夏休みに思いを馳せる

旅行帰りの電車で、荷物が多くて焦ってしまい、
手提げカバンをホームに放り投げてから
網棚の荷物を降ろして電車を降りると、
そこにあるはずの手提げカバンがない。

やられた！と咄嗟に思ったけれどすでに後の祭りで
同行の友人と一緒にホームを駆け回ってカバンを探すものの
トイレのゴミ箱から空っぽのサイフが見つかっただけで
他にはもう、影も形も無い。

母から携帯に電話があり、
私の会社用の携帯から変な電話がかかってきたと言われる。
あのカバンに他にどんな貴重品を入れていただろうか、
漠然と思い出せなくてまいったなと思う。

まずは盗難届けを出すべきだけれど、
10時半から打ち合わせがあるから
警察に行っているヒマはないし。

という夢を見た。

要するに、旅行に行きたいが金も無いし休みも取れそうに無い
ということだ。

地面を見る

地面師って職業があるらしいんですが、知ってますか。
不動産用語で、他人の土地を自分の土地のように工作して、
勝手に担保にしたり売買しちゃうプロの人だそうです。

ちなみに前文で「自分の土地のように耕作して」と誤変換され、
意外と良い人かもしれないと思ってしまいました。
耕さないって。

自分が毎日寝起きしているのに
不動産という法的なことって分かりづらいから
こういう人に目を付けられたら怖いなあと心底思います。
土地持ってないけど。

酒の席で知人から、もう一つの地面師の存在を聞きました。
なんでも彼らは丸ノ内や大手町やらのオフィス街で
ひがな一日ずうっっと地面を見ながら歩いているらしいですよ。
何だそれ。

彼らが探してるのはですね、企業人が落とす書類なんだそうです。
企業秘密の茶封筒とか。
そんで、情報漏えいしちゃって良いんですか？って電話して
謝礼のカタチでお金をもらうんだって。

確かに、タクシーや飲み屋に何らか忘れることはある。
しかしオフィス街に企業秘密っぽい茶封筒が落ちているのは
見たこと無いっすよ。
ホントに拾えるの？探せばあるもんなの？
毎日地面見て歩いて、一体どれほどの稼ぎになるのであろうか。
財布を捜すほうが楽なんじゃないかろうか。

世の中には不思議な商売が多いなあ、と思いました。