懈怠石

結晶系、屈折率:100、主要産地:東京近郊、つまりそういう日記

林芙美子の赤い水着

2012-08-28 14:35:46 | Weblog
日に日に夕ぐれ時が早くなって
少しずつですが秋に近づいてる気配がありますが、
それにしても、残暑!!厳しい!!

7月の暑さよりも、
残暑と呼ばれる8月の暑さの方が
えげつない気がするんですが、
気のせいでしょうか。

そんなわけで帰宅すると同時に
キャミソールやブラトップ一枚になるのですが。
たまに宅配便とかが来るとホント焦りますね。

先日は慌てて冬用のパーカーを着てしまい、
配達の人に「なんでこんな厚着なんだろう・・・?」と
不思議そうな顔をされました。
私もなんであんな暑苦しいものを咄嗟に選んだのか
不思議でしょうがない。

しかし服を着ていただけ良しとしたい。

林芙美子なんか、若かりし頃
貧乏生活に昭和恐慌が重なって、
着物を一枚また一枚と質屋に入れてしまい
とうとう着物がなくなったので
ひと夏を水着で過ごしたといいます。
という話しは司馬遼太郎がエッセイに書いてます。

その年は、ちょうど彼女の出世作である「放浪記」が
雑誌に掲載された年でもあって、
編集者が書籍化の話しを持って家を訪ねたところ
赤い水着姿で応対されたという話しもあります。
これは「林芙美子の昭和」という本に書かれている模様。
私は未読。

林芙美子はお茶目なところもあったというか、
結構やり手女子だったみたいなので、
一部では編集者に「敢えて水着姿」で応対した
という説もあるようです。
すごい営業っぷりだな。
いいと思います。

しかし浴衣まで質屋に入れて水着を残すって、
優先順位まちがってる気がするんですが

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