湿原と周辺の花が続いてます。
ミカワバイケイソウ(三河梅蕙草)が満開になってました。
この株はまだ少し蕾が残ってますけど。(^^ゞ
シュロソウ科シュロソウ属の多年草で、東海地方のみに自生する日本固有種。
コバイケイソウ(小梅蕙草)の変種で、環境省の絶滅危惧Ⅱ類、愛知では絶滅危惧Ⅰ類指定種。
真上から見たミカワバイケイソウ。
花の直径は8~10mm、沢山咲く年と僅かしか咲かない年が有るようです。
今年は沢山咲いてましたが、沢山咲いてるのを撮るのは苦手で。ポリポリf(^^;)
コバイケイソウと同じく、全草アルカロイド系の毒が有ります。
若い芽は、山菜のオオバギボウシやノカンゾウと似ているので注意が必要。
カザグルマ(風車)が咲いていました。
キンポウゲ科センニンソウ属の蔓性落葉低木で、本州~沖縄に分布。
右の木が邪魔で正面から撮れず、左右から撮ってます。(^^;)
環境省の準絶滅危惧指定、愛知では絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
ここでは木道から湿原内に入れないので、離れている花を撮るしか有りません。
花弁は無く花に見えるのは萼片で、萼片を入れた直径は10~12cmと大型。
クレマチスの園芸品種の交雑に使われます。
萼片は傷み易く、開花から二日もすれば茶色く変色して萎れてしまいます。
咲いた日に見に行かないと、奇麗な姿が見られない花。
花の色は白~淡紫色ですが、この辺りでは白しか見られません。
咲き残っていたヤブデマリ(藪手毬)。
枝の上に見事に花が並んでますが、上からは撮れませんでした。
湿原内では、モウセンゴケ(毛氈苔)が葉を広げ出していました。
モウセンゴケ科モウセンゴケ属の多年草で、北海道~九州お湿地に分布。
葉の表面に多数の赤色の腺毛が有り、粘液を出して虫を捕らえる食虫植物。
こちらはトウカイモウセンゴケ(東海毛氈苔)。
↑ と同科同属で、東海~近畿の湿地に分布する日本固有種。
葉の形がヘラ型で全体が赤いのが特徴で、モウセンゴケのように葉が立ち上がりません。
葉が立ち上がらないので横からは撮れず、接近して葉を拡大してみました。
なんかちょっと気色悪いような。(^^;)
次回は湿原周辺で見付けた生き物を。
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