墨工房日記

墨職人の楽しみながらの、奮闘記

梅雨の晴れ間に松割り

2010年06月23日 | Weblog
松煙の原料は、油ののった松です。
この松は、ナカナカ手に入りません!

どのようは?
松は枯れて朽ちると、一部に松脂がのります。
朽ちるのに、おそらく10年以上かかります。

朽ちた松

この油ののった松を探して、山から下ろします。
そして、脂身以外の朽ちた箇所を取り除き

松煙用の松が出来ます。
油ののる箇所は、木目が通らず、性根が悪い箇所が多いです。



(性根が悪いとは、こちらの言い分ですが)
このため、斧では割れず、まき割り機の世話になります。

まき割り機

まき割り機は当工房には無いので、近くの炭焼き工房に借りに行きます。
今日は、一式、軽トラに積んで作業開始!!



 

まき割り機は油圧で作動し、大概の木は細かく割ってくれます。



でも、軽トラ一杯の松を割るのに半日仕事です。

おかげさんで、500キロの松材が出来ました。
10キロの松煙が作れます。

でも、これからが大変なんですが!!

紀州松煙ロゴ

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