懈怠石

結晶系、屈折率:100、主要産地:東京近郊、つまりそういう日記

私常識

2007-03-16 21:53:08 | Weblog
先日、スポーツセンター(生意気な場所に行ってすんません)の女子更衣室にて。
鏡の前で化粧直ししながらしゃべっている40代のおばちゃん二人。

「マユゲ書くの面倒だけど、書かなくちゃね」
「え!?マユゲ無いの!?」

別にそこまで劇的に無いと思いませんでしたが。
濃いマユのおばちゃんは、顔を洗ったあとにマユゲを書かなくちゃという薄マユおばちゃんが信じられないようです。

「あたし、ネックレスって肩が凝っちゃうの」
「え!?ネックレスなんかで!?」

濃いマユのおばちゃんは、薄マユおばちゃんがネックレスごときで肩が凝ることも信じられないようです。
本気で、問い詰めるかのごとく聞き返してました。
薄マユおばちゃんは、「いや、マユゲ全く無いわけじゃないけど・・・」「いつもネックレスが辛いってわけじゃなくて・・・」と、悪くもないのに弁解がましい台詞を言うハメに。

どうやら、このおばちゃんは自分の中での常識=世間の常識であり、そこに当てはまらないものは、本当に!純粋に!シンジラレナイ!ようなのでした。
うーん、こういう間違った私常識って、他人事じゃなくある気がする。

そうそう、世の中の男性の半数は、洗顔料を使わずに顔を洗うらしいですね。
って聞いて、「なんで!?マジで!?」と思いました。
実家の父も兄も石鹸で顔を洗ってるという事実をすっかり脇にうっちゃり。
頭の中にあったのは、「お肌の為にも、しっかり洗顔!」という自分中心の常識だけで。
ちょいと反省です。

余談ですけど、おばちゃん二人組の会話というものは、生産性が無くて中々面白いものです。
暇なときは、是非、上野の美術館の女子トイレ(派手な二人組のおばちゃんパラダイス)で聞き耳を立てることをお勧めします。
女子しかできませんが。私はそんなに暇じゃないですが。

待つ。

2007-03-01 19:41:13 | Weblog
横断歩道で、本を読みながら信号待ちをしていたら、しばらく信号が変わったことに気付きませんでした。
慌てて渡ると、私につられて信号を待っていた数人も一緒に歩き出しました。
歩道の一番先頭で呆っとしている私が悪いんですが、みんな結構信号を見ていないもんだなあ、と、しみじみする。

まあ、四六時中、周囲に気をつけている人間のほうが少ないに決まっていますが。
ゴルゴ13じゃないんだから。
大抵の一般庶民は、省エネできるところは学習しています。
それ故に、呆っとしてる人間のうっかりにつられちゃうんですが。

しばらく前に、映画館で女子トイレに入ったら、全部ドアが閉まってました。
通路に並んで待ってたんですが、いつまでたっても誰も出てこない。つうか、物音もしません。
もしやと思ってよく見ると、トイレのドアは空室でも閉まる設計になってたんです、はい。気付けよ。
私につられて並んでいた女性を振り返って、こりゃお恥ずかしいという気分を共有しようとしたんですが、それくらい気付けよバーカ、と言わんばかりの表情でした。

私だってゴルゴだったら、トイレ空いてるって気付いたわよ!
でも、私、一般人だもの!

とは言えず、反省しきりっす。