京都・㐂むら(きむら)呉服店公式blog〜受け継ぐ着物

創業87年。2013年に家業を継ぐため異業種から転身。2021年に主人も加わりました。お得な商品の紹介や日常を綴ります。

長襦袢が破れた!そんな時もご相談ください

2022-01-30 21:40:42 | 洗い・しみ直し・寸法直し・仕立て直し

先日のこと。

お気に入りの単衣の長襦袢。
色も好きで夏以外はこればっかり着ていて
裾が擦り切れたのは3年前のこと。
その時の記事はコチラ
 
内側に縫い込んで直してもらって
その後も相変わらず着ていたら、
今回はなんと上前の裾のほうが破れてしまいましたー!

 
しかも縦に!!

 
縫い目のところでもなく
お尻のところでもなく
なんでココー
 
どうしよー・・・
 
長襦袢なので見えないからいいかと思いましたが、
ボロボロの長襦袢着て着付け教える先生ってどうなんやろ?
と思い直す。
 
そこで方法として、
①この生地の限界ということで新しい生地で長襦袢を新調する。
②単衣にしたことで残布が3mぐらいあるので、一度ほどいて上前の腰の縫い上げの所から下を切って、そこだけ新しい生地にして仕立て直す。
③破れたところを後ろから残布で当て布をして目立たなくする。
 
今後の事を思えばもちろん①。
もう1着あればこの長襦袢の負担も減るはず。
でも費用は約35,000円。
うぅー痛い出費
 
②もスッキリ直るので良い方法!
でも生地代が浮くぐらいで費用は①とさほど変わりません。
 
てことで
お財布と相談した結果③で直すことにしましたー!
 
そして職人さんにお願いして2週間後・・・

 
え?
どこ直してもらったっけ?

 
よーく見るとありましたー!
裏からみるとこんな感じ。



全然目立ちません!!
これで1,200円!
めちゃありがたいー
 
使った生地はこれだけ。
 


左端の切り取られた部分のみ。
3mの残布はほぼ無傷でした。

これでまた着ることができます
いつかセカンド長襦袢作るので
それまでもう少しがんばってくれ、私の長襦袢!!
 
てことで
着物、長襦袢の生地が破れた場合もお気軽にご相談ください
※50年以上経つような古い生地の場合はご要望にお応えできないかもしれません。ご了承ください。
 
【お問い合わせ】
㐂むら呉服店
営業時間:午前9時30分〜午後7時頃
定休日:日曜・祝日
 
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