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【独フォルクスワーゲン】8代目となる新型「パサート」の概要を発表!

2014年07月06日 08時13分53秒 | NEWS・業界情報

フォルクスワーゲン・パサートは、1973年に初代モデルがデビューして以来、累計販売台数が約2200万台にのぼるという、ベストセラー・セダン/ステーションワゴンである。8代目となる新型は、「ゴルフ」や「アウディA3」などと同様に「MQB」と呼ばれる横置きエンジン車用プラットフォームをベースに開発されたモデルとなる。したがって、シャシーやエンジンのバリエーション、外観デザインなどは従来モデルからすべて一新され、パッケージは全長×全幅×全高=4767×1456×1832mm(セダン)と、ボディーサイズこそ従来モデルとほぼ共通なものの、ホイールベースは2791mmと、79mmも拡大している。また軽量化も図られており、従来モデルより空車重量を85kg軽減しているという。パワートレインの種類は豊富で、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンともに、出力の異なる多数のユニットを設定している。具体的には、ガソリン直噴ターボユニット「TSI」には、最高出力が125psと150psの2種類の1.4リッターエンジンを設定。後者には気筒休止システムを採用しており、4.9リッター/100km(約20.4km/リッター)という燃費性能を実現している。また、最高出力が180ps、220ps、280psの高出力エンジンも用意。220ps仕様と280ps仕様のトランスミッションは、デュアルクラッチ式ATの「DSG」が標準となる。一方、ディーゼルユニットの「TDI」には、150ps、190ps、240psの3種類のエンジンを設定。特に最高出力240ps、最大トルク51.0kgmを発生する新開発の2リッターツインターボエンジンは、セダンで240km/h、ワゴンで238km/hの最高速を記録する動力性能を確保しながら、同時に5.3リッター/100km(約18.9km/リッター)という燃費性能を実現している。これらに加え、新型パサートには初のプラグインハイブリッド車も設定される。パワーユニットは115kW(156ps)のTSIエンジンと80kW(109ps)のモーターを組み合わせたもので、システム全体では155kW(211ps)の最高出力を発生。また、最大で50kmの距離を電力のみで走ることができるという。装備の強化も図っており、歩行者検知機能付きプリクラッシュブレーキの「シティーエマージェンシーブレーキング」や、「パークアシスト」、アダプティブステアリング機構である「プログレッシブステアリング」などを装備。居眠り運転などドライバーの異常を検知し、最悪の場合には自動ブレーキを作動させる「エマージェンシーアシスト」をはじめ、今回が初採用となる先進技術も多数取り入れているという。欧州での発売は2014年の第4四半期で、同年7月10日に予約販売が開始される予定。価格はセダンが2万5875ユーロ(1ユーロ=140円換算で362万2500円)から、ワゴンが2万5950ユーロ(同363万3000円)から。

 
8代目となる新型「パサート」セダン/ステーションワゴン


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