ハチに怯えながらのお墓参りをして来た

2022年09月26日 | 日記
先週はフルタイム勤務が多く忙しい1週間だった。

更には先日の土曜日、体育館を借りてウチの放デイの運動会があった。

何かとクタクタ1週間だった。


そんな感じだったので、秋のお彼岸の期間なかなかお墓参りに行く日が取れず、彼岸明けの今日、やっと行って来れた。

授業やバイトで忙しい息子も、今日なら行けると言うので、二人で行って来た。

ササッと行ける距離ならいつでも行けるのだが、車で往復4時間近くかかる場所にお墓がある。


なんだか最近は、長時間の運転に疲れやすくなってきた私。今日は息子に運転してもらった。

お墓に着いて周りの雑草を取ったりしていたら、突然息子が焦ったような声をあげた。

「あ、蜂だ!」

「え?」

「気がつかなかったの?今、カア(母)の頭の後ろ通って行ったよ」

全然気がつかなかった。

「ミツバチか何か?音がしなかったよ」

「え!ブーンって音したじゃない!聞こえなかったの?ミツバチじゃないよ!デカかったよ」

ちょ…

ブーンて音にも気付かなかった私。

でもまあ、飛んで通って行ったならいいや。

私はお墓の掃除をして、息子は花を花瓶に入れたりしていた。

するとまた息子、

「ちょっと!ヤバイ、また来たよ。あ!あれキイロスズメバチだ。カア、しゃがんで!」

そう小声で言いながら私を引っ張った。

「え?どこ?」

と言いながらしゃがんで息子に聞いた。

「ほら、すぐそこ。隣のお墓の花の辺りに居るよ」

わわっ!ヤバイ、本当だ~

でも拝まないで帰るわけにはいかない。

キイロスズメバチを気にしつつ、急いでロウソクに火を点けお線香に点けて二人で拝んだ。

幸い拝んでいる最中は、キイロスズメバチは近づいて来なかった。

拝み終わって、そそくさとその場を離れる母と息子。

いやホントおっかなかったわ。


その後、息子とお蕎麦屋さんで遅い昼食を摂りながら、私の仕事の話をした。

疑問だらけの私の職場の体制。

儲け主義のいい加減なやり方に腹が立つ。

それでも慣れた職場から離れる勇気が無いこと。

しかも来月から給料が上がるらしい。

59歳、新しい仕事を見つけるのも大変だし、新しい仕事を始めるのも自信が無い。

このまま慣れた職場で続けて行った方がいいのかな…


なんて言っていたら息子が言った。

「59歳だから、辞めるべきじゃない?」

「そうなのかな」

「60歳になったらますます次の仕事が見つけにくいと思うし、今の職場は福祉施設としてあり得ないおかしな所だよ!そんなとこ辞めた方がいい」

息子の言葉で目が覚めた気分。

そうだ。

私はあんな誠意の無い福祉施設で働くのはやっぱり嫌だ。不本意だ。


でも…

「時給が良いし、それに子ども達と離れることも心配になるし…」

「時給が良くても、子ども達を心配しても、このまま居たらカアはケガをするよ。ケガをしたら時給どころじゃないし、子ども達にケガをさせてしまうことも考えられるよ」

あ…

それは言えてる。

今までも何度となくケガをした。

乱暴な子と関わっている時や、急に後ろから叩かれたり、ぶつかって来られたりした時、蹴られたこともあった。

そして、足の不自由な大きな子供を支えなきゃならない時、しっかり掴めなくて子供と一緒に転んでしまったこともあった。

とっさにかばって私が下になったので、子供にケガはなかったが、この先、また同じこともあるかもしれない。


息子にはなんとなく母の様子がわかるんだな。


辞める決断、ギリギリ今月末までに考えよう。

本気でよく考えよう。


























秋の夜長にベルサイユのばらの塗り絵をするトーホクのばば

2022年09月18日 | 日記
興味がある特集記事があると、たまに買っている「婦人公論」。


今月号の特集は「終活」。

はい、興味あるある。

59歳の私には、もしかしたら少々早いワードかもしれないけど、少しずつ意識し始めるには決して早くはないな。

それにしても表紙の松原智恵子さん。77歳ですって。

いつまでも若々しく、そして可愛らしくメディアに出て活躍していただきたいなあと思う。

とかなんとか言いつつ、実は今月号を買ったのは、付録に惹かれたからっていうのが大いにある。

じゃじゃーん!


「ベルサイユのばら」の塗り絵の小冊子!

中には4枚の塗り絵が入っているのよ。


いや塗るんかい!って自分にツッコミを入れつつ、そのうち塗るわ!と思って買った。

子供の頃、もんのすごーく大好きだった「ベルサイユのばら」。通称「ベルばら」。

その「ベルばら」が、劇場版アニメ作品になるらしい。いつ上映かはわからないけど。

昔、実写映画になったのを観に行ったけど、めっちゃつまんなかったな。笑

宝塚もテレビアニメも良かったとは思うけど、やっぱり微妙だったな。

やっぱり私としては、「ベルばら」は漫画で読むのが1番。

ちなみに、子供の頃、夢中になった漫画は「ベルばら」の他には萩尾望都の「ポーの一族」。

もしかしたらベルばらより夢中だったかも…

萩尾望都は少女漫画家の巨匠だわね。

と言いつつ、私の中で1番の漫画家は、大島弓子。

ほんっとに、どの作品をとっても大島弓子の世界には引き込まれたものだった。

池田理代子、萩尾望都、大島弓子、かつて私の少女時代を支えてくださってありがとうございました!

あの時少女だった私も、いよいよ来年還暦を迎えますっ!


(「カンレキへ!」じゃなくて、「バスティーユへ!」)

昔の職場に返りたい

2022年09月15日 | 日記
私が勤めている放課後デイサービス。

そこにほぼ毎日来ている中1のミサコちゃんは、すみっコぐらしのキャラクターが大好き。

すみっコぐらしの筆入れやキーホルダーを持って来ているのだが、その可愛らしいキャラクターを見ていて、なんだか私も影響されてきた。

すみっコぐらしにハマってしまった59歳ひとりっコ暮らし。

そんな中、とあるスーパーで買い物金額に応じたシールを集めると、すみっコぐらしのキッチングッズを特別価格で買えると知った。

そしてシールを集めてお安くこのお皿を買っちゃった。

可愛い~♡


次はレンジパック3個組を目指してシールを集めよう。



このスーパーは私が昔勤めていた所。

ちょうど10年前の今ぐらいの時期から、3年ちょっとパートで働いていた。

私の担当はお菓子コーナー。お菓子の発注や品出し、管理などを任せられていた。

仕事は楽しかったし、パート仲間達とも仲が良かった。あの職場は自分に合っていたなあと思う。

ただ、店長が大っ嫌いだった。若い女性従業員に甘いし、差別があるし、ズルいし、意地が悪いし、憎たらしいやつだったな。

まあ、辞めたのは店長が嫌いなだけではなく、違う職種の仕事がしたくなったということもある。

せっかくヘルパーの資格を持っているのだから、資格を生かした仕事をしたいなと思った。

それで介護の派遣会社に登録をして、老人ホームやデイサービスなど、何カ所かの高齢者施設で働いた。

でももう高齢者施設の仕事はしたいと思わない。ホント、キツかったもの。人間関係が。

特に最後に居たとこは、今思うと呆れて笑っちゃうくらい変なとこだった。ブログにもさんざん書いた記憶がある。もう2度と戻りたくない職場だ。

今の職場も派遣会社から紹介されて入った。

高齢者ではなく、何かしらの障がいを抱えた子ども達が来る放課後デイサービス。

途中からは派遣ではなく直接雇用になり、気がついたら長く働いている。

上司達にいろいろと不満はあるが、この仕事もまた私に合っているなあと感じている。


でも、それでもねぇ、そろそろ辞めたい気持ちもあるんだよねぇ。

副社長が昔の職場の店長と同じくらい大っ嫌いだし、福祉施設でありながら儲け主義ばかり先行している会社のやり方が気に食わない。

いつ辞めよう、いつ辞めると言おうと思っているのだが、辞めても働かないと生活できない。

新しい仕事は勇気が居るし、そもそもこんな60ぐらいのおばちゃんを雇ってくれるとこなんてなかなかないだろう。


しかし、私は密かに考えている。

昔働いていたスーパーでまた働きたいと。

今はあの憎たらしい店長は退職して、当時の次長が店長になっていると聞いている。

当時の次長なら話がしやすい。

次長に会ったら、

「またここで働かせてください!」

と頼もうと思って、私はそのスーパーに行く度に次長を探してキョロキョロしているのだ。




(お皿が入っていた箱のフタも可愛い)




































中秋の名月の下で心優しき若い娘さんとマヌケなおばちゃん

2022年09月11日 | 日記
中秋の名月だった昨夜、私はやらかしてしまった。

仕事から帰る途中、夜はあまり車が通らない見通しの良い道があるのだが、そこの路肩に車を停めた。

せっかくだから満月の写真を撮ろうと思って。

車を停めて、反対側の道に行くために道路を急いで渡った。

今年は中秋の名月がちょうど満月となったらしい。

スマホで写真を撮った。

が、撮った写真を見たら空がピンク。

どうもスマホカバーをピンクにしてから、月を撮るとピンクに写る。なんでだろう。

まあ、カバーを取って写真を撮れば良いのだろうがなんかめんどくさい。

まあいいやと思ってジャージのズボンのポケットにスマホを押し込んだ。そして急いで道路を渡って車に乗った。

あまり車が通らない見通しの良い道とはいえ、停めている間、車はそれなりに来ていた。

ジャマになっては申し訳ない。
サッサと車を走らせた。

そして家に帰り、もう一度さっき撮った写真を見ようとポケットに手をやった。

・・・え?
ない!
スマホが無い!

カバンの中を探したがやはり無い。

ああそうか、車か。ポケットから落ちたんだな。

私は仕事には基本ジャージのズボンを履いているのだが、どうやら私のジャージのポケットは物が落ちやすいようだ。

運転席の辺りに落ちているだろうから、見つけやすいように着信を鳴らそうと、家の固定電話をかけた。

そしてキーを持って車に戻った。

が!ええ!?車の中で着信音が鳴っていない!

運転席のシートや下を探したが無い!

無い!私のスマホ!

そうだ、きっと月の写真を撮った後、車に戻る時に落としたんだ!

私はとにかく急いで車を走らせさっきの場所に戻った。

でも、どの位置で撮ったか定かではなかった。

適当に停めて撮ったから。

しょうがないのでそのだいたいの辺りを車でゆっくり走って探した。

スマホを落とすなんて、スマホを落とすなんて。

いっそ道路の真ん中で落としていて、車に踏まれて壊れていればいいのにと思ったが、スマホの影も形もない。

きっと誰かに持って行かれたんだ…

どうか良心的な人が拾ってくれていますように。

満月を見上げてそうお願いをした。

すると、一人の若い娘さんが歩いて来た。息子と同じぐらいの年ごろだろうか。

それで聞いてみた。

「あのぉすみません、今、歩いて来られた道で、ピンクのスマホを見かけませんでしたか?落としてしまったようで…」

娘さんは、

「あ、いえ、見かけていません」

と答えた。

「そうですか…」

困った様子を不憫に思ったのか、娘さんはこう言った。

「電話番号を教えてください。鳴らしてみますから探してみましょう」

「え、それは申し訳ないです。もう少し探してなかったら明日警察に届けますから」

「あ、でも鳴らした方が探しやすいと思いますから」

なんとまあ親切なお嬢さん。

「そうですか、じゃあ…」と私は自分の携帯番号を言うとかけてくれた。

しかし、どこからも着信音は聞こえてこない。

違う場所だったかもと、キョロキョロしながら歩いた。気がつくと、親切な娘さんは反対側の道を探してくれていた。

感激。

こんな親切な若者が居るなんて、日本も捨てたもんじゃない。

「ありがとうございました。無いようなので明日警察に届けます」

「今、ご一緒に警察に行きましょうか」

なんとまあ😢 おばちゃん一人では心細かろうと思ってくれたのだろう。娘さん、あなたの優しい心に幸あれだわ。今宵の美しい月とあなたの綺麗な心に乾杯だわよ。

と感動しながら、

「ありがとうございます。大丈夫ですよ。本当にご親切に…。あ、お家まで送りますのでどうぞ乗ってください」

「すみません」と車に乗る娘さん。

「どの辺にお住まいですか?」

「ファミマの近くのアパートです」

「あ、じゃあファミマで何かお礼に買わせてください!」

「え、いいですよいいですよ」

「いや、それでは私の気が済まないので」

「なんかかえってすみません…」

と、言いながら、娘さんは自分の持っていた大きなカバンを後部座席に置こうとしたその時…

「あれ?」

と、何かを見つけた娘さん。

「もしかして、これですか?」と、ピンクのブツを手にした娘さん。

ゲッ!

あったじゃあないか!

「えええええー!?そうですぅ!なんでぇ~?いやぁ、お恥ずかしい、いやぁ、ありがとうございます!」

気まずいやら嬉しいやら恥ずかしいやら…

大騒ぎをしているおばちゃんに、「良かったです」と、優しく微笑む娘さん。

ファミマで一緒に降りて、遠慮がちにチョコパンだけを選んでいたので、それだけじゃ気がすまないと、お茶のペットボトルを2本足して買って差し上げた。

本当はそれでもまだ足りないくらいありがたかったのだが、あまり過剰にお礼をするのはかえって申し訳ないのかなと、そう感じる人柄の雰囲気だった。

私が車でファミマを立ち去る時、キチンとこちらを向いてお辞儀をして見送ってくれていた娘さん。

おばちゃんは、昨夜の感謝と感激を忘れないからねぇ~


そして昨夜のことを息子に教えたくて電話をした。

「そっかー、きっと俺もその人と同じ立場だったら同じことすると思うよ。今の若い人は優しい人が多いよ。あ、そうだ、電話するとカアの携帯はわりとすぐ留守電になってしまうよ。だから家の電話かけて車に戻っても着信が終わってたんだね。設定変えた方がいい」

と言われた。

なるほどそういうことか。わかりました。

着信の設定を変えよう。

あと、何か車の中で探す時は、後ろに滑り落ちている可能性もあり。後ろも探しましょう。

おばちゃんは学んだ。













そうかコロナは保険金が下りるんだ

2022年09月05日 | 日記
先月コロナになった息子だが、2日からは自宅療養期間も解除になった。

まあ病み上がりだし、少し実家で休ませようかなという親心で、2日の仕事帰りに息子を連れて家に帰って来た。

そして家で2泊して昨日はアパートに戻って行った。

もう元気なことは元気なのだが、やっぱり咳が酷い。

家に帰って来てマスクしないでゲホンゲホンしてるから、本当にもう遷らないよねとちょっと不安になった。

でも近くであんなに咳をされても、私に遷っている様子はないから、咳が残っていてもやっぱり大丈夫なのだろう。

ただ、今日から息子は居酒屋のバイトに行ったと思うが、咳の後遺症は周りに迷惑だろうなあ。

咳止めの薬を買ってあげたが、効いてくれるといいんだけど。


ところで家に帰っている時、息子が、

「大学の保険課から電話が来て、コロナになったから保険金が貰えるみたい」

と言った。

おお!聞いたことがある。確か自宅療養期間は、入院期間とみなすということを。

「コロナになった友だちが10万円もらったって言ってたよ」

10万!それは大きい。

「でさ、それ知った大学の後輩がさあ、『10万円もらえるんでしょ?来週日曜日ご飯行きましょう』ってLINEが来たよ。笑」

あ、私がもらえるわけじゃないのね。一瞬自分がもらう気満々だったわ。

え、だって毎年学生生協の保険金払っているの私よ。

と、心の中でつぶやく意地汚い母であった。