
ニューヨークを舞台のハードボイルドから、武蔵には戻りたくなく、本書を読んだ。
単行本を始末すれば、狭い書棚にスペースもできるし。
本作は、四字熟語の勉強にもなった。
第一章 「蓋世不抜」は才能溢れる人を称賛する言葉で、世の中を圧倒するほどの気性や才能を持つ、他の誰よりもしっかりして意志が固いといった意味
加賀藩の若者2人が志士となるまでの物語。
天狗党の党首が「志士としての道と人としての道は時として相反する。その時どう折り合いをつけるかで、その者の真価が問われる」と血気はやる主人公の若者に語る。 定年後の僕としては、もっと早くこの言葉に会いたかったな。
第二章 鉄心石腸 鉄のようにかたい心と、石のような腸という意味から、なにごとにも動じない強固な意志や、いかなることにも動かされない堅固な精神を ...
第三章 気炎万丈 意気込みが他を圧倒するほど盛んであること。 多くは意気盛んな談論についていう。
竹馬の友と袂を分けて行き来ていくことが予見され➰
第四章 擲身報国 一身を投げうって国家のためにつくすこと。 解 説: 「擲身」は、身をなげうつこと。 「報国」とは国家の恩に報いること。
それぞれが、各々の大義で生き➰
おもしろく読書を楽しんだ、一気読み。