房総族

team房総族since2006の釣行記録・・・・たぶん随時更新予定なんだけど・・・・・ここんとこ毎週更新してるヨンピル

10/13 むらちん諸国漫遊記 香川県大束川

2015年10月14日 20時00分00秒 | むらちん
むらちんです



女を手なづけて貢がせるジゴロを女喰いというらしい

男を手なづける女は男喰い

表紙がむやみやたらとエロい週刊マンガ誌にそんなマンガが昔連載されていた

今から20年以上も前のことだ

俺はかつて子どものころ、当時高松に住んでいた親戚のおばさんから言われた

  あんたは飴喰いだね

そんなことをふと思い出した

よく飴を喰う子どもだと・・・・

別に飴が大好きだったわけじゃない

おばさんの家で出るお菓子が飴くらいしかなかったから喰ってただけだ

まあ、そのうちおばさんも亡くなり

他の親戚たちも亡くなったり疎遠になったりと

まあ、大人になるとはそういうことだ

そんな俺はデスクワークしてるときは今じゃ飴をよく喰う

甘いもんを食べてないとすぐ眠くなってしまう

だから飴を喰う

だから太ったまま痩せられない

まあ、どうでもいい話だ

俺のルーツ香川について思い巡らす時、毎度決まって昔の幼少期のことを思い出す

そう言いたかっただけのことだ





瀬戸大橋を渡り四国に入る

四国の玄関口駅のホテルにチェックインしたのは19時

チャリを借りてすぐに出掛ける

23時半のベタマンまではまだたっぷり時間がある

熊本同様に干満差の大きい瀬戸内の川

干潮時には水が無くなる

多少水のあるところを適当に撃ちながらランガン

途中、四国の有名スーパーマルナカでうどんと特売の刺身を喰って腹を満たす

そして親戚の家に顔だけ出してイトコに挨拶

  こんばんは

  おひさしぶり

  じゃまた

  お元気で

そしてまた川を撃つ

上流にたくさんいるのはコイのようだ

俺の父や親戚のおじさん達が子どもの頃、この大束川でコイを釣って遊んでたとか

藁のストローをカエルのケツだったか口だったかに差し込んで息で空気を入れ、風船ガエルをつくるといった残酷な遊びをしていたかとか

そんなこの川でスズキなんか釣ったことないと、もうすでに爺さんになってしまった親戚一同は言う

だが俺は以前この川で釣っている

年間でいちばん釣りやすい時期だけに、今回もタイミングさえ合えば魚は出せるだろう

満タンからの下げになればきっと魚は出るはずだ

しばらくはあまり期待せず適当に撃つ

ナイスサイズのカメがおり、小さなベイトやボラもいるようだがヒットはない

やがて22時ころにほぼ満タンに近づきつつあり、気を入れて攻め始める

石畳のキワ撃ち

橋脚のヨレ

水門の周辺

どれもこれも不発

やはり下げの流れがガンガン出てこなければダメなのだろうか

だとするとベタマン23時半から1、2時間後がチャンスタイムとなるんだろうが

そんなに深追いはできない

サイズはともかくとっとと魚が出したい

禁じ手のコシータ・ビータも投入

ロストが怖いが、勇気を出して投入

今回持ち込んだルアーは16個で、ここまでで投入したのは14個

もうほぼ全て使った

万策尽きた感は否めない

時間は23時を回った

寒い・・・・

さすがに夜は冷える

明日も仕事だからもう切り上げどきだ

大人は大人らしく切り上げなきゃだからな

明日の仕事に響くような遊び方はしてはならないからな

以前釣ったあたりの橋から川を見下ろす

70は余裕で超えてるシーバスがゆっくりと川を遡上してるのがみえた

やはりいることには間違いない

そいつの鼻先でバイブをヒョイヒョイ動かしてみるが、完全無視

ダメだな・・・・

今回は拾った安リールを使ってるんだが、拾ったときに巻かれてたナイロンラインをそのまま使ってる

安ラインらしく、軽めのルアーを投げるとすぐにクシャクシャになる

で、クシャクシャ部分をカットしてまたルアーを結びなおす

もう今日は3回も結びなおした

こういうのは気分が悪い

ただでさえ飛ばないJロッド

安リールと安ラインだと更に飛ばない

次回からはまたいつものようにカルディアキックス+ピーイーラインに戻した方が良いだろう

・・・・

ちょっと考えてみた

飛ばせないタックルなら、いっそ飛ばさないで使ってみるとするか

留萌遠征のエゾメバル爆釣時にテクトロでサイズアップしたのを思い出す

ルアーをモーグにしてテクトロする

15個目の投入

と、ググッとヒット!

もう必死(笑)

バレるなよ!

念じながら暴れるソイツを抜き上げる





デカした!
俺っ!

サイズ41センチ

人生2本目の香川県大束川シーバスをゲット!

むらちん父の生まれ故郷の

むらちん父が育った川での貴重な1本

まあ通算2度目ではあるが、今回も感無量

この川にはやっぱいるね、シーバス



まあ、この川はメディアで有名なハマー氏がランカー出すことで知られてる川だから、本来ならランカー狙いがスジなんだろうが

まあ、俺レベルなら40アップで充分だ

60超えてくるとJロッドじゃ抜き上げらんないもんな(笑)

そんなわけで気分良くホテルへ戻り、無駄にツインな広々とした6500円の禁煙室へ戻り就寝





翌日仕事を終えた俺は線香も花もあげない、ただ墓石に水をかけるだけの墓参りをちょろりと済ませた

そして昨夜同様に親戚のおじさんのとこにただ一服するだけのために立ち寄り

そして大束川のほとりを歩き帰路へとついたのであった

川の景色を目に焼きつける

次はいつ来られるかわからないからな

石畳をのぞき込む

  ガコッ!

と鈍い音・・・・

俺の姿に驚いたナイスサイズのカメが岩から滑り落ちてひっくり返ってしまったようだ

岩の上にひっくり返ったソイツは一生懸命手足や亀頭を伸ばして起き上がろうとしてるがやはり無理

潮が満ちればやがて流れに押されて助かるだろう

だが満ちるまではまだまだ時間がかかる

俺も何だか驚かしちゃった責任もほんの少し感じたんで

面倒だったが下に降りてソイツ起こしてやった

少々指が亀臭くなったが、まあ仕方ない

竜宮城に連れてけとは言わないが、いつか俺にスーパーランカーシーバスの居場所を教えてくれたりはしないかなと

そんな下心から手助けしただけのことだ

駅へ向かい再び歩き始める

埋め立てられて立派な家が建ち並ぶ住宅地

ここは、かつては海から塩をつくる塩田だった

俺が幼少の頃はもうすでに塩田は無かったが、当時その名残みたいなものは残ってた

干上がった泥質の海に転がる無数の壺

その昔どう使われてたかはしらない

まだ若かった父と一緒に石を壺に投げつけ、割って遊んだこともあった

なかなかワイルドな遊びだったな

今じゃそんな風景は想像できないほど開発がすすんだ

これからもどんどん開発されてゆくのだろう

家も人も、川の流れと同じなんだなと

スピードの違いこそあれ、どんどん変わってゆく

鴨ヤンの言うとおりだな

鴨ヤンはすでに亡くなってしまってるが、これから先、俺の親戚たちもひとりまたひとりと消えてゆくのだろう

何だか少しおセンチな気分になってきちまったぜ

まあつまりだ

生きてるうちに楽しんでおこうぜってことだな





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昨夜マルナカのフードコートでのディナー



客は俺ひとり(笑)





持ち込んだルアー



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2 コメント

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Unknown (morimori)
2015-10-14 21:30:19
香川も行ってみたいなぁ

ケッパーとシータは餌だね
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Unknown (むらちん)
2015-10-14 21:36:41
モリ、いつか俺が生まれた町に連れてくよ・・・・


こりゃ恋人同士のセリフだな(笑)
てか、香川行くくらいなら土佐日記書きに高知行こうぜっ!
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