心の旅紀行

人の生き方を追及していると自然に世界に通用する法が見つかります。kiko

国よりも人を重んぜよ

2022年11月12日 | 世界

国あっての人ではなく、人あっての国です。国威、国権、国益と主張しているような国は100%人々のためになる政治を行っていません。

アメリカは、国威、国権、国益を主張して約20年間、西アジアで戦争を続けてきました。アメリカの世界指導力は小さくなり、アメリカ同盟はたががゆるみ、アメリカ人の活力の低下が目立ちます。

アメリカの弱体化を見て、今はチャンスとロシアが、国威、国権、国益のためウクライナ戦争を始めました。予想に反してウクライナは必死に防衛を行うし、アメリカは、残る力をふりしぼってウクライナを軍事支援しています。国連総会の権威が上がりつつあります。ロシアの損耗がひどく、ロシアの国威、国権・国益保持にまったく反する結果になっています。

ところが世界の動向に関する学習力が弱いようで、中国は、相変わらず、自国の主権や安全、発展の利益を断固守ると述べ、戦争してで台湾を統一する、南・東シナ海の利権を追求するなどの行為をやめようとしません。中国も損耗に苦しむ、思考力なき後進国になりそうです。

これらの強大国は強大におごり、人々のために政治を行うことを忘れ、国威、国権、国益を重んじて政治を行うからです。よく観察すると一部の権力者が政治や軍・警察を私物化しています。無学の人々は、自分の生活・生産より、国の偉大さに酔うところがあり、権力者に操られています。自由平等平和民主主義より、「偉大な国」に住む国民であることに満足してしまいます。

日本人も近年その気がどんどん強くなっています。自分の貧困を問題にせず、日本国の偉大さ、防衛力・アメリカとの同盟強化にうつつをぬかしています。借金してでも防衛力を強化するのだそうです。民力なき防衛力など何の役にも立ちません。持久力がありません。戦前の日本は、人々は貧困化、防衛力は強化という、損得勘定のない無謀な政治で太平洋戦争に突っ込み、国土を廃墟にしました。現在もアメリカから実質独立できていません。大赤字の日本政府が、防衛力強化で日本人のためにいいことをするなんてありえないことです。日本人も学習しない国民だと思います。

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