">何にでも研究者が居るものです。
幸せについて本気で研究したそうですが、誰でも本気で考えていながら思うようにならないのが人生です。
研究すれば誰でも幸福になるならば人生面白くないかもしれません。記載されていることが行動に移せるのはやはり血が騒がなければ身体は動きません。陽性で健康な血液を循環させることです。
良いことが書かれていますので参考にしてください.1.ネガティブな考えを(文字通り)ゴミ箱に捨てる 2.想像力を駆使する 3.ものではなく、経験を買う 4.与える 5.瞑想する 6.集中する
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幸せの追求こそが生きがいだという人も多いでしょう。そのためには、良い仕事と素晴らしい家族、十分な休暇が必要だと言われてきました。
今回は、まだあまり知られていない幸せのレシピを6つ紹介します。誰でも今すぐ試せますよ。
1.ネガティブな考えを(文字通り)ゴミ箱に捨てる 3.ものではなく、経験を買う
大事な教訓:ぬぐい去れない否定的な感情を抱いているなら、紙に書いて、ゴミ箱に放り込むか、燃やしてしまいましょう! 頭の中から後ろ向きな考えを手早くすっきり追い払いたい時に使えそうな戦略です。
「思考を、形あるものとして扱ってみたらどうなるか」という観点から、ある実験が行われました。
被験者に自分の身体の好きなところと嫌いなところを書いてもらったあとに、その紙を物理的に捨ててもらいました。すると実際に、その気持ちを「捨てた」かのような効果が見られました。具体的にいうと、これらの被験者は、紙を捨てずに取っておいた被験者に比べ、その気持ちを物事の判断材料に使うことが減ったというのです。
つまり、ネガティブな考えは実際に「捨てられる」ようなのです。そうすれば一生幸せでいられるはず。とはいえ、上記の実験を行ったRichard Petty氏はこう言っています。
「(実際はネガティブな考えが)完全に消えたわけではありません。しかし、その考えを書き記したものが一時的とはいえ実際に消えてしまうと、それについて考えないようにするのが容易になるようです」(Petty氏)
ともかく、ネガティブな考えについては、紙に書いて捨ててしまうという方法で、悪影響を断ち切ることができそうです。その効果は短期的なものかもしれませんが、これを繰り返すことでネガティブな考えを捨て去る「練習」になります。いずれは長期的な効果を得られるかもしれません。
2.想像力を駆使する
大事な教訓:想像力を鍛えていけば、うまくするとクリエイティブな発想が生まれ、やる気がみなぎり、幸福感が増すかもしれません。幸せは、物事に対する考え方次第です。考え方を自分の望み通りに変えるには、想像力を活用するのが一番。少なくとも、ベッドから起き上がる程度の力は与えてくれるはずです。
スウェーデンのKarolinska研究所が最近発表した研究によると、人間の想像は、驚異的な(そして脅威にもなりうる)力を秘めているそうです。
「想像によって生み出された感覚信号はきわめて強力で、感覚器官による現実世界の"知覚"を変えてしまうほどだということが、一連の研究で初めて明らかになった」と、研究を率いたHenrik Ehrsson教授は語っています。
つまりは「人間の想像にはものすごい力があり、現実の世界で見たり聞いたりした内容を変えてしまうほどだ」ということです。ならば、この想像力を利用して、マインドセットを幸せな方向に変えてしまうこともできるのではないでしょうか。
いつも現実的に考えてばかりでは、人生がつまらなくなるだけではありません。脳が持つ能力の中でも、何よりも楽しくてパワフルな想像力が、「宝の持ち腐れ」になってしまうのです。
3.ものではなく、経験を買う
大事な教訓:物を所有することで得られる幸せな気分は一瞬のみで、その思いはやがて大きく薄れがちです。一方、経験から得た幸せは一生ものです。長期にわたる幸福感を手に入れたいなら、テレビや新型スマートフォンを買うよりは、飛行機やコンサートのチケットの購入を考えてみてはいかがでしょうか。
「物を所有するよりも経験を得たほうが幸せにつながる」という私の感覚は、反論の余地のない科学的データによって裏づけられています。
米Cornell大学によるこの研究結果によると、消費者はモノを購入したときには、すぐに、別の選択肢(「別のモデルを買えば良かった」「もっと安い店があった」)について思いめぐらすことがあるそうです。対して、経験にお金を払った場合はそのようなことはあまり考えません。
物の場合は、自分の所有物になった商品とならなかった商品を比較して悔やむという心理状態になりがちですが、これは経験には当てはまらないようです。
新型スマートフォンを買っても、1年も経てば型落ちになります。でも、ローマ旅行の思い出は、色あせるどころか、心の中でワインのように熟成していきます(私は5月にローマを旅行した際に、800USドルもしたAndroid端末「Galaxy Note II」を盗まれました。なくなったスマートフォンを思い出すことはありませんが、ローマの思い出は一生消えることがないでしょう)。
お金の使い道としては、ほとんどの場合、物よりも経験の方が有意義です。物は、最初にお金を払えば長く使えるという点で、一度きりの経験よりも魅力的に見えます。しかしそれこそ、投資の世界でいう「バリュートラップ(割安株の罠)」。使用した時間は、価値の正確な指標にはなりません。
4.与える
大事な教訓:善意を受ける側になりたいと思うかもしれませんが、与えることこそが本当の幸せにつながります。できるだけ大きな幸せを手に入れたいなら、与える方法を考えましょう。後悔はしないはずです。
ボランティアに従事したり、誰かのためにサプライズで料理を作ってあげたり、クリスマスや誕生日でもないのに贈り物をしたり。私たちは誰でも、ほんのちょっとの心づかいで、誰かを喜ばせることができます。
こちらの研究によると、何かを与えることで幸福を感じるのは、人間の生まれつきの性質だそうです。2歳未満の幼児も、「自分が何かをしてあげた時に、してもらった時よりも強い喜びを示す」ことがわかったのだとか。また、Harvard大学の研究者による別の研究では、「幸せはお金で買える。ただし、他人のためにお金を使った場合に限る」という結論が出ています。
5.瞑想する
大事な教訓:与えることから得られる幸せをもっと増やしたかったら、慈悲と慈愛を目指して瞑想しましょう。
チベット仏教の僧侶たちは、ポジティブな事柄を考えるのに長時間を費やしているので、ネガティブな感情や不安が心の中から払拭され、大きな幸せを手に入れられるのでしょう。
「反復は力なり」です。脳は習慣を形成しようとするので、「常に幸せなマインドセット」だって、習慣にできないはずはないのです。
フランス人のチベット仏教僧Matthieu Ricard氏は、「世界一幸せな人間」といわれることがあります。その秘密は何なのでしょうか。
「人間は常に怒っているわけでもなければ、常に妬んだり、常に寛大だったりするわけでもありません。(中略)あらゆる感情は移ろうものなので、変わる可能性を秘めています」と、Ricard氏はTEDカンファレンスで語っています。
こうした考えに基づいて、チベット仏教ではマインド・トレーニングを重視しています。
「このマインド・トレーニングは、2つの相反する精神的要素は同時に起こり得ないという考えに基づいています(中略)。握手しながら同時に殴ることはできません(中略)。人間の幸せにとって有害な感情に対しては、自然の解毒剤が存在しているのです」(Ricard氏)
リカール氏の言う"マインド・トレーニングによる心の変容"とは、無条件の慈悲と慈愛を目指したもので、これは瞑想を通じて達成されます。ただし、心を変容させるには時間がかかるようで、調査に協力してもらった僧侶の中には、「瞑想に2万から4万時間ほどを費やした人」もいるそうです。
Ricard氏は僧侶たちを対象に、幸福感にまつわる脳活動の計測実験を行っています。この実験では、前頭前皮質を対象に、幸福をつかさどる左脳の活動と、絶望や悲しみをつかさどる右脳の活動をそれぞれ計測しました。その結果、彼らの脳活動は、比較対象とした一般の人の平均値に比べて、ちょうど標準偏差のぶんだけ幸福側に偏っていたことがわかりました。要するに、僧侶たちの幸福度はグラフからはみ出すほどなのです。
6.集中する
大事な教訓:移り気な心(とスマホの通知音)を制御する術を身につけてください。そうしなければ、あなたの人生は振り回され、幸せも奪い去られるでしょう。本当の幸せは、小さなハイテク機器の奴隷になることではありません。自分にとって今もっとも大切な事柄を常に見極め、そこに全てのエネルギーを集中させることこそが、真の幸福です。集中力が途切れるのは、たいてい、この見きわめに失敗した時です。
恐ろしい話ですが、Harvard大学の心理学者Daniel Gilbert博士らが行った研究によると、人間の心は起きている時間のうち平均して47%は注意力を欠いているのだそうです。
注意力が散漫であることは、人間の幸せにとって、その人の行為よりも大きな(マイナスの)影響をおよぼします。
「宝くじに当たったと想像してください、と尋ねたとします。たいていの人は、手にしたお金で何をしたいか、という話をします。イタリアに行きたい、船を買いたい、ビーチに行ってのんびりしたい、というように。当たった瞬間の気持ちについて話す人などほとんどいません。しかし、私たちのデータからうかがえるのは、体がどこにあるかよりも、心がどういう状態なのかのほうがはるかに重要性が高く、体は心にほとんど影響を与えないということです。心は頭に導かれます。そして心と頭は両方とも、体のことはあまり気にしません」(Gilbert博士)
集中することにはもうひとつメリットがあります。それは、自分が望む形で生きられるようになることです。限られた分野に自分の能力とエネルギーを集中させるのは、大きな成功への近道です。大切な分野に専念すればするほど、人生は自分の望む形になっていき、幸福度もアップします。
スマートフォン中毒の人を擁護できる要素は何もありません(そう、あなたのことですよ。Aさんと一緒にいるのにBさんとメールしたり、逆に、Bさんが目の前にいる時にAさんに電話したり、ちょっとでも気まずさを感じたらすぐにスマートフォンを取り出して、没頭しているフリをしたりしているでしょう?)。
目の前にAさんがいるなら、100%の関心をAさんに向けましょう。この間、ファミレスで男性3人のグループを見かけたのですが、3人とも一心不乱にスマートフォンで何かをしていました。体は一緒にいるのに、心はお互いにバラバラだったのです。