新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

来年に向けての小さなマニフェスト

2010-12-28 00:00:54 | 研究
 今年一年もいろいろありました。
 日々刻々と変化する社会情勢に伴い、仕事の仕方も随分と変わってきたように思います。
 教育研究活動も、文学・教育・児童福祉とそれぞれの分野において拡散しつつも、
 それらを何とか形にしようと努めてきました。
 来年に向けての備忘録として、政治家にならい、小さなマニフェストを作っておきます。
 実際、どの程度までできるかは分かりませんが、こうして書き込むことで自らを奮い立たせたいと思います。
 
 1 郷土の文学と児童文学
 「郷土の文学を楽しむ」の授業科目を担当する傍ら、「金沢キリスト教文化史探訪」という企画を担当しました。
 「専門ゼミⅠ」では、ゼミ学生3名とともに児童文学研究に取り組みました。
 来年は、これらが上手く結び付けられればと考えています。
 肝心の中村草田男研究は、これまで書き溜めたものを出版できるよう準備します。

 2 国語(日本語)教育研究
 「日本語表現法」では、学科に応じて少しずつ変化を加えて、学生のニーズに応じた授業展開に工夫しました。
 次々年度から新しい科目を担当できるよう、授業内容についての検討を進めていきます。
 これまでは実用的な表現方法や技術の習得に重点を置いてきましたが、これからは表現内容(伝えたい中身)に
 ついても学びを深めていきます。

 3 児童福祉研究
 今年4月にスタートした「子どもの村福岡」も、さまざまな試行錯誤を繰り返しながら、傷ついた子どもの支援を
 続けています。研究者の一人として実際に子どもの村を訪問し、理事や職員の方々からお話を聞かせていただきました。
 来年も国際本部から全世界に発信されている情報をもとにして今後の児童福祉のあり方を提言していきたいと思います。

 
 ところで、先日「俳句の解釈」で書いた内容が実際に放送されたようです。 
 「熱血!平成教育学院」のホームページに掲載されていますのでご覧ください。
 (もう更新されて見れないかもしれませんが)

 http://www.fujitv.co.jp/gakuin/123/02.html

  
 

 

メリークリスマス

2010-12-23 20:40:34 | 日々新
 皆さん、メリークリスマス
 今日まで大した雪も積もらず、比較的過ごしやすい毎日。
 明日から寒さが増すそうですが、今年も無事ここまで来れました。
 今日の祝日は教会学校のクリスマス祝会が行われました。
 教会に集う子どもたちの笑顔を見るだけでほっとします。
 今年もやっとここまで来れたんだという感慨も含めて。
 

ヨッシーさん、来学

2010-12-15 21:48:07 | 授業
 昨日の基礎ゼミ(1・2年生)では、ヨッシーこと、吉澤隆幸先生を講師としてお招きし、
 保育士として働くこと、子どもと関わることについて、
 子どもや保護者と関わる遊びなどを通して熱く語っていただきました。
 先生の素敵な眼差しとみなぎる熱意に学生たちも私たち教職員も圧倒されながら、
 保育者・教育者という仕事について真剣に考える一時を持つことができました。
 素敵な歌声でした。
 ありがとうございました!

オープンキャンパスお礼

2010-12-06 23:32:09 | 日々新
 昨日午後から、勤務校でオープンキャンパスが行われました。
 クリスマス礼拝体験、入試問題解説、リースやケーキ作り、
 キャンパスツアーに相談コーナーと盛りだくさんの企画とあって、
 たくさんの高校生の皆さんの参加があり、大いに盛り上がりました。
 これからも多くの高校生に実際にキャンパスに来てもらって
 この目で大学のよさを実感していただきたいと思います。
 

人生の終末について

2010-12-05 00:02:23 | 旅行
 出張先で大学院時代の友人に会うことができました。
 彼は医師で、現在終末医療に携わっているとのこと。
 ターミナルケア、ホスピスといった名前、それが終末医療に関する言葉であり、
 本を読んだり講演を聞いたりしたことはあっても、今一つピンと来ないところが
 ありました。
 しかし、彼や奥さんの話を聞くと、終末医療に携わるということが
 いかに尊い仕事であるかということが実感できました。
 
 短詩文芸に興味を持っていた私は、
 大学で西洋の短詩であるエピグラム(寸鉄詩)について調べました。
 エピグラムはもともとはお墓に記されていた言葉、、
 お墓の中に眠っている人がどんな人であったかを記すための詩でした。
 短い言葉の中に、その人の生きざまが刻み込まれています。
 もちろん、その詩を作った人は、
 亡くなった人の歩みをしっかりと理解していなければなりません。
 
 今回の友人宅訪問を通して
 「終末の意味を知り、そのことを意識して生活していきたい」と考えた
 学生時代に戻ることができました。