新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

授業というガム、噛む?噛まない?

2013-07-25 18:20:19 | 授業
 大学の授業や教員の指導内容はチューイングガムに似ています。
 内容が高度な場合は、それなりの時間を割いて予復習する時間が必要です。
 また、一度聞いただけ(ノートに書いただけ)では分からない講義もあります。 
 そんな時、あなたが学生だったらどうしますか。
 
 そのまま放置していたら、ガムの味も分からないまま「そこにあるだけ」になってしまい、
 やがては香りもなくなり固くなって食べられなくなります。もちろんノートも無用の長物。

 しかし、実際に口に含んで噛んでみます。
 少し固いガムも、咀嚼、噛んでいるうちに柔らかくなり、香りが口いっぱいに広がります。
 講義内容を何とか理解しようと、辞書や事典で調べたり、紹介された文献を実際に読んでみると、
 講義では分からなかったことや思いもしなかったことが何となく分かる程度かもしれません、
 少しずつではあるけれど、分かるようになってくる。分かるまで噛み砕いて理解しようとする。

 味がしなくなったらすぐに捨ててしまう人もいます。
 しかし、噛んだガムを膨らませて風船を作ることができます。
 形の大小、耐久性、割るタイミングなど自分で考えながら膨らませることができます。
 そして、それは自分だけが楽しむだけでなく、誰かが自分の膨らませた風船を見ているかもしれません。
 これが、学習内容のアウトプット、すなわち成果発表です。
 もちろん、当面はテストやレポート、口頭試問などですが、
 自分で学んだことをどのように生かしていくか、それは自分のこれからの人生次第です。
 そうっと、紙に包んで捨ててしまうか、大きな音を弾かせて周囲の人をあっと言わせるか、
 それは人それぞれに異なるでしょう。
 しかし、しっかり噛んだこと(学んだこと)は確実に顎(頭)を鍛えたことになります。

 学生諸君、噛むのも噛まないのもあなた次第です。
 
 
 
 

  

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