京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

年末年始の営業のお知らせ

2019-12-24 20:48:09 | お知らせ

そろそろご案内をしておきます。

年末年始の営業は下記の通りです。


12/28(土)通常営業

12/29(日)休業

12/30(日)通常営業

12/31(月)通常営業(少し閉店時間を早めるかもしれません)

1/1(水・祝)休業

1/2(木)休業

1/3(金)休業

1/4(土)休業

1/5(日)休業

1/6(月)通常営業

以上です。


年内は12月31日まで、年始は1月6日から営業いたしますので

何卒よろしくお願い申し上げます。


 㐂むら呉服店


粋な装いも。。。ジアキ柄の本場奄美大島紬に格子柄の全通名古屋帯

2019-12-21 18:34:00 | 着物

今年ももうあと少しですねー

なんて会話が増えてきました。
 
毎年ながら年内に
あれもしなきゃ、これもしなきゃと
焦ってしまう年の瀬です。
 
しかしいまいち雰囲気がでないのは
気温のせいでしょうか。
ゆるい寒さの毎日
 
末端冷え症の私にとっては
ありがたい事ですが。。。
 
それはさておき、
今日は大島紬のご紹介です!
 
【正絹本場奄美大島紬・スクエアに一輪の花のとび柄小紋】
 
茶系の格子柄の名古屋帯を合わせました。
これも全通の西陣織です。



粋な感じにしたくて
帯締も帯揚も控えめなクリーム系の色目で。
もはや憧れですね。
私は粋なのが全然似合わないので😓



一瞬クローバーかなぁ?と思ったのですが、真ん中の丸いのがめしべ?でしょうか?
きっとお花だと思います。
でもトビ柄なので、可愛くなりすぎないのがいいですよねー。
しかも単色ではなくカラフルなのは珍しいです。



しぶぞめとは、柿渋で染められたもの、または柿渋で染めたような色で作られたもの、という意味だそうです。
とても締めやすそうです!


帯揚はもちろん丹後ちりめん。
ちょっと変わった帯揚も入荷してまして、クリームの無地かと思えば、濃い緑色で北斎の柄が描かれています。
着姿にほぼ影響はありませんが、見えないところにオシャレするのが本当のお洒落さんな気がします


着物は地球マークの本場奄美大島の紬です。



15半ヨミ(算)というのは経糸の密度を表しています。
下に1280本と書かれていますが、これはこの反物の経糸の数ですね。
反物の巾が約40cmなので、1cmの間に32本の経糸が使われているという事です。
 
ちなみに黒地のジアキでは13ヨミというのが多いそうで、この反物はより生地がしっかりしているという事です。
 
他に、大島紬の説明でマルキという単位もよく使われます。
これは絣の密度を表します。
5マルキ、7マルキ、9マルキなど。
数字が多いほうが細かいということです。
 
色々と説明しましたが、ご自身が気に入ったものを着用するのが一番だと私は思います
でも迷ったときに少し知識があると助かりますよね。
 
あと最近はネットで購入される方も多いので、ネットで買うほうが知識がないと失敗しやすいので、皆さまご注意ください
 
 
【正絹本場奄美大島紬着物地・黒地にスクエアに花のとび柄】
巾:約38.3cm(1尺1分)※身長約172cmの方までお仕立可能です
特別価格:SOLD OUT
※手縫い袷お仕立て代・正絹胴裏地・正絹八掛代込み
※お仕立には1ヶ月ほどかかります。

【正絹西陣織九寸名古屋帯・しぶそめ茶系格子柄(全通)】
SOLD OUT
※お仕立て代・日本製帯芯代込
※お仕立には2週間ほどかかります。

【正絹丹後ちりめん帯揚】SOLD OUT
価格:3,800円
【正絹日本製帯締】
価格:3,900円

※価格はすべて税込みです。
(なお価格は変動する場合がございますので、その都度ご確認ください)


【お問い合わせ】
喜むら呉服店
〒603-8161京都市北区小山北大野町59
フリーダイヤル0120-293-055
南店直通075-491-2862
Mail kim529@jeans.ocn.ne.jp

 

日本製モスリンの腰紐が入荷しました!

2019-12-13 16:02:58 | 小物

寒くなりそうでならない今年の師走。

でも今更コートを脱ぐわけにいかず、

外出しているときも、若干しっとりかいている汗に気づかないふりをしたりしています

着物で出掛けるにはちょうどよい気温ですかねー

 

さて、腰ひもが大量入荷しました

 
なんと日本製のモスリンの腰ひも
モスリンとは毛(ウール)のことです。


 
両親はさかんに
ニッケや!ニッケ!!とテンションUP
 
ニッケとは日本毛織株式会社のことで、明治29年に設立し、かつては軍省に毛布を納めていたほどの立派な会社です。
なので両親の世代(昭和初期生まれ)からすると、日本のウールといえばニッケで、しっかりとした生地だという信頼はとても強いのです!!
 
だからプライスカードもやたらニッケニッケニッケ…
 
 
あのニッケやーん
ていう人がどれだけいるのか分かりませんが、
このプライスカードで父の熱い気持ちを感じとってほしいですねー

既存のモスリンの腰ひもと比べてみました。

 
右がいつも扱っているモスリンの腰ひも
左が今回入荷した日本製モスリンの腰ひもです。
 
たしかに生地の目のつまり方とか違いますよね!!
 
腰ひもは正絹のものありますが(着物も正絹だから生地を傷めないという説もあります)
モスリンは緩みにくいので、
おはしょりの下の紐はモスリンの方が良いと教えられました。
ただ、すぐにシワシワになって細くなってしまうのが残念でした。
 
でもこの本モス腰ひもならシワになりにくそうですし、
巾も5.3センチと通常より5ミリほど広いので
しっかり締まりそう!!
 
まだ試していないので、明日の着付け教室でさっそく使ってみたいと思います
 
(→実際使ってみて、シワになりにくいし緩まないし、めちゃくちゃ愛用しています)

ちなみに大量入荷とはいえ
ご存知のようにこんな小さなお店に置ける程度なので
大した数ではありません。
 
売り切れ次第終了となりますので
どうぞ本物のモスリンの腰ひもを使ってみてください!!
 
長尺もありませすので、男性やふくよかな女性の方にもオススメですよー
 
最後になりましたが、
良い物は虫が大好き
虫食いにはご注意ください
 
 
【日本製モスリン腰ひも】
数量限定価格:350円
色:白のみ
サイズ:約5.3cm×約215cm
 
【日本製モスリン腰ひも(長尺)】
数量限定価格:500円
色:白のみ
サイズ:約5.3cm×約275cm
※既存のモスリンの腰ひもは約230cmです
 
 
価格はすべて税込みです。
(なお価格は変動する場合がございますので、その都度ご確認ください)
 
 
【お問い合わせ】
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