憧れの月光号に足を踏み入れたレントンだったが、しかし、そこで理想と現実のギャップに悩むことになる。ゲッコーステイトたちは、リフライダーの集まりでもあるのだが、彼らはリフをするでもなく、だらだらと日々を過ごすだけ。実は、彼らはリフもできないほどの財政難に苦しんでいたのだ。そんな中、密輸の仕事を任されたレントン。エウレカとともに、ニルヴァーシュで目的地へ向かうと、そこには州軍の大規模な演習場があった。【公式あらすじ】
クゼミ、ブラヤ、コーダの三賢人による「賢人会議」では、ドミニクによって報告されたニルヴァーシュ・タイプゼロの発動と、セブンスウェルの発現に関して議論が及んでいた。それは忌むべき過去として廃棄された、アドロックが提唱した「アゲハ計画」の計画書内にて予言されていた現象であり、この世界の今後の歴史を左右する、看過できない事件だという。コーダは、アゲハ構想を推進した罪で幽閉したデューイという男を復籍させ、この事態に対処させることを提案する。
レントンが月光号のメンバーと行動を共にするようになって7日が経った。艦内の雑用を任されるようになったものの、ちっともリフをする素振りを見せないゲッコーステートの面々に不満を感じていたレントン。聞けば、彼らにはリフスポット近くの空港に停泊するための資金もないという。理想と現実が違うことぐらい、ある程度覚悟していたつもりのレントンだが、どうしても納得できないのだった。
ミーシャはレントンの存在によりニルヴァーシュの性能が以前よりも増していることを指摘し、レントンの身体検査を行い、さらにはエウレカとともに彼をニルヴァーシュに乗せた状態で激しいマヌーバとトリックを繰り返させて、それを実証してみせた。しかしレントンは人の操縦するLFOに乗ることに慣れていなく、非透過モードのコクピットのなかで息苦しさを感じて仕方がないのだった。
テスト飛行後にエウレカは、レントンにニルヴァーシュが喜んでいたと告げた。気難しいニルヴァーシュが「楽しかった」などと言うことは滅多にないという。エウレカ自身も楽しかったと、笑顔を見せた。レントンはこの笑顔を持続させるために頑張ろうと決心する。
ゲッコーステイトの財政難は深刻で、第1食堂ではホランドが金儲けのアイデアをメンバーに募っていた。メンバーのリフをする姿を見たいと思っていたレントンは、リフ大会に出場して賞金を独占しよう、と発言するが却下される。結局、ハップの取ってきた密輸の仕事を行うことに。月光号はストロホルンに向かうこととなった。
タイムリミットに間に合うには、LFOでオールランド渓谷を縦断するルートしかない。しかしオールランドには大規模な州軍基地があり、最新鋭の兵器が配備されているという。レイラインで航空する月光号は同じルートを取れず、LFOチームのみでこれを突破しなくてはならない。ゲッコーステイトのLFOの中ではニルヴァーシュが最速であるため、物資運搬はニルヴァーシュで行い、606と909は先行して軍KLF部隊を排除する作戦だ。
当たり前のように正面から強行突入するゲッコーステイトのLFO。対空砲火がはじまり、KLF部隊が襲い掛かってくる。マシューの606はミサイルを容易く回避し、ホランドの909は太陽を背にしたカットバックドロップターンでKLFを撃墜する。激しい戦闘のなか、防衛網が何重にもひかれている渓谷をわざわざ通るのかを疑問に思うレントン。その問いにストナーが答える。「12時間前に遠く離れたサンアルシスで起こった地殻変動、それが地中を伝わり、まもなくこの先にある間欠泉からトラパーの大きな波が噴出する」あらかじめ噴出時刻を正確に予想していたゲッコーステイツのメンバーはカウントダウンをはじめた。そして、ゼロになったそのとき・・・。
ベストのタイミングで渓谷を抜けて間欠泉に到着したメンバーの前で、激しいトラパーの噴出が始まった。すごい勢いで噴き出されるトラパーは、雲を突き抜け遥か上空までたちのぼっている。ゲッコーステイトのLFOはこの大波に乗り、やすやすと州軍部隊の目前から消え去った。ようやくレントンは、ゲッコーステイトのメンバーがリフをする様を生で見ることができたのだった。
用事をほったらかしにしたことを咎められ、タルホに代わりトイレ掃除をするレントン。マシューは彼に、ゲッコーステイトのメンバーは決して金のためにリフをしないこと、そして3人の子供たちはエウレカの実の子ではないことを明かしてくれた。
そのころ、ドミニクは軍の囚人収容施設を訪れていた。かつての上官であるデューイに、臥龍雌伏のときが終わったことを告げにきたのだ。賢人会議の決定によりまもなく軍に復帰できるという。静かにフレイザーの「金枝篇」を読んでいたデューイは、そのなかから、宗教的権威を持つ王が弱体化すれば殺して新たな王を戴く「王殺し」の風習を例えに取り出してドミニクに言った。「王自らが首を差し出しているのなら、首を刎ねてやるのが礼節というものだろう?」
【今週のみどころ、ツっこみどころ】
●いきなりどこかで見たような怪しい会議。しかも、その内の一人は中の人まで同じ。だ、大丈夫なのか、このアニメ・・・。
●別冊ナイニュー。見出し「驚きのプレイ続出!」「誰も知らないあのヒトの悩み」・・・ナイニューって、貧乳のことかしらん。
●冷蔵庫に入れてるコンパクドライブ。レントンによると、冷蔵庫にしまうのはやっぱりおかしいとのこと。
●「賞品は・・・」とホランドが言いかけたときに反応した、ミーシャのなんとも言いようのない目つき。
●アイデア採用の副賞がタルホの『チュウ』つきだと発表されたときのメンバーのリアクション。誰も喜んでいないのがポイント。ケンゴーは視線を泳がせ、マシューはゲッソリ。ドギーとハップは頭に手を当て、ジョブズまで肩をすくめている。
●ハム(←違う)。どこの臓器なんだろう。やたら食欲をさそう見た目ではある。
●デューイのつけている鉄球。なんて分かりやすい(笑)! 囚人にこんな足枷つけている刑務所って、ほんとにあるの?
●今週のタイトル。結局、なにが「スイカ」だったんだろう・・・。
【初登場人物】
・クゼミ(三賢人:ジジイ)
・ブラヤ(三賢人:オッサン)
・コーダ(三賢人:ババア)
・デューイ・ノヴァク(塔州軍指令部所属:かつては中佐だったが、現在は軍籍剥奪の上、幽閉中)
・オールランド演習所の兵士たち(声はチョーさんだった)
【伏線とか】
●賢人会議・・・現政府の最高意思決定機関のようなものか。ゼーレとか禁句。
●金枝篇・・・人類学者フレイザーが民族信仰に関して記した、実在の本。「ヤドリギ」「王殺し」など、気になるキーワード満載。詳しくは別カテゴリーにて解説。
【判明した事柄・世界観】
・アゲハ構想。オープニングで一瞬だけ現れる、思わせぶりな伏線カットのあれですね。FILE No.00000156476・・・壮大なケタ数だなぁ。
・英雄アドロックだなんていうから戦士かと思いきや、レントン父は博士だった。
・デューイ元中佐の身長(183cm)と体重(73.5kg)。 ・・・まったくもって、どうでもいいな。
・この回の時点では、まだピザーラとのタイアップ企画が始まっていなかったらしい。冷蔵庫のピザ、ノーブランドだし。
・エウレカとミーシャも軍出身だった。二人一緒に軍を抜けてゲッコーステートに加入したようだ。
・トラパーは直接人の心に語りかけ、その感情を左右するといわれている・・・って、ミーシャ先生がいってましたぁ!
・ホランドが報酬について話すとき2本指を立てたが、これは200万塔州ユーロ(仮)ということらしい。結果、70万塔州ユーロ相当の金塊に化けたわけだが・・・。
・報酬の金塊は大きさからみて、300g金地金か。ここから通貨の価値がだいたい計算できそう?
【ブラヤの中の人、作品について語る】
※本人ブログより勝手にコピペ 注)インバクト→インパクトに脳内変換して読むこと
※この人といい、ミーシャといい、ウォズといい、知らないうちにスタートレック色が強まってまいりました。
夕方から、4月17日より毎週日曜日の朝7時、TBS系で放送されるアニメの新番組、交響詩篇「エウレカセブン」第4話の音声収録。
オノレはこの第4話から登場する“三賢人”の一人、ブラヤという役である。
まあ、第4話に出るとしばらく出ないし、それほど出演回数は多くないのかもしれんが、チト不気味で面白くなりそうな役ではある。
音声収録開始前に、完成した第1話を見ることができた。
正直、ロボ音痴なオノレではあるが、そんなオノレのハートに第1話の画面は、「ズドン」と強いインバクトを与えてくれたぜ。で、2話・3話と続けて見たいと素直に思った。
関係者は、「機動戦士ガンダム」を超える意気込みのようだが、何となく多くの若者の心をシッカリつかみそうな気がする。
オノレもスタッフの意気込みに応えて、ブラヤ登場のときは、チャント声を当ててガンバロウ!
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