心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

独裁者は威張る、すると人々は民主化に動く

2020年12月31日 | 世界
人々だって独裁者が思うようにならないと怒りを覚えます。独裁者を批判します。怒りが大きくなれば独裁者を倒したいと思います。独裁者は軍・警察を使って反対者を制圧します。軍・警察は独裁者の方についていれば有利と思えば人々の味方はしません。

人々が独裁者に勝つためには、軍・警察が中立するか、さらには人々に同調するまで、どうにも止まらない民主化の流れをつくる忍耐強い努力をしなければなりません。直接独裁者を批判すると抑圧されます。それとなく自分が民主的思考をしていると、周りの人が感化を受け、民主的思考をするようになります。その方が自分の利益になるからです。民主的思考が燎原の火のように広がっていくと、どこかでもう消すことができない火の海となります。軍・警察も見ているだけになるでしょう。無血革命になる場合もあります。流血革命になってしまう場合もあります。

インターネットが発達しています。いかに独裁者が情報管理をやっても、世界の民主主義者の思考は独裁国の人々にも伝わっていきます。大半の人は威張られることを嫌います。独裁者は100%威張ります。独裁者に付き従う人もほとんど威張ります。したがって大半の人は民主主義に共感します。民主主義は伝播しやすい思考だからです。

長い歴史を見れば世界は民主化が確実に広がっています。現在独裁者が威張っている国は、世界の流れに取り残されている部分と言えます。ロシアは、民主化したかと思ったが、まだ混乱が残り、独裁化の反動がおこっているのだと思います。次は民主化の波が大きくなるでしょう。

中国は王制が崩壊し、短い間軍閥が威張ったが、共産主義革命がおこり、今は共産党が威張り、独裁化復活の動きですが、これも動乱期の現象でやはり次は民主化の波がおこるでしょう。

民主主義国の人々は、民主主義国ではいろいろな人がいろいろなことを言うのでまとまりがないと思い、独裁国のまとまりを評価することがありますが、独裁国では個人の自由や命が軽視されていることを知れば、いい加減でも民主主義がいいと思うでしょう。民主主義なら政治がいいということはありません。人々が政治に関心をもち、政治を考え、政治を改善することがだいじです。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 中国共産党問題 | トップ | 外国とは協力することが外交... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

世界」カテゴリの最新記事