旅の途中

人生は長い旅のようなもの。毎日のつれづれに趣味のあれこれなど書いてみようと思います。

初春大歌舞伎(夜の部)

2008-01-05 23:07:44 | 観劇
立て続けに歌舞伎を見に行ってます。
私の中で歌舞伎YEARになりそうな2008年です・・・。

さて、本日は歌舞伎座で行われている初春大歌舞伎の夜の部を母と見に行ってきました。
お目当ては団十郎さんの助六です!
歌舞伎十八番は名門市川家の役者さんしか演じることができないんですよね。
イヤホンガイドによると最近は市川家のお許しを得て他のお家の役者さんも演じることがあるそうです。
団十郎さんの助六なんて、わくわくします

2日にNHKで放送されましたが3階席とはいえやはり我が家の小さいテレビとは雲泥の差のスケール
とにかく舞台装置も吉原の設定なので赤い色が映えてはなやか
花魁たちの衣装も見事
赤い色の背景に黒い着物のいなせな助六が本当に映えるんですよね。
写真でしか見たことがなかったので、色の織り成す美しさにはぽ~っとしてしまいました。
助六の団十郎さんは当たり前かもしれないけど台詞は聞き取りやすいし、かっこいい!
揚巻の福助さんの最後の見得と幕切れの振り返りの姿がなんとも言えず綺麗でした。
通行人役の東蔵さんの現在を風刺したコネタも本当に面白かった!
(ネタバレになるといけないのであえて書きませんが・・・2007年ネタ?でした)

浅草歌舞伎に続いて華やかなお正月になりました。

さて、助六の前に見たのが
鶴寿千歳という舞踊と高麗屋さん親子による連獅子。
連獅子は10月に新橋演舞場で中村屋の三人連獅子を見たのですが
やはり、お家の雰囲気みたいのが舞踊に出るのですね。
私の印象だと、勘三郎さんの親獅子は子供に負けまいとするやんちゃな親獅子
幸四郎さんの親獅子はちょっと上品で子供を見守る親獅子という印象でした。
その分、子獅子の染五郎さんのはつらつとした雰囲気が引き立っていましたが
我が家は中村屋の雰囲気のほうが好きという見解で母と一致しました。(笑)