気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

子どもの要求

2010-01-12 06:16:58 | Weblog
よくデパートなどで玩具を前にして

  あれを買ってくれ

    と 泣いている子どもがいます。

お母さんは

情けなさそうな顔をして

  「いけませんよ」

    と くり返しています。


気の毒なことですが

しかし

そのお母さんが

  子どもと対立してしまっているから

                ・・・ そうなるのです。


「いいですよ、だけどもっと欲しいものはないの?」

  と 次々と探していると

だんだん欲しいものは

    大から小になり

探して ねだり

  それを容れられると

    それだけで もう買ってもらったつもりになり

次々と探すが

    だんだんそれが少なくなります。


最後は いつも安価なものです。


本当にそれが欲しいのか

         もう一度探してごらん

  というと 面倒臭がって

    これでいいよ ・・・ と いいます。


これなら家にあったね

  というと

    それで ・・・ その気になります。


めったに買ってやったことはありませんが

    子どもはいつも ・・・ 満足します。


覗くな といわれれば

       ・・・ 覗きたく なります。

いけませんよ は

       ・・・ 欲しい を育てます。



もう少し工夫をし

面倒臭がらないで

  一廻りさせれば ・・・ と つい思います。



人間には誰にでも

  こういう心理がはたらく

          ・・・ ことを 考えて欲しいものです。










兄弟ゲンカ

2010-01-12 05:16:12 | Weblog
獅子は

自分の子を谷に落とし

昇って来た子を育てる ・・・ といいますが


日本人は ともすると

登れぬ子を助け

登って来た子を突き落としがち ・・・ です。


それがいけないと思って

できるだけ公平に扱おうと心がけている親もいますが、

  親が公平のつもりでも

  子どもはそう思っていないことが多くあります。



ことに

最初の一人として

親の愛情を一身に受けてきた長男は

    公平であるということに

             ・・・ 不平を持ちます。

しかも

自分だけの母親と思っていた長男・長女は

  次の子がその乳房をくわえているのを見たときに

    母親を奪われた感が深い ・・・ のです。


その感じが また

  公平を不平に感じさせる理由となるならば

母を奪った次の子が

  何かにつけて邪魔になり

  排斥したくなり

前のように

  母の注意を一身に得ようとするのも

           ・・・ 無理はありません。


次の子は また

  兄のようのように笑ったり

  愛想を振りまいたりする技ができていないから

その注意を集める為に

  しっかりと乳房にしがみつきます。

      ・・・ これもまた やむを得ません。



こうして

乳房に因を発した

  この要求のあるところは

       ・・・ 意外に深いものがあります。












  

子どものケンカ

2010-01-12 04:40:55 | Weblog
ケンカすると

  一方が 勝ち

  一方が 負けます。


そして

しばらくすると

勝った方は 自ら強いと思い

負けた方は 自ら弱いと思います。


その後

しばらくすると

強い方は 弱い方を庇(かば)い

弱い方は 強い方に順います。


大人が中に入ると

弱い方は

  泣いて応援を求めて

    他の力で強さを補う術(すべ)をおぼえ

強い方は

  大人の目のとどかぬところで

             弱い者をいじめます。


意地悪と卑怯(ひきょう)のはじまりが生じます。


大人が中に入らなければ

  強い者も弱い者も

    素直に その分を楽しみます。

天真爛漫な子ども心を

    乱さぬことが必要です。


大人でも弱いと

  他の力を使うことを工夫しますが

他の力によりかかっているうちは

            ・・・ 強くはなりません。