新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

進路説明会

2013-02-20 00:10:25 | 社会活動
 授業も終了しましたが、研究室は一向に片付きません。
 成績処理、入学試験、卒業判定、今年度の授業評価検証、
 次年度の授業計画などが研究活動の合間に入ります。
 それから、各高等学校から依頼される進路説明会にも行きます。
 今回は、進路説明会について考えてみましょう。

 本来高等学校は独自に進路行事を計画し実行しなければなりません。
 しかし、教師の業務も多忙を極めるため、多くの高等学校では
 大学コンソーシアムやガイダンスなどを専門に請け負う業者などに委託します。
 その業者が各大学・短大・専門学校に参加を呼びかけ、
 その呼びかけに応じた学校が集まって進路説明会が成立するわけです。

 私がこれまで経験した説明会のスタイルには次のようなものがありました。
 1 系統別、分野別説明会
   生徒の興味関心のある進路系統分野別に行われます。   
 2 進路別説明会
   大学、短期大学、専門学校ではどのように違うのかを明らかにする説明会です。
 3 模擬授業
   生徒の興味関心のある学問の模擬授業を行い、授業を受けることで進路先を
   イメージさせるというものです。
 4 進路講演会
   高校側で決めたテーマに沿って講演を行うスタイル。
   大学の教員はこういう研究をしているということを生徒に理解させ、
   生徒の興味関心を高めることがねらいです。

 我々大学教員も、そのスタイルにあった話を準備します。
 それぞれの会の目的や内容はもちろんのこと、高校の設置課程、規模、進路先などから
 対象となる生徒を少しでもイメージして準備しなければなりません。
 「よく分かった」、「興味がわいてきた」などの感想が寄せられるようになれば
 説明会の役目が果たせたことになります。