日本語表現法という授業を担当している都合上、
毎年出版される日本語関係の本を読みます。
日本語関係の本といっても
3つのタイプに分けられるような気がします。
1 研究者がその成果を出版したもの
これは一般の方が読むには時間と知識が必要となります。
2 仕事で言葉に携わっている人が出版したもの
(アナウンサー、解説者など)
これは読みやすく大事なことがすっと頭の中に入ってきます。
3 作家が依頼されて出版したもの
これはとても芸術的で格調高い内容のものが多いようです。
『日本語教室』は3のタイプに属します。
講義を「完全再現」したものらしく、文体が平易であり、
かつ内容としてもとてもボリュームのある本です。
もう一度井上さんの作品を読んでみたくなりました。