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気まぐれ高ちゃん ー アクティブに日々を過ごし、徒然のままに書いていこうと思います。

旅、読書、ゴルフ、絵(描くこと、観ること)、映画鑑賞、料理、美味しいもの 月並みな趣味の記録です。

ある男 読みました

2025-03-19 20:55:00 | 本と雑誌

人の戸籍で生きる というモチーフは他にもありそうだが、
小説の面白さは、登場する人物のありようう、その状況経緯がどれほど興味深く描けるかだろう。

本作は、その点なかなかの仕立てで、読書の時間を楽しんだ。
主人公の男は弁護士。ハード・ボイルドの主人公なら私立探偵だが、ミステリー謎を追い格闘する主役は、今の日本では、自由に動ける職業は弁護士だろう。
バーで流れる音楽の選択はハード・ボイルド仕立て。
悠人くんが気丈で思慮深くて母親思いだったのが救いで、読後感をそれでも爽やかにしてくれた。


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