新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

小学校の音読発表会から大学生の発言を考える

2016-05-11 12:27:59 | 授業
小学校のあるクラスでは、国語の授業で音読発表会を行っています。
グループに分かれて、音読する範囲や読み方などを話し合い、いざ本番へ。
発表会ということもあり、いつになく緊張する児童も。
しかし、グループごとに工夫された点がよく分かる音読に先生も納得されていました。
 
国語の授業では、自分の意見は単語だけという断片的にではなく、
最後までまとまりのある文章でしっかり伝えるということを指導しています。
講評を求められたので、「伝え合う」ことについて短く話をしました。

大学の講義について学生にその反応を聞くと、
時折断片的な表現で済ませようとしたり、
「分かりません」と簡単にやり過ごそうとしたりする場面に遭遇します。
学生がスピーチをする場面でも、ただ原稿を読んでいるだけ、
語りかけも工夫も感じられない話を聞くことがあります。

せっかく小学校でしっかりと発言する習慣を身に付けているのだから、
臆せず自分の考えたことを相手に伝わるように話してほしいものです。
こちらとしては、ただ聞きたくて聞いているわけですから。

学生諸君、自分の主張を世の中に響かせてみよう!
君の話に、真剣に耳を傾けている人間がここにいる。



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