新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

子育て考  ことわざと関連させて 

2009-06-30 08:55:47 | 日々新
 職人や企業のみならず、議員やタレントといった世界でも親が子どもに跡を継がせたい、
子どももまた親の思いや願いを汲んでそれに応えようとする姿も見られます。
 関連することわざとして、「親の七光り」、「親の物はこの物、この物は親の物」、「親の背を見て子は育つ」などがあります。
 その一方で、親は絶対に自分のような道を歩ませたくない、子は親と同じ道なんて行きたくない、
といったように反発しあう関係もあります。
 関連することわざとして、「親の心子知らず」(子の心親知らず)、「子孫に美田を残さず」、「父父たり子子たり」、「鳶が鷹を産む」などがあります。
 もちろん、そのほかにも親や子の一方的な思い込み、ほとんど関心がないといった関係もあるかとは思いますが、
 子どもは、恐らくはこの両極端の中で多少ならずも揺れ動き、最終的な方向を選択するになります。(つづく)
 
 
 
 
 

美術館にて

2009-06-29 08:28:35 | 子育て
 日曜の昼下がり、日頃お世話になっている画家の先生から招待券をいただいて、娘3人と一緒に県立美術館に出かけました。子ども連れが少なかったせいか、入口では「静かにご覧下さい」と強調されてしまいました。(大概ぺちゃくちゃ喋っているの大人の方なのですが)
 子どもたちの鑑賞の仕方は三者三様です。
 イラストが好きな長女は、素直に絵から何かを吸収しようと絵に見入っていました。
 建築家に憧れている次女は、ガラス工芸の鮮やかな色彩に目を奪われていました。
 やんちゃ盛りの三女は、作品よりも作者の名前のことが気になっていて、作品を見る度に「これ誰が書いたの?」と質問してきました。(よかった、分かりやすい名前の人ばかりで)
 だいぶ経ってから、先に観ていた上の2人が、小走りで私たちの所に近づいてきました。
 「お父さん、あの部屋には行かない方がいいよ。」
 「そう、ちょっと気持ちが悪くなっちゃった。」
 美術館にはそんな部屋がないはずだと思いながら行ってみると、そこは彫刻の展示室で、そのほとんどが女性の裸像でした。
 「これはこれでれっきとした芸術なんだよ。」と言いかけましたが、小学生にはまだ難しいのではないかと思って黙ってうなづきました。
 更に難しいと感じていたであろう三女の「もうお家に帰りたい」の一言で鑑賞が終わり、帰宅の途に就きました。
 

イワナつかみ&炭火焼

2009-06-27 14:34:50 | 子育て
 昨日夜、PTAお父さんの会の打ち合わせ会がありました。
 今年の夏祭り企画は、一昨年同様「イワナつかみ&炭火焼」です。
 まず、前日建設業を営むお父さんのご厚意で簡易プールを作っていただき、当日朝養殖業者から仕入れたイワナをその中に入れます。
 次に、子どもたちは、プールに入って2分間イワナをつかみ取りをします。(捕まえられなくても網ですくってもらえます!)
 更に、捕まえた一匹を別のお父さんに捌いてもらいます。
(一昨年は私はこの係を担当しました。包丁を使わなくても、割り箸をそれぞれ口、えら、はらわたへと差込み、ねじって引き抜くときれいにわたが取れます。
あまりにも生臭いこの光景を、子どもたちは恐がるやら、絶句して泣きそうになるやら、さまざまな思いを抱きながら見つめます。生き物を食するためには、こんなことをしなければならないんだと分かってもらうために、子どもたちにはすべてを見せることにしています。)
 最後は、イワナに塩をふりかけ、団扇で炭火を扇ぎながら焼くと、おいしそうなイワナの炭火焼ができあがり。
 この企画が終われば、今度は「地引網体験」が待っています。
 お父さんたちは、子どもたちに貴重な体験をしてもらおうと、職場の外でも大忙しです。
 (と言いながら、ほんとは自分たちが一番楽しんでいたりして!)

映画と原作

2009-06-26 08:50:13 | 日々新
 昨晩、ビデオ店に行って「ラストオブモヒカン」という映画のDVDを借りて観ました。原作『モヒカン族の最後』と映画化されたものとではどう異なるかを確認したかったからです。
 現在完訳が福音館書店から「古典童話シリーズ」として出版されています。500頁を越える長編ですが、その描写は細部にこだわり、ストーリーにボリュームをもたせています。一方、映画では当然のことながら、限定された場面のみを描いています。原作にいかに脚色を加えるかが問われるため、かなりストーリーや登場人物が異なっています。(特に主人公)
 ただ、どちらも、白人至上主義や開拓者魂が高揚されるような内容や、侵略者としての白人を一方的に断罪するといった内容になっていませんでした。
 ただ、ラストシーンにおいては、、原作より映画の方が文明化に対する批判が強いと感じました。 

授業の準備

2009-06-25 09:09:35 | 日々新
 来年度から始まる「専門ゼミ」の授業準備を進めています。専門ゼミとは、基礎ゼミで身につけた学習および研究方法を土台として、各自の問題関心をより深く考察するために、ゼミ担当教員のもとで学習および研究を進める授業です。
 中島ゼミでは、文学・教育の観点から、「児童文学」や「文学教育」について学生とともに学んでいこうと考えています。何人の学生が来てくれるか分かりませんが、(開店休業状態になるかも!)準備だけはしておこうと思います。