新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

金沢文学散歩について

2022-07-09 15:17:31 | 社会活動
金沢中日文化センターでお引き受けしている「金沢文学散歩」について、
これまでの回を振り返ってみます。
第1回 石川近代文学館 郷土文学全体の理解
第2回 德田秋声記念館 徳田秋声の生涯と作品
第3回 泉鏡花記念館  泉鏡花の生涯と作品
第4回 室生犀星記念館 室生犀星の生涯と作品
第5回 金沢ふるさと偉人館 ふるさとの偉人の足跡を辿る
第6回 金沢くらしの博物館 郷土の暮らしを振り返る
第7回 北陸学院ウィン館  文明開化と宣教師
第8回 金沢湯涌夢二館   夢二の心のふるさと
第9回 前田土佐守家資料館、金沢市老舗記念館 身分制度とその実際
第10回 国立工芸館     移りゆく工芸と文学
第11回 加賀友禅会館    加賀友禅の美しさに魅せられて
第12回 銭屋五兵衛記念館  悲劇の豪商に思いはせ
文学館や文豪の記念館と文学の関係は容易に想像できますが、
それ以外の博物館については、いかがでしょうか。
どれ一つとして、文学と関係のないものはなく、
企画者としてその関係性を見つけた時は、「これだ!」という発見がありました。
初回から欠かさず参加してくださる方もいれば、
途中から、あるいは回によって参加される方もいて、
毎回楽しく散歩させていただいております。




金沢こども見守りネットワークに参加して

2013-07-24 03:20:53 | 社会活動
 世話人を務めている父親の会を代表して市が主催しているこども見守りネットワークの
 代表者会議に出席してきました。
 内容は詳しく申し上げられませんが、この会議はこども総合相談センターを中心に
 市や民間団体がさまざまな立場から子どもを見守ろうという共通理解の場です。
 一見あまり関係のないように見える父親の会もこうしたネットワークに入ることは
 とても意味のあることだと感じました。
 父親の会でも機会があれば、子どもを見守ることの意味について
 話し合う場を持つ必要性を強く感じました。
  
 
 

北陸キリスト教文化史探訪

2013-07-13 09:13:14 | 社会活動
 昨年まで好評だった北陸学院大学地域教育開発センター(REDeC)主催の
 「金沢キリスト教文化史探訪」ですが、今年からその地域を拡大して、
 「北陸キリスト教文化史探訪」を企画しました。
 今回はその第1回、「婦人宣教師亜武巣マーガレットの生涯と働き」をテーマに
 金沢からバスで富山まで移動し、富山鹿島町教会で行われる講演会に合流します。
 金沢ではあまり知られていない「亜武巣マーガレット」ですが、
 大正期から終戦後まで富山の各地で宣教し、幼児教育の礎を築きました。
 今回は、彼女の生涯と働きについて探訪し、講演を聞きます。
 
 詳細の問い合わせ、参加申し込みは大学のFAXもしくはメールでお願いいたします。
 FAX 076-280-3851
 Email redec@hokurikugakuin.ac.jp

 講座 北陸キリスト教文化史探訪
 テーマ「婦人宣教師亜武巣マーガレットの生涯と働き」 
 日時 9月21日(土)12:00~18:00
 場所 集合 金沢(金沢駅西口) 富山(富山鹿島町教会)
    訪問予定地 アームストロング青葉幼稚園、富山二番町教会など
 講演 堀江節子氏(著述家 『日本人になった婦人宣教師 亜武巣マーガレット』著者)
 対象 保育者、一般市民
 費用 無料
 コーディネーター 中島賢介(北陸学院大学人間総合学部教授)
 

新卒者と話す会

2013-04-29 10:29:02 | 社会活動
 昨日、大学間交流有志企画、「新卒者と話す会」を行いました。
 「新卒者と話す会」とは、今年3月に卒業したいわゆる新卒者と
 大学生が就職活動について語り合うという企画です。
 
 今年で3回目になります。
 今回は北陸学院大学の幼児児童教育学科、金城大学のこども専攻の新卒者17名が
 本学会場に駆けつけてくれました。
 (小学校教諭(講師)2名、幼稚園教諭9名、保育所保育士6名、企業1名)
 学生も両学の3、4年生が23名集まり、新卒者の話を熱心に聞いていました。

 この会のよさは、大学という枠組みに超えた企画であるということ。
 会社説明会のような堅苦しさはなく、気軽に新卒者にアドバイスがもらえること。
 会社説明会のような人事担当者ではないため、学生も気軽に質問できること。
 新卒者も自らの就職活動や今の職場での業務を振り返り、
 素直に自分の言葉で語れるということ。

 最初は全体会で、数名の新卒者が就職活動や現在の仕事について語りました。
 その後、フレンドシップホールに場所を移して個別相談の場を作りました。
 お茶やお菓子も用意して、新卒者と学生が気軽に話すことができるよう
 セッティングしたところ、和やかな雰囲気の中にも話の合間にメモをとる
 学生の姿などが見られました。

 事後の感想も、「他大学の新卒者(学生)と話ができてよかった」というものが
 圧倒的に多く、参加者はみな企画者の意図をきちんと汲んで臨んでくれていました。

 これからも、こうした機会を作り、大学という狭い枠組みではなく、
 地域の養成校が一丸となって地域の保育者、教育者を養成するという雰囲気を作って
 いきたいと思います。
 
 
 

 

金沢の郷土文学とキリスト教 最終回

2013-04-26 08:47:44 | 社会活動
 北國新聞文化センター主催の講座「金沢の郷土文学とキリスト教」の
 最終回を場所を北陸学院ウィン館に移して行いました。
 ここ北陸学院ウィン館は、飛梅町の北陸学院中学高等学校に隣接していて、
 125年以上にわたる北陸学院の歴史を知ることができます。

 今回は、館長やウィン館職員の藤原さんから貴重なお話を聞きました。
 「伝道の夢に生きたトマス・ウィン、イライザ・ウィン物語」、
 「日本を愛し、北陸学院を愛したアイリン・ライザー物語」という
 とてもコンパクトに当時の様子がわかる冊子をいただきました。
 館内にはイライザ・ウィンや金沢女学校の様子が分かる貴重な資料が
 展示されていました。
 
 受講生の方々からは、「昔ここにこういう建物があった」、
 「昔はなかなかここ(北陸学院の建物)に近寄れなかった」といった声が
 聞かれました。
 皆さんに満足いただけた様子でこちらもとてもやりがいを感じながら
 講演することができました。この場を借りて感謝申し上げます。
 
 今回の講座で、宣教師たちはただ単にキリスト教伝道のみならず、
 西洋文化をもたらし、後に全国的に活躍し郷土の発展に貢献した
 作家や研究者、企業家たちを育てたということがお分かりいただけたと思います。
 微力ながら私も地域に貢献できるように研究教育活動に励みます。
 今後ともよろしくお願いいたします。