戻りたい老婆と居すわるカメムシ

2018年10月08日 | 日記
先日からまた姑は自分の家に居る。

姑が夏の間ずっと入っていた施設はショートステイ。

ショートステイはあくまでショートステイなので、いつまでも居ることはできない。

それに姑は「施設に行きたくない」「一人で自分の家に居たい」と施設への拒否が強かった。

だから夏の間だけで、あとは出ることで申し込んでいた。

ところが、施設に居れば居るほどどんどん慣れていき、しまいには、

「施設に居たい、家に帰りたくない」

に変わっていってしまった。

それで急きょショートステイ先に延長をお願いしたのだが、他に予約が入っていて部屋に空きがなく、やはりいったんは出なければならなくなった。


今日は姑の家に行って来たが、やはり姑は何度も私に、

「施設に戻りたい」

と、訴えてきた。

確かにショートステイの施設に居る時の姑は、顔色も良く、明るかった。

部屋も広い個室で、トイレも付いていて過ごしやすそうだった。

早くあの施設に戻してあげたい。


それに、姑の家はやけに臭くなっていた。

それはキョーレツなカメムシの臭いだった。

カメムシはどこだ?と探してみたが、わからなかった。

カメムシと同居させるのはかわいそうだ。

姑よ、またあの施設に戻るから、しばし待ってておくれね。