世界一小さいおばあさん

2017年01月05日 | 日記
それにしても今の職場のデイサービスには90代の利用者さんが多い。

今まで行った派遣先にも必ず90代は居たが、今回はやけに多い。

80代の利用者さんが若く思えてくるほどだ。

今日、お茶を配っていたら、私が初めてお会いする利用者さんがいるのに気がついた。

ちっちゃくて、テーブルの上のお茶が取りにくそう。

それでお茶を手に持たせて、挨拶をした。

「今度、こちらでお手伝いをさせていただくことになりました、たかぽんと申します。よろしくお願いします」

「ああ、よろしくお願いしますね。私は世界一小さいおばあさんです」

ちょ笑

世界一て、そこまでじゃないから笑

なんともナイスな表現、可愛い。

そして世界一小さいおばあさんは、続けて言った。

「私はね、98歳ですよ。でもおかげさまで、どこも悪くないからくすりも飲んでません」

えええ!98歳!

今まで私が会った人で最高齢だ。

思わず私は拍手をした。

世界一小さいおばあさんは、嬉しそうにしていた。

世界一小さいおばあさんは車イスではないが、トイレとかに移動する時は、こちらも小さくなって中腰になって手引きをしている。

世界一小さいおばあさんだけではなく、他の利用者さん達の誘導も、中腰になって移動している。

なにしろ小さいおばあさんが多く、更に腰が曲がっているから。

けっこう中腰になりっぱなし。

私がまた腰痛になったのは、入浴介助というより、どうやら中腰姿勢が多いからのようだ。

でも、小さいおばあさん達のために、小さいおばさんは頑張らなきゃね。


あ、ちなみに私は155センチだから、世界一ではないけどね。