特定非営利活動法人 絆JAPAN

長野県諏訪市渋崎1792-394
東北支部 石巻市渡波字栄田156

鯉のぼり第2弾

2012年04月29日 | 震災支援
石巻の西村さんの呼びかけで、ふんばろう東日本支援プロジェクトを中心に、各地から50匹以上贈られてきた。
今回は少人数で、前回の3か所の直しと、渡波2か所鹿妻にさらに一か所に5月1日までに揚げる予定です。

材料のロープ類やクランプが足りなくなり、急きょ諏訪からくる仲間に持ってきてもらうことにした。
30日夜遅くか、1日の朝にはつくだろう。

明日は渡波の鯉のぼりを高く張り直して、追加して揚げる。
メンバーは絆JAPANの理事の山田さんと次女のナナさん、地元方1人と山形からボランティアさん1人、
男2名の女性が3名、強力部隊?である。

鯉のぼりには青空が一番
 

通りかかった方が車から降りて、写真を撮って行った。

 

近所の親子も出てきて、子供たちは大喜び、
鯉のぼりと一緒に写真を撮らせていただいたが、ブログにはNGです、  残念

というわけで鯉のぼりのみです。



今回はロープに着ける紐を流して中間に寄り戻しを入れました。
これでだいぶからまなくなるでしょう。

明日も鯉のぼり揚げ゜作業しますので、お手伝いさん歓迎です。

長面浦

2012年04月27日 | 震災支援
一昨日 ゆみ子から電話があり、石巻市長面というところがひどい状態で、岩手県の新沼暁之さんという人が支援しているが、何とかしたいと言ってきた。
そこで今日、雨模様ではあるが長面へ行ってきた。

北上川の堤防を下り、大勢の児童が無くなった大川小学校のわきを抜け土砂でかさ上げされた凸凹道を走る。
空荷のトラックでは、後ろがはねて時速10km。



進む道路の両側はまるで干拓地の様な水没した水田、建物も水路も何もない。
長面の集落へ入ると、震災当時とほとんど変わっていないと思われる状態。
誰も住んではいない。
ふんばろうの大槻さんの情報通りの状態。



長面浦の入り口に架かる橋で工事をしていた。
工事用信号機があり、電気がは来ている?一瞬思ったが、横にはソーラーパネルが設置してあった。
情報通り、未だ電気は来ていない。

橋を渡り尾の崎地区へ入ると、所々にソーラーパネルが設置してある。
新沼さんが設置したものだろう。


道路際に車が数台止めてあるが人影は見えない、しばらく行くと年配の漁師さんがいたので、話を聞いてみた。
追波川の仮設から通って養殖の仕事をしているという。
ここは20軒ほどの漁師さんが海の権利を持っていて、カキの養殖を営んでいたが、
それだでは食べていけないので、農業もしていたとの事、しかし農地は全滅、
漁業だけで食べていけないし、かといってこの年ではほかの仕事へはつけないので、
わずかな年金とで暮らしていくしかないとおっしゃっていた。
本気で漁師を再開しようとしている人は、10人くらいかな、あとの人は権利があるから、それを金にしたいと、へばりついていると投げやりにおっしゃっていた。

この尾の崎で唯一人が暮らしている「のんびり村」という民宿へ行ってみた。
大槻さんの話では此処の方が復興のリーダーでもあるらしい。
鍵は開いていたがあいにく留守らしく、声をかけてもだれも出で来なかった。

「のんびり村」の先にある造船所で作業されていたので寄ってみた。
ここの方はお孫さんを二人も大川小学校で亡くされたという。
早くあの建物を撤去欲しい、毎日あれを見て仕事に通うのが辛い、
バスで多くの観光客が、観光名所のごとく訪れるのも切ないという。

連休に山形からボランティアが来て、3Kのソーラーパネルを工場へつけてくれることになっているという。
この集落にはまだ電気が当分来ないので、ソーラーを付けて欲しい人はいると思うとおっしゃっていた。

ここの復興支援は、さらにヒヤリングをして、地元の人と一体になって進める必要がある。
ただここに来た印象では、新沼さんの発信している情報は、ちょっと誇張があるかなと感じた。




高橋電気商会さん再開

2012年04月24日 | 震災支援
石巻市渡波栄田のタップス渡波高橋電気商会さんのお店が再開開店しました。
高橋電気商会さんはね震災後いち早く、街灯もなく、信号機も復旧していない女川道路沿いに、被災している自宅から電気をコードで引いて、看板の明かり付け、自販機を設置して真っ暗な道路に道しるべのように、明かりを灯し続けていました。
この看板の明かりに、道行く人々やボランティアはどれほど力づけられ、安心したか計り知れません。
高橋電気商会さんとのご縁を結んでくださったのは、共に「ふんばろう東日本支援プロジェクト」で支援活動をしている。
東京の「石巻渡波支援チームエース」の代表上山大助さんでした。
一緒に高橋電気さんの倉庫の片づけ内部解体などさせていただき、牡鹿半島など被災された地域の物資支援の帰りに、被災ししている高橋さんのご自宅1階の仮事務所でお茶をいただいたりしてきました。

チームエースが取り付けた、クリスマスイルミネーション


高橋さんのお話によると、一年でここまで再開している同業者はまだなく、メーカーがバックアップしている共同店舗やプレハブの仮店舗で営業しているそうです。
開店当日、応援に駆け付けた共同店舗の責任者の方も、高橋電気商会さんが復興のリーダーとして地域の家電屋さんのモデルケースとして、皆さんが期待していると話しておられました。

新しくなった高橋電気商会さん
 

工事前の高橋電気商会さん
 

チームエースと絆JAPANもお祝いの花を贈らせていただきました。
 

高橋電気商会さんの在る栄田1は、震災前125戸ほどの地域だったそうです。
今はわずか27戸に減り残って稲住宅もまばらです。
渡波の被災地域はども同じように残って暮らしている人が減り、わずか3戸になった町内会もあるそうです。
人口が激減して、お客さんも減っている中で、同じ場所でお店を再開させ、地域を復興させるという、高橋電気商会さんのコミットメントに敬服するとともに、応援を続けさせていただきたいと思っています。

鯉のぼり

2012年04月23日 | 震災支援
早朝に石巻につき、新しい拠点、高橋電気さん旧宅の二階で布団にもぐりこんだ。
寝たと思ったら電話でたたき起こされた。。。
鹿妻の西村さんだった。
これから鯉のぼりを揚げるので、皆集まっているよとのこと。
あわてて飛び起き、着替えて現場に向かいました。

最初の場所は、隣の鹿妻五丁目すでに帆竿が立ち鯉のぼりを付けていた。


今回の鯉のぼりプロジェクトは、鹿妻南3丁目の西村町内会長の娘さん、西村繁美さんの発案で、町内会の役員さんと、有志の方々で取り組んでおられた。
鯉のぼりは、ふんばろう東日本プロジェクトのメンバーに呼びかけたところ、多くの方が集めて下さり、山口県の綾城さんはじめ東京の板倉さん埼玉の小泉さんなど多くの方が、鯉のぼりを集めて送ってくださいました。



次は女川道路沿いの四丁目に移動しての作業です。
重機も11tのセルフローダーに積んで移動です。
  

交差点の前なので信号待ちの車の方々が見上げたり、声をかけたりしてくださいました。


最後は三丁目の信金の近くへ揚げました。
 
上がった鯉のぼりを見上げて、皆さん楽しそう。


本日の作業に参加した、鹿妻の鯉のぼり揚げ隊の皆さん。

希望の言葉プロジェクト636

2012年04月18日 | 震災支援
神奈川の赤井さんが被災地の方々に向けた手紙を持ってきてくださった。今回で2回目の手紙。
アメリカの子供たちが、被災地の子供たちへ向けた応援のメッセージ。
前回と違うのは、手紙を書いてくれた子供たちが、アメリカ各地の子供たちだ。
それを全て日本語の翻訳を付けて下さっている。

CNNのフリーランス記者キャサリーンさんは、カテリーナというハリケーンで実家が全壊し、
多くのものを失いました。
彼女は自分が被災した時に、多くの方の手紙や言葉に励まされたそうです。
日本の震災の被災者の方々に、多くの人々から手紙を贈ろうとアメリカの人々に声をかけました。
アメリカ各地の(一部はカナダからの手紙もあります。)小、中、高校生や一般の方から、
キャサリーンさんのもとに集まっています。
その翻訳をアメリカ在住や日本に住む人、世界各地の人々がインターネット等を使って行いました。
この手紙には多くの方々の想いが詰まっています。
それが「希望の言葉」プロジェクト636です。
636というのは手紙が届けられるPO.Boxの番号です。



☆スィアンさんの手紙

親愛なる友へ
私は「希望の言葉」プロジェクトについて聞いたばかりで、今こうして手紙を書いています。
私はイギリス人ですが、南フランスのランゲドック地方に住んでいます。私のフランス人の友達がこのプロジェクトことを教えてくれました。
津波の事はBBCニュースで知りました。私はその被害と混乱を目の当たりにして、ひどくショックを受けると同時に怒りを感じましたが、表情を崩さず静かに受け入れている日本人に感銘を受けました。
私は日本の皆さんを尊敬しています、そしていまだに多くの人達が貧しい状況にあり悲しみに苦しんでいることに胸を痛めています。
皆さんが通り抜けなければならない全ての事に心から同情する私の気持ちを受け取ってください。
この2012年が皆さん全員にいくらかの慰めをもたらす事を心から願っています。
幸運を願いつつ
スィアン
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小学生か書いてくれた手紙


中学生は日本語のメッセージも書いてくれている。


メリーランド州エルクリッジ中学
メリーランド州ハノーバ市の小学生
メリーランド州クラークス市セントルイスカトリックスクール
メリーランド州シルバースプリング市ベル小学校
イリノイ州シカゴの小学生
サウスダコタ州アバティーンの小学生
オハイオ州トレイド市の小学生
その他一般人 
合計113通をお預かりし、被災地へお届けします。

絆JAPANでも「希望の言葉」プロジェクト636を行います。
被災された方々に手紙を書いて送ってください。

送り先 〒986-2135 宮城県石巻市渡波字栄田156
特定非営利活動法人 絆JAPAN 石巻活動拠点 「希望の言葉」プロジェクト636係宛

また被災された方に直接送って下さる方は、封筒の隅に「希望の言葉」プロジェクト636と書いてくださるとありがたいです。

感謝の集い

2012年04月17日 | 震災支援
先日、渡波栄田の高橋電気商会さんのお店の修繕工事が完了して、
高橋電気商会の社長さんが、ボランティアで関わった方や、工事の職人さんを招いて、
バーベーキューパーティを開催してくださいました。
  

女川から直送された、ホタテやサンマ、イカなど新鮮な魚介類や野菜、肉などたくさん用意され、
皆で楽しく舌鼓を打ちました。


自宅も作業場も道具もすべて津波に流され、仮設住宅にお住いの阿部板金さん、
不自由な生活を強いられながら、仕事を再開され、頑張っておられます。


復興に向けて立ち向かう高橋電気商会主役は専務夫妻。

ちょっと肌寒い日でしたが、多くの方が訪れ楽しいひと時を過ごさせていただきました。

高橋電気商会さんは、4月23日月曜日に再開オープンをいたします。


新しい活動拠点を作ります。

2012年04月16日 | 震災支援
石巻市で復興支援を行うための、新しい活動拠点を東京のチームエースさんと共同で作ります。
場所は石巻市渡波栄田の高橋電気商会さんの被災したお宅を無料で借り受け修繕して使います。
高橋電気さんが、直したお店の2階に移りご厚意で無料でお借りすることになりました。
今まで二階にお住まいなっていたので、キッチントイレも使える状態でエアコンもし入っています。

一階のトイレも使えますし、お風呂も使えるようになっていますので、ボランティアさんがいつ来ても泊まれます。
一階の座敷は被災したままなので5月の連休に片づけをして、順次修繕工事をして、20人くらいは泊まれるようにする予定です。

   

写真のとおり床、壁、天井、サッ修理が必要ですが、ボランティアさんを募って順次直していきます。

5月3日から6日まで、詐欺用をしますので、絆JAPAN、チームエースのメンバーさん以外からも広くボランティアさんを募集いたします。

参加してくださる方は、kizuna@rudy.co.jp  笠原までご連絡ください。


comiかめ

2012年04月11日 | 震災支援
絆JAPANで古畳を支援させていただいた石巻中央のかめ七呉服店さんが、
店内にボランティアや地元の方が集うコミュニティカフェをオープンさせたので、お邪魔してきました。

  

スペース内にはご主人が購読していた懐かしい雑誌や専門誌が沢山並んでいました。
iPodが数台とPCが1台無料でネットもできます。
入場には1回だけかめ七タオル(250円)を1度買っていただくと、ずっと入場手形になります。
すでにお持ちの方は当然無料です。

http://ishinomaki2.com/comikame/


船越レディース

2012年04月09日 | 震災支援
絆JAPANも支援させていただいている、船越の船越レディースが石巻かほくの一面トップに乗りました。


船越の皆さんは、復興に向けていろいろな可能性にチャレンジしています。

こ早くトイレを復活させなければ海洋汚染も気になるし、仕事する環境もまずいです。
環境改善が急務です。

ボーイスカウトの倉庫

2012年04月08日 | 震災支援
先日石巻のボーイスカウトより被災した倉庫を直せないかと相談がありました。
今日鹿妻の西村繁美さんと二人で、門の脇にある倉庫を見に行ってきました。
建物は震災で大きな被害が出た門の脇小学校の裏手にありました。
古いけど頑丈な大谷石造りで、その中に6坪ほどのべニヤで囲った倉庫がありました。

ボースカウトの指導者の方からお話を聞いたところ、修理せず支援物資を運びこんだために、
1年過ぎても修理ができないとのこと、床の張替と換気扇、照明器具、それとサッシの入れ替えをして欲しいというお話。
ボーイスカウトの子供たちと一緒に直しましょう。資材と指導は支援しますと提案したところ、
その方の一存では決められないので、あとで連絡するとの事でした。

夕刻ボーイスカウトから連絡があり、ぜひ子供たちと一緒に直したいので支援をお願いしますと言ってきた。
子供たちにとっても、ただ支援してもらうより、自らが汗を流し、ともに復興へ取り組む体験が次への学びとなると思う。
5月下旬に、子供たちと作業をすることにしました。