むらちんです
新潟港から60キロほど沖合にある佐渡島
島全体がポイントなんだとか・・・・
事前にチョロッと調べたところ、90アップの実績もいくつか出てきた
確かにポテンシャルが高そうな島だ
今年の始めに今年のシーバス目標本数を70本に設定したわけなんだが・・・・
浸かりの好調が年明けもずっと継続しており、1月の実績は36本
最初のひと月で年間目標の50%をすでにクリアしている・・・・
・・・・こんなんじゃダメだ
あまりにも簡単に釣るのはやっぱり俺のスタイルではない
たまには完全アウェーな地で揉まれてみるとするか
そんなわけで2月の初日、新潟港を発った
新潟港から佐渡島の両津港まではフェリーで2時間半もかかる
昔は大きなタライに乗って海を渡ったとか渡らなかったとか・・・・
いわゆるタライ舟も有名
その昔、佐渡島の女が本島までタライ舟で男を追っかけてきたとかこなかったとか
途中、荒波にさらわれて海の藻屑になったとかならなかったとか
そんな話を前に土ワイド的な2時間ドラマで観た気がする
まあ、新潟の海は比較的いつも穏やかな印象があるが、荒れるときも当然あるのだろう
俺は今回は大枚叩いて高速船ジェットフォイルに乗った
新潟港を発進してすぐに船内の電光掲示板にメッセージが流れる
まもなくテイクオフするのでシートベルトはしっかりとするようにとのこと
テイクオフ?
飛行機かよ!?
と心の中でツッコミを入れる俺
激速というわけではないが、高速走行中は船首を上へもたげて最大80キロのスピードで走るジェットフォイル
確かに速い
だがちょっと期待ハズレ
俺がこどもの頃に宇高連絡船の甲板からみかけたホバークラフトみたいに激しく揺れることを期待してたんだがな・・・・
まったくもって安定した航行で島を目指すジェットフォイル
フェリーとは違い、ものの1時間程で夕闇迫る両津港に着いた
佐渡島は大きな島がふたつくっついた様な形をしている
そしてそのふたつの島を挟んだ真ん中に平野がある
人口の多くはこの平野に住んでいる
ホテルへ向かう道々、諸々な箇所をキョロキョロ見回す
建ち並ぶ民家はほとんど木造
そしてかなりガタがきてる
昭和な町並み
きっと家の中にまで隙間風もピューピュー入ってくるのだろう
道すがら歩いてる島の住人もみかけない
寂しい町並み
思ったより雪が積もってない幹線道路を通り、そしてホテルに着いた
近隣に食べるとこなんてありゃしない
コンビニがあっただけまだマシ
年齢層の高い店員から弁当を買う
すると店員が言う
レジ袋が欲しけりゃ5円余計に払えと・・・・
なんか腹が立つ
ホテルの部屋で弁当を一気に食い、ふたたび部屋を出る
年齢層の高いフロントマンにチャリ貸し出しを申し出る
するとフロントマンが言う
貸し出ししてませんと・・・・
楽天トラベルのサイトに貸し出し可能と記載されてたんだがな?と俺
貸し出ししてないのならなぜサイトに記載してあるのだ?と俺
とにかく貸し出しはしてないと言うフロントマン
どうやら日本語が通じないらしい
楽天トラベルにもそんな記載はしてないはずだというフロントマン
まあ仕方ない
こういうことはよくある
とくに寂れたエリアではよくある
ド田舎のホテルなら競合が少ないから、ネットに多少ウソを書こうが、客から追及されたり悪口コミで売上が落ちるといったことも無いのだろう
まあ、このホテルを俺が利用することは今後一生無いがな
とにかく腹が立つことばかりだ
朝食つきとはいえ8000円オーバーのこのホテル、時期的なものなのか大浴場が工事中だかなんだかで使えず、しかも内風呂はチョーぬるい湯しか出ないひどいハズレくじだった
良かったことといえばコンビニが近くにあったことくらい
まあ、この先永くは持たないだろう
結婚式場があるのがウリの様だが、こんな年齢層の高い島で結婚式を挙げるカップルが年に何組もいるとは思えない
結局島に滞在してる間、子どもの姿すら見かけなかったしな
まあ、そんなわけで歩きで出掛けた
佐渡島の玄関、両津港のすぐ後ろに広がる湖を目指す
加茂湖
もともとは淡水湖だったが、カキの養殖をするために人工的に海と繋いで汽水湖にしたらしい
気温は低いが、風が無いので結構快適
月は雲に隠れて湖は真っ暗
撃てそうな箇所を探しながら湖畔を歩く
だがオカッパで撃てそうなところがなかなか見つからない
そうこうするうちにスナックが建ち並ぶエリアに出た
港近くまで歩いた様だ
たいがい港とか駅の近くにはスナックがある
しかもたくさん
ラーメン屋や定食屋は無くてもスナックは必ずある
昭和なネーミングだったり、なぜその名前を店につけたんだろう?なネーミングのスナックが建ち並ぶ
長野県の飯田や、徳島県の鳴門なんかがそうだった
そしてまもなく海との合流地点にたどり着いた
歩き始めて30分くらい
橋が3本架かる小場所
もともとこの橋脚周辺が本命
ロストは怖かったがシータSから開始
上から下へと探る・・・・
いくつか弾をチェンジし、いくつか場所をチェンジし、最終的には港も攻めた
1時間半くらいチャレンジしてみた
港ではイワシぽいやつらがキワに寄ってたのは見た
サビキ使えば釣果は出せたのだろうが、今回はボウズで良い
しっかりと完全アウェーの佐渡島に返り討ちにされた
シータコシータケッパーグースで攻めれば、今の俺ならもしかしたら勝てるかなと期待してはいたんだがな
ここ最近のホーム浸かりで、以前と違い毎度釣果が出せてるのは、俺の釣能力が向上してるのかもしれないと密かに思っていたが
ユリゲラーが俺の体に宿って超能力が身についたのかと思っていたが
それはやはり勘違いだった様だ
ただ単に、今シーズンのホームは絶好調で魚が溜まりまくってるから毎度釣れてるということだ
ヨシ!
また今週末から気合いを入れなおしてサイズを狙っていこう!
そうつぶやき、加茂湖を後にした
来た道を戻る
誰もいない通りをひとり歩く
いつしか粉雪がはらはらと舞い落ちてきた
街灯に照らされた雪たち
寒々とした景色
推定・築80年オーバーな朽ちかけた木造民家の建ち並ぶ通りをぬけてゆく
スノーフレイクの街角
昔聴いた杏さんの歌をふと思い出した
粉雪の街が舞台の、バブル時代のラブソング
この歌の舞台って、もしかしたら佐渡島だったりするのだろうか・・・・
それは杏さんのみぞ知るのだろう
ま、ぜってーありえねーけどな(笑)
翌朝
スノーフレークのちらつく加茂湖をみやる
確かにカキ棚が見える
てか、カキ棚がやたらと多い感じ
養殖のために敢えて気水湖に改造したのもうなずける
朱鷺と金山とタライ舟以外はなんら名物の無い島
何かしら名物を自分たちで作り出さなきゃ廃れる一方だからな
そして仕事を終え、帰りの便を港で待つ
釣具屋が一軒目にとまったが、まったくもって入ってみる気にならなかった
俺の探してるブツはきっと置いてないだろうし、寂れたエリアの店はエサか船用しかたいがい置いてない
それに何も買わずに出るのも何だか気がひけるしな
と、こんな感じで島を後にしたのだった
もう敢えて行く島ではないだろう
遠征するならやはり高知以外は魅力を感じないな
今んところは
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