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新装!中島賢介研究室

勤務大学における授業内容や雑談に関する説明などを中心に綴ります。よかったらお立ち寄りください。

風港 原稿送付

2010-03-25 15:53:38 | 子育て
 いつも拙文を載せてくださっている俳誌「風港」。
 お世話になりっぱなしではいけないと思いつつも、質の向上がうまくいかず
 ご迷惑をおかけしております。
 
 今回は、「教育者としての草田男」です。前回では紹介できなかったエピソードを
 いくつか盛り込んでいます。
 
 金沢市の図書館でも閲覧できますので、お寄りの際にはご一読を。

表記について 

2010-03-02 11:17:00 | 子育て
 ある先生から、「キモチ」は、「気持」と書くべきかそれとも「気持ち」と書くべきかという質問を受けました。
 「確かに、大きな辞書・辞典の類は「気持」あるいは「気持(ち)」と表記されています。学校現場においては内閣告示に従って「気持ち」と書くよう指導されています。ただ、「気持」と書いても間違いではありません。」
 その先生は頷いてくださいましたが、説明する側として何とも歯切れの悪い経験でした。
 クイズ番組みたいに、答えは「これだ」と言えればよいのですが、一概に答えづらいのが日本語の世界。
 「一人一人」か「一人ひとり」かという問題についても、文化庁が編集した『言葉に関する問答集総集編』には、官公庁としては「一人一人」、新聞関係では「一人ひとり」も採用されているいったことが載っていました。問答集には結論として、「この言葉は、『いちにん いちにん』と読まれることはないので、『一人一人』と書くのがよいが、『一人ひとり』『ひとりひとり』の書き方もあってよいであろう。」
 こうした例を挙げればきりがありませんが、少なくとも言葉の教育において「これが正しい」式のスタイルに固執することは決して「正しい」教育ではないということだけは確かなようです。

石川菓業青年会とのコラボ事業調印式

2010-02-26 00:28:26 | 子育て
 本日、本学の大会議室において、北陸学院大学スイーツ研究所と石川菓業青年会とのコラボ事業の調印式が行われました。
 私の実家が菓子業(中島大祥堂、詳しくはリンク先をご覧ください)を営んでいることもあり、今回の調印式はひときわ感慨深いものがあります。    
 石川菓業青年会の皆様の磨き抜かれた匠の技と本学学生による柔軟な発想が、これからの石川県におけるお菓子の発展に大きく貢献することを心から祈念いたします。


 

本日の石川日独協会

2010-02-17 09:06:53 | 子育て
 本日の石川日独協会は、今回新しく会員になられた元吉瑞枝さんをお迎えして、「ベーター・ハントケの人と作品について」という講演会を催します。
 その予習にということで、昨日から元吉さんが訳された『幸せではないが、もういい』、『空爆下のユーゴスラビア -涙の下から問いかける-』と、
 阿部卓也訳の『こどもの物語』を通読しています。

 語学研修という名目で、学生時代にドイツに2ヶ月ほど行ったことがあります。
 細川政権が誕生したというニュースもドイツで知りました。
 もう一つ知ったことは、ユーゴ情勢の凄まじさでした。
 日本においては、まだまだ大々的に報道されていない時期だったので、自分が今ヨーロッパにいるということが恐ろしくなりました。
 しかし、それよりも恐ろしかったのは、すでに数百万人の難民・避難民が出ているというのに、ここドイツがとても平和なことでした。
 (もっともネオナチがトルコ人施設を襲撃したという事件がありましたが)

 先日、世界遺産の番組で、コソボの中世建築群を特集していました。
 その建築群はそこを空爆したNATO軍が警備しているとの話を聞いて、民族間の溝の深さを映像を通して知ることができました。

 ハントケが内戦当初から反対表明を行ってきたのは、自分がスロベニア人の母親から生まれたことと決して無関係ではなかったと思います。
 その母親の死を契機に、母親の生涯を作品化したのが『幸せではないが・・・』です。ハントケから見た母親が妙に屈折したタイトルに表われています。
 そのハントケ自身が今度は親になり、子育てしている姿を書いたのが『こどもの物語』です。これはかなり身につまされる思いで読んでいます。
 にわか通読の段階で、かつそれ以前に発表された作品を知らない私にとって今回の講演会もとても楽しみです。

 
  

蕗の薹 一つ見つけた

2010-02-12 10:07:43 | 子育て
 昨日、親子句会のお題が「ふきのとう」でしたが、子どもたちは何となくピンときていない様子。
 そこで、休みを利用して大学のキャンパスに探しに出かけることにしました。
 すると、早速斜面に一つ発見!子どもたちによく観察させました。
 ところが、例年顔を出す場所を探したのですがなかなか見つかりません。
 とうとう、この日はこの一つが最初で最後でした。