されました。
10月から、秋冬物の衣料を支援する為に、石巻市市役所、河北総合支所、女川町、山元町を3日間かけて訪問しました。
女川町では、町長さんや、商工会議所、衣料店組合の方などとお会いして、復興に向けてお店を再開している、衣料店組合の方々の妨げにならない支援の在り方を相談して、女川町全戸を対象にイベントを開催することで、合意しました。
山元町は、仙台在住で山元の支援に取り組んでおられる梅田さんの案内で、被災したエリアを見て回りました。
被災した山下駅、ホームから見ると架線は垂れ下がったまま、線路内は草が背丈ほど伸び放題、
そして駅前には、自衛隊とボランティアへの感謝の看板がありました。
山下駅前で営業再開しているお店で、はお話を伺いました。
駅舎も流され、トイレだけが残った坂元駅の周りは、見渡す限り雑草が生い茂っていました。
この辺りは、危険区域に指定され、一切の復旧工事が行われておらず、家を建て直すこともできません。
人影もなく、立っている竿の先に1羽のカラスが停まっているだけでした。
丸井さんは、10月から衣類の下取りを始めて、その後配布を行うということで、石巻、女川、山元で開催する方向で進めてもらえることになりました。
またそれ以外の地域でも、地元方々と相談しながら、要望のある地域で開催をしていくことになりました。