レディー・ババ

2017年01月31日 | 日記
後れ馳せながら、やっと今日インフルエンザ予防接種をした。

例によって最初に問診票?に記入した。

最近一ヶ月の間に何か感染症にかかりましたか?

溶連菌にかかったのは二ヶ月以上前になるから「いいえ」だな。

とか、もろもろの質問があって、最後におなじみの質問。

女性のかたに質問です。現在妊娠していますか?

・・・

この質問に50過ぎた私も答えていいんだよね?

ババアだけどさ、いちおう女性だから答えるんだよね?

「いいえ」

てか100パーセント、いや、今や200パーセント不可能だから。いろんな意味で。

それにしてもこの質問、何歳ぐらいまで答えるんだろう。

60になっても70になっても答えて良いのかい?

それ以上になっても女性だから答えるのか?

なんだか気恥ずかしいような図々しいような。


そうだ。思い出した。

19歳の時、学校でお腹が痛くて我慢できずうずくまって声も出せなくなったことがある。

医務室に、あ、あの専門学校、医務室がなかったな、事務室だ。

事務室に同級生たちに運ばれ、ソファーに寝かされた。

苦しそうにしている私を見て、事務の女性が、

「もしかして妊娠してる?」

と小さい声で言った。

すると、いつもぼーっとしてる友人の浦川さん(仮名)が、

「この子はそんな子じゃありませんっ!」

と強く声を張り上げた。

「あ、そうなのね」

と事務の女性が言うと、またしても浦川さん、

「はいっ!絶対そんな子じゃありませんから!」

と強調していた。

私はソファーで横たわって声も出せずにいたが、心で笑っていた。

ちょ、浦川さん、普段ぼーっとしてるのに、アンタそんなに私の妊娠について強調しなくても…笑


ちなみに浦川さんは卒業後、風の噂によると、新興宗教に入ったようだ。



話しはズレたが、どの時代の私の同級生達も、今もきっと予防接種の問診に、妊娠の有無を書いているであろう。

ババアだけど我々は女性だからしょうがない。

若干図々しいが。