今年初の読書記録です。
<『オコノギくんは人魚ですので①』 柴村仁 著 メディアワークス文庫>
書店で並んでいたところ目に留まった作品です。
題名も表紙の絵も何だかとても興味を惹かれました。決して派手ではない表紙なのですが淡いタッチで描かれた男の子の絵に惹かれてしまったのです。
裏を返してあらすじを読むと主人公が通う高校は時々人魚が転入してくるとか、擬態しているので人間と変わりないとか、うっかりヒレをだしたりとか、現実離れはしているものの興味津々な内容のようで即、購入
こちらがその表紙です。
白ベースなのですが、淡いタッチでしょ!?
マンガを小説にしたような内容でとても読みやすいのですが、次々に出てくる不可解なもの(?)や生き物たち。
どんな展開になっていくのか?と言うことが全く予測出来ないため、早くそれが知りたくて一気に読んでしまう・・・というタイプの小説です。
ちなみに次男は1日で読んでしまいました。
私は電車の中などで読んだこともあり、3日かかりましたが・・・。
多分、中・高生など若い人向きの本なのでしょうが、こんなオバサンでも充分楽しめました。
以前、おなじく柴村仁さんの作品で『プシュケの涙』と言うものも読んだことがあります。
こちらも高校が舞台なのですが、ちょっと内容などが重い感じで読後感がスッキリしませんでしたが、こちらは好奇心をそそられるような内容で重かったり暗かったりはありません(今のところ)
あらすじを詳しく書いてしまうと、読んでみようと思っている方に楽しみがなくなってしまうので、書かないでおきますね。
これは①と書いてあるので、続きがあるようです。(確かにストーリーも「いいところ」で終わってしまっています。)
早く続きが読みた~い!!と思わせてくれる小説です。