気の広場

気の世界あれこれ・・・
  日常雑感あれこれ・・・

自滅を救う ・・・ 捨て果てて

2010-06-30 23:11:59 | Weblog
このところ
整理術の本で「断捨離」とかいうのが
  多くの人々に読まれている ・・・ と聞きました。

無論
その内容の次元において 比較すべくもありませんが ・・・

捨聖(すてひじり)と言われた一遍上人を
  生き生きと描いた ・・・
故 坂村真民さんの「一遍上人語録 捨て果てて」という本があります。


その中に 「捨」という詩があります。


  捨は

  空といってもよい

  無といってもよい

  菩薩の若さ

  菩薩の美しさ

  みなそれは

  空からきている

  無からきている


  また捨は

  まかせることである

  木が美しいのも

  花が匂うのも

  この捨からきている


  歴史を見てみるがいい

  民族も国家も個人も

  みな繁栄のために滅んでいる

  持たなくてもよいものを

  持ったがゆえに自滅した


  ・・・

  ・・・




なかでもとくに

  歴史を見てみるがいい ・・・ は 考えるところが多いですね。
















死ななければならない ・・・ 生き方

2010-06-30 06:21:57 | Weblog
2010/5/23 撮影



いまどこかで赤ん坊が生まれている。

そして

いまどこかで人が死んでいる ・・・ と よく言われます。


なるほどそうでしょうが ・・・

その生まれたり死んだりが他人のことだから

  わりに平気で私たちはそんなことを言ったり考えたりしますが

もしそれが自分のことだったら
 
  ・・・ なかなか落ちついてはいられません。


生まれる方は わからないからよいけれど

死ぬ方は 大変です。


自分がいよいよ今死ぬ と想像して

  平気でいられるのは 普通の人ではないでしょう。

よほどモウロクしているか

さもなければ

  よほど人生について深く深く納得している人かもしれません。


いずれにしても

普通の人は

  自分が今日か明日には死ななければならない

    ・・・ と知ったら 平気ではいられません。

大抵の人は そうなったらやり切れなくなって

なんとかしてその場合でも平気でいられるようになりたい

    ・・・ と いろいろ工夫してみるでしょう。


もし不安や恐怖心をムリに消さないまでも

そのままでともかく死んで行ける道があったら ・・・ ありがたい

    ・・・ と 普通の人は思うでしょう。



人間は生まれてから死ぬまで ・・・ 人間でありたいものです。

死ぬのなんかヘイチャラだと本当に思う人があるとすれば

    ・・・ どこかおかしいのではないか と思います。


人間が人間であることを自ら否定しないで

不安や焦りにも追われず
 
ゆったりと生きていけるなら

    ・・・ それが一番よい生き方ではないか と思います。






「 ゴミ屋敷 」 ・・・ コンビニグルメ

2010-06-30 05:07:19 | Weblog
「便利」だからと コンビニ食品を食べ ・・・ 。


「便利」だからと
 
  携帯電話にパソコン、電子レンジといった

    「便利な設備」

    「文明の利器」を「図に乗って利用」し ・・・

  電磁波にさらされます。


電磁波は 水気の多いところに影響を及ぼしますから

まずやられるのは ・・・ 脳 ですね。

そして

長時間パソコンや携帯電話ののモニターを見ていれば ・・・

  <眼精疲労>や<肝臓障害>が生じるのは必定です。


ダイオキシンのモトになる

コンビニ食品の空き箱、袋、パッケージなんて

  いくらあってもかまいません(?)。

ただ袋に入れて

  「ゴミの日」に出してしまえばいいのですから。


しかし しかし

そんなお気軽「コンビニグルメ」で

いつの間にか 自分の体の中にたまったゴミは

  だれも持って行ってはくれません。

しかも 確実にたまっていくのです。


そう もしかしたら

あなたの身体は ・・・ 「ゴミ屋敷」 ・・・ 。



ちなみに
コンビニ とは ・・・
「好都合、便利、便宜、便宜上、便利なもの、便利なこと、文明の利器、衣食住の便、便利な設備、人の好意につけ込む、勝手に利用する、図に乗って利用する」 ・・・ 。









   

家族の条件 ・・・ 儀礼

2010-06-29 07:03:34 | Weblog
家族の条件 ・・・ 家族の儀礼を守ること。


まずは、愛とか理解という前に ・・・

朝起きたら ・・・ 「おはようございます」

誰かが出かけるときは

  ・・・ 「いってきます」 「いってらっしゃい」

誰かが帰ってきたら ・・・ 「ただいま」 「おかえりなさい」

ご飯を食べるときは ・・・ 「いただきます」 「ごちそうさま」

寝るときは 「おやすみなさい」
 
               ・・・ と 言いかわす。


どうしてかって?!

      ・・・ 昔からそう決まっているからですよ。














ゴルフが命とり ・・・ 一番高い死亡率

2010-06-29 04:28:41 | Weblog
スポーツをたまにしかやらないというのが

  ・・・ 体にとっていちばんよくありません。

これは どんなタイプの人にも言えることです。


サラリーマンの方が週末にするゴルフは ・・・ その典型ですね。

ゴルフに出かけるのは 1ヵ月に一回 多くても週に一回程度。


実は

ゴルフのプレー中に亡くなる ・・・ というのはとても多いのです。

日本で一番死亡率の高いスポーツは ゴルフ

    ・・・ といっても過言ではありません。


ご存知のように

運動中の突然死の原因として多いのは

  冠動脈の狭窄、閉塞をきっかけとした<心筋梗塞>

そのほかにも<脳卒中>や<大動脈瘤破裂> など

    ・・・ 運動中の突然死の原因はいくつもあります。

そのいずれもが

運動したことによる急速な血圧変動

  あるいは 交感神経の過緊張などが原因となっています。


週一回 月に一回といったペースのの運動は

むしろ 止めたほうがいい ・・・ ことはお分かりいただけますよね。

突然死に至らないまでも

たまにしかやらない運動というのは

    ・・・ 体に相当な負担をかけることになるのです。


一番問題なのは

学生時代から運動をしてこなかった人が

  健康のためと言って 中年過ぎからスポーツを始めることです。


ゴルフ場で亡くなる方は たいていこういうタイプです。

体を動かす仕事をしている人が

  ゴルフ場で亡くなることは滅多にありません。


若い頃からデスクワーク中心だった人

しかも

週1 ・ 月1回程度でしか運動しない人に

  ゴルフ場での突然死が多い ・・・ のです。



まして

プレー後の冷えたビールなど ・・・ 言語道断

              ・・・ 自殺行為 と言うほかありません。


そして

もし 運悪く事故のように ・・・ そのときは 自業自得 と言うものです。



とくに この6月・7月・8月は ・・・ ご用心 ・ ご用心。













 

教育意識より家庭生活の健全化

2010-06-28 06:49:22 | Weblog
教育者の立場に立つ人

つまり

  家庭では親

  学校では教師は

何よりもまず

  明確な教育意識を持たなければなりません。


それを持たずに漫然とその立場にいるほど ・・・ 罪なことはありません。



では 教育意識とは何でしょうね。


教育者が

自ら描き好む人間像に

  後進の青少年を合致させようとする意識のこと でしょうか。

あるいは

客観的存在として描かれた人間像に

  近付けようとする念願のこと でしょうか。


否 ・ 否 ・ 否 ・・・ です。



教育意識と正当に呼ばれるべきは

  そのように描かれたものへの合致を夢みることではなく

対象が

その本来保有する可能性を発するための手助けをしてやろう

  というのが ・・・ 正当な教育意識だと思います。


もう少し具体的に言いますと

監督、命令やおどしとペテンによって

  親や教師の描く型にはめようとする仕事ではない

        ・・・ と 声を大にして言いたいのです。

今日 多くの大人のもっている教育意識は

  概ねそのようなもの ・・・ ではないでしょうか。


そんな教育意識ならば持たぬ方がましだ

        ・・・ と 声を大にして言いたいのです。


家庭では

教育意識をなるべく捨てて

  家庭生活の健全化を心がけるべきだ ・・・ と思います。

むやみにあせって

  効果をあげようとするより

家庭生活の中での健全さを

  ジックリと求めて行った方がよい ・・・ と思います。











ウルムチ滞在記 ・・・ 6.放牧から戻ったお父さん

2010-06-28 05:09:50 | Weblog
2010/4/3
放牧に出ていたお父さんが羊を追い込みながら戻ってきた。
その馬上の姿は凛々しく ・・・ 威厳すら感じた。


うっすらと涙を浮かべながら

  しっかりと抱きしめてくれました。

その腕はふるえ

  言葉は言葉になりませんでした。


昨夜は

わが息子のためにはるばる訪ねてくる日本人を迎える挨拶を

何度も何度も練習していた ・・・
 
  と すまなそうに息子さんが伝えてくれました。


もちろん もちろん ・・・ 言葉など要りませんよ。



馬から降りたお父さんは

  心なしか小さく見えました。

それは厳しい生活を感じさせるものでした。

    ・・・ お歳は62歳とか。


今年は 羊が80頭生まれた ・・・ とのこと。



    ・・・ あたたかい時間が流れました。






  

柳家小三治師匠 ・・・ 秀逸な一言

2010-06-27 17:17:03 | Weblog
昨日の朝日新聞 ひと欄に

落語協会会長になった柳家小三治師匠(70)が紹介されておりました。


そこで飄々と語る小三治師匠の一言一言 ・・・ がとてもいいのです。


就任会見で ・・・

  「 ただ、そういう時が来た 」

  「 もののはずみ 」

  「 何のために協会があるのか。あとを育てるためと言っていい 」

  「 もっともっと、若い人にスポットライトを浴びてもらいたい。

      任せられて初めて責任感が出てくる 」


落語ブームは、少し落ちついてきている ・・・ について

  「 ブームというより、バブルですかね。

    あぶくがあぶくを呼ぶんです。

    その下には滔々(とうとう)とした流れがある。

    それが本当の力です 」




・・・ 大人の言葉です。

とくに 「 あぶくがあぶく・・・ 」の一言は 秀逸ですね~。












大道 ・・・ 通行至難

2010-06-27 11:18:12 | Weblog
強者に楯突き 弱者を庇(かば)う。


これは

  真の勇者の態度だ ・・・ と昔から思われています。

だが ・・・ そうでしょうか。


もう一つの道があります。

強者にも楯突かず 弱者をもあえて庇わず

是は是とし 非は非とし

是には組し 非は認めない ・・・ という姿勢があります。


この道は 強者の道ではありません。

       勇者の道でもありません。

無我の大道 ・・・ といいます。


        ・・・ 通行至難な道です。









 


ダラシナク ・ キタナラシク ・ カナシイ

2010-06-27 08:38:43 | Weblog
むかし

チンドン屋というものが

  面白い服装をして街を練り歩いていたものですが

それでも

今日のあの若者たちほど

  突拍子もない

  ダラシナク

  キタナラシク

  カナシイ ・・・ 格好はしていませんでした。


しかも

最近では

  破廉恥なおばさんたちまで加わって ・・・ 。



本当に

天下は泰平なのかどうか ・・・ 全くわかりません。






  

アタマ ・・・ 6.折角の一生だから

2010-06-27 06:36:33 | Weblog
不生不死の自分を分かりさえすれば ・・・


「死にたくない」と思いながら

  それほど深刻に死を厭うこともなく

  生に執着することもなしに
 
    割りに淡々と明るく生きていられます。

そればかりでなく

日々の生活の上でも

  自分の感情に引きずり回されることもなく

    かなり淡々と生きることができます。



死についての恐怖や不安から開放されることも大事に違いありませんが

それよりもっと日常のことで

  深刻に苦労しないで 明るく

 しかし

  軽薄でなく暮らせる方が ・・・ 大きな功徳だと思います。

それは

折角のこの一生を より有効に生きる ・・・ ことになるからです。


何も考えずに ボヤボヤ生きていれば

一生怒ったり 恨んだり 悲しんだり 喜んだり 笑ったりして

  何十年も過ごしてしまいますが ・・・

それらの感情は

  本来の自分のまわりにくっついている煙か湯気みたいなものですから

感情に引き回されて過ごしては ・・・

  折角の一生が台なし ・・・ になってしまうわけですね。



  ・・・ まさに ご用心 ご用心 ・・・ です。


  この齢になってわかる実感 ・・・ でしょうか。














アタマ ・・・ 5.不生不滅の自分

2010-06-27 05:32:24 | Weblog
われわれは

  自分が死ぬか生きるかと思って心配しますが

本当の自分は生きも死にもしないのだということを知れば ・・・

この肉体が死んでも生きても

  それほど決定的な打撃は受けないわけですね。


むろん

肉体の側で言えば
 
なるべく死にたくない というのが当然です。

しかし

自分の本体の側から言えば

死んでも生きても

  それは大した問題ではない ということになります。


従って
 
問題は

この自分の本体を実感的に捉えるかどうか

  ・・・ ということになりますが

それはまことにたやすいことで 一銭の費用もかかりません。


筋道の通った話をよく聞いて 納得すればよいわけです。

自分の本体について 正しく 深く納得している人の話をよく聞いて

  それをよく胸におさめ 腹におさめさえすれば ・・・

突然あるいは徐々に 不生不滅の自分がわかってきます。


それがわかりさえすれば ・・・ もう文句の言うところはありません。










アタマ ・・・ 4.死ぬのなんかヘイチャラ?

2010-06-26 15:28:53 | Weblog
不安や恐怖の問題は ・・・


死ぬのなんかヘイチャラだ という人は別ですが

ヘイチャラでない人は

      ・・・ どうしたらいいんでしょうね。


無理矢理にヘイチャラになろうと思って

どんなに努力しても ・・・ そうはなれません。


それなら 普通の人は

いたたまれない不安と恐怖のうちに

  死を迎えなければならないのでしょうか。


いや いや

そんなことはない ・・・ と思います。


大体 死にそうになると意識が朦朧として

  不安も恐怖もさほどひどくないのではないか ・・・ 思いますが

もし そうでないにしても

  うまくゆく道は ・・・ たしかにあります。









アタマ ・・・ 3.アタマ手放し

2010-06-26 10:48:34 | Weblog
とにもかくにも

アタマの働きを一旦停止してみる

・・・ と いろいろなことがよくわかります。


中でも 本当のソン・トクがわかります。


ソンなことを トクだと思ってやるのが ・・・ バカというものですが

われわれは

  なるべくバカでなく ・・・ リコウでありたいものですね。


しかし

われわれのアタマは

  どうしても間違った判断をしてしまうようにできていいますから

これに頼らず

本当の知恵 あるいは 仏智に頼って生きる方が

          ・・・ リコウだ ということになります。



いわゆる ・・・ 「アタマ手放し」の生き方です。