存続

私が利用するＪＲのほかに五所川原にはもう一つ電車が通っています。運賃は日本最高、タフ度は世界一だと思っている鉄道なんですが、なんと存続の危機に立たされていました。

線路の枕木やら鉄の強度やらいろいろ改正された基準を下回ってこのままでは営業停止を食らう可能性があるのです。補強工事を行うためにはただでさえ厳しい経営の中、さらに巨額の出費で一発倒産しそうな感じだったんです。

しかし、市の援助もあり、なんとか補強工事を行って営業は存続するようです。しかし、出費はとんでもないダメージとなりました。

さて、今回は非常に非情な内容となるかもしれません。

その鉄道会社を市が巨額の援助を出す必要があったのか？という事です。私としても微妙な中立的な立場です。「情」に流されるか「経済主義」「資本主義」になるのかですよ。両方の立場から検証していこうと思います。

まず「情」のほうから考えます。

この電車は金木方面から五所川原に来る際には重宝する鉄道です。学生がよく利用して、お年寄りもよく利用されています。バスで五所川原に来てもいいんですが、やはりバスは電車よりも割高ですし、お金もかかるようです。金銭的に考え、便利さを考えてみると無くなるのは厳しいかもしれません。交通、金銭的にもダメージが発生しやすいと思います。中には部活を早く切り上げないと帰れない方もいるでしょう。まぁ実際のところ深浦組は切り上げてますが…。

次、「経済主義」「資本主義」という面を。非情ですが。

はっきり言って市が援助するのはもったいないです。いくら学生、お年寄りが利用するからといって昔のように客が入っているわけではありません。ほぼ赤字経営といってイイでしょう。たぶん赤字。電車がなくなるのならバスを利用するべきです。お金がかかりますが、日本は資本主義です、競争社会です。それに、現在は車の保有台数も上がってますし、親が学校に送迎するのが主流となりました。わざわざ赤字経営の会社を市が巨額の援助を出してまで存続させる必要があるのか、という事もあります。資本主義である以上、ダメになったら潰れる社会なのです。

と、まぁ簡単にこんな感じ。私としても微妙なんですが、やはり資本主義な方のほうが少し強い感じです。みなさんはどうお考えでしょうか？

「その鉄道が無くなると困る！」
「資本主義、経済状況を考えるとやむを得ない…」

どうですかね？よろしかったら近辺にお住まいのかた、コメントの方をお願いします。ただの文句はお断りです。

読み物

「本持ってくればよかった…」

と、今日友人に話したら

「自分で書けばいいじゃん」

………。なるほどね。