おもしろケアマネ全員集合! (監修:アヒルとガチョウの2人)

主任介護支援専門員・社会福祉士・精神保健福祉士・介護福祉士の男2人が『笑い』と『気づき』の情報を共同発信いたします。

高齢福祉業界を自ら回想する。パート7        【ガチョウ】

2009年06月29日 | お出かけ
 なんだかんだで、平成11年になってしまった話。
私は、第2回の介護支援専門員実務研修受講資格の試験を受験した。
一生懸命に勉強をしたつもりだけで、試験当日を迎えた。
勤務先の施設からも数人が受験した。
その後、結果が郵送されてきたが、この試験の合格は嬉しかった。

 実務研修が始まる前に、特養から在宅介護支援センターへ異動となった。
当時は、在支と居宅介護支援事業所の2枚看板の事業所が多くあった。
私も、在支職員(相談員)兼居宅介護支援事業所ケアマネになった。

 今までの体力仕事から大きく変わった内容に戸惑いもあった。
実務研修前に例外で認められていた要介護認定の調査も始まった。
実務研修も無事に終わり、介護支援専門員という立場で介護保険の初日を迎えた。
テレビ・新聞でも大きく取り上げられていた。
今では考えられないが、注目の仕事として脚光を浴びた時が瞬間的にあった。

 私もホームページを作り、掲示板では連日連夜において意見表明をしていた。
他の掲示板でも積極的に意見を書き込んだり、解釈について討議したりした。
売名はしてはないが、時事通信・共同通信・テレビ番組・リクルートの取材があった。
これ以上、売名行為をするとヤバイと思って、ネットからは消えることにした。
なんちゃってケアマネが、出過ぎることは良くないと判断した。
勤務先や市役所からも、たくさん冷やかされた。
冷や飯を食う前の、ホットな内に勝負に出た。
けれども、社協の在支職員(女性)が自分の仕事人生に転機を与えてくれた。
これを機に、ちょっとした仕事バブルが発生したのである。
けれども、実力の無さを痛感しており悩みも増した。
でも、福建省人民健康保険団体連合界(仮名)のお仕事を受諾した。


 自由に仕事をするために社会福祉法人を退職することにした。
この法人で約10年間勤務したが、ここが潮時と考えていた。
この法人で普通の感覚と言える人間は、なぜか退職している人が多い。
私も、この時期にようやくなるほど、こういうことなのねということで退職した。
そして、決断した人間は、みんな条件が良いところに再就職している人が多い。
私も、そんな先駆者たちの刺激を受けて、相談もしながらお届けを出した。

 ちょうど良いタイミングで、再就職先が決まった。
交渉に交渉を重ねながら、タイミングも見計らっていたので、退職日翌日から出勤。
しかし、社会福祉法人の看板から比べると、看板に光が無いことを感じる。
日本人は、長いモノに巻かれることが好きである。このことは良く理解していた。
しかし、先人の知恵はすごい。後悔先に立たず。ということを忘れていた。
 
 看板力の見劣りは本当に大きい。
可処分所得は大きく増えたが、とにかくモノ足りないのである。
そんな贅沢な悩みを解消するために、また悩みを抱え込んでしまった。
悩み無用。リーブ21は、和田アキ子だけである。

 悩みの解消のため、社会福祉士の資格を目指した。
レポートやスクーリングなどを終えて、試験日を迎えた。
一生懸命に勉強したつもりで受けたが、見事に玉砕されてしまった。
ギリギリ合格できたかなと思ったが、不合格になってしまった。
本当に力の無さを痛感してしまう。

 翌年は、勉強する気が出なかった。
少しだけ勉強したら、去年の勉強した部分を思い出してきた。
でも、やる気がイマイチであり、あとは運に任せることにした。

 得点数は、1年前を下回る散々な結果であった。
信じられない得点になっており、これじゃ話にならない。
でも、話にならないどころか、話になるからビックリしてしまう。
神が降臨してきたような奇跡が起きた。
この年の試験は、不適切問題が多く、全員に得点される問題が多かった。
選択肢の中に正解が複数あったり、正解がない問題が本当に多かった。
しかも、難易度が滅茶苦茶に高くされてしまい、受験者の得点率が著しく落ちた。
更に現役の大学生に不利な事例問題もあり、得点構成に歪みが生じた。
そんな状況があり、得点が低い私でさも上位30%に入りこんでしまう。
いわゆる足きり30%が強引に設定され、低得点でも合格できる幸運の年だった。
そんな神の降臨があって、奇跡の合格というか喜べない合格を手にした。





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