心の旅紀行

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中国共産党問題

2020年12月29日 | 世界
軍・警察を使って共産党が威張っている中国で形だけでもすべての人が共産党員でないことが不思議です。

共産党は中国の支配階級です。すべての人が支配階級では共産党は支配することも威張ることもできません。共産党が支配階級ということは、もっと人数が多い被支配階級があることを意味します。共産党はすべての人を共産党員にすることを目標にしていません。すべての人が共産党に従うことを目標にしています。

1国2制度を約束して香港を併合しましたが、香港人が自由に共産党を批判することを許しません。共産党を否定する言動は重罪になります。罰でじわりと香港人を共産党に従わせます。

大半の人々は共産党に従っていますが、自分は反共産党と自覚し、批判、さらには反抗している人はどれくらいいるでしょうか。反共産党側のある団体が出している資料によると全人口の1/3ぐらいではないかと言われています。これは正確な情報データではありません。しかし、共産党としては安心できない人数ではないでしょうか。

台湾や南シナ海で中国としてはアメリカを圧倒する軍事的活動を展開したいと思っているが、実際に台湾やアメリカと戦争が始まると、台湾やアメリカもこわい、国内の反共産党運動もこわいという状態になります。中国は東シナ海でも尖閣諸島をとる行動を執念深く続けていますが、本当に日本との戦争が始まると、日本もこわい、国内の反共産党運動もこわいという状態になると思います。中国にとって戦争行為は共産党崩壊の原因になると思います。そこで中国は、国威拡大には注力するが、忍耐して、国土拡大は本格的な戦争にならない程度にし、経済交流重視の姿勢を継続すると思います。

すでにアメリカを中心とする中国包囲網が形成されています。中国が望むように従来どおり経済交流がうまくいくかわからない面が出てきています。中国共産党は、経済成長が止まると国内の反共産党運動が強まると心配し、一段と世界に経済交流重視の姿勢を示して、中国包囲網の無力化を頑張るのではないでしょうか。国内生産にも輸出にも注力します。海外投資にも注力します。総合的には中国の世界経済交流は増えていくと思います。

経済横這いで苦しむ日本は、アメリカと中国の間で、アメリカと同盟すると言いながら、中国と経済交流する中途半端な行動をとり続けるでしょう。それをアメリカや中国は、当面受け入れると思いますが長い目で見ると、日本の信用低下、孤立化の原因になる恐れがあります。実は日本にとって一番むずかしいのはアメリカとの同盟ではないでしょうか。同盟は世界分断の原因になります。分断は混乱の原因になります。世界協力を前進させるには、同盟ではなく、経済交流、病原性ウイルス対策、地球温暖化防止のような世界共通の問題解決に各国協力しあう外交だと思います。

中国共産党問題については批判、提案の姿勢は必要ですが、アメリカと同盟して戦争するような問題ではないと思います。必要に応じてアメリカと協力することもある問題だと思います。戦争放棄の国として信念を持って行動することが世界の信用を勝ちえる道だと思います。なお、平和主義はいいとして、技術開発・生産が弱いようでは経済交流もうまく行きません。国内生産見直しは日本の急務と思います。
コメント
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